他の毒親ブログを読むのも好きで、色々なワードで検索してはブログを発掘してくるのですが、いつも読んでいて驚くのが『この人、私と似ている』と思うと、親も自分も同世代じゃない?なことが多いです。
もちろん、毒親にも色々な種類があるので、同世代と思って読み進めても『ちょっと違うな』となることもあるし
年齢も『私よりうんと若いな』とか、その逆もあります。
先日も、何かの語句で検索した際に、すごく共感できる毒親ブログがあって、昼休みに読みながら泣くぐらいだったのですが
おそらく、書いてる方と私、書いてる方の親と私の母親の世代がいっしょなんです。
私は、昭和50年代後半生まれ、母は昭和20年代後半生まれ。
もちろん、この世代の親にだけ毒親が多い!と言いたい訳ではありません。
ただ『思考や言うことが、うちにそっくりだな』となるのです。
何でも年代で一括りにするのはいけませんが、やはり「同じ時代を生きてきた」という中ではよほど「海外で生活していた」とか「超ド級のお金持ちだった」とか、珍しい理由でもない限り、そこそこの庶民ならば、皆似たり寄ったりの考え方になるんじゃないかなと思う訳です。
先日も「バスの横入り」について書きましたが
その後有吉さんとマツコさんの番組で有吉さんが「ジジイがマナー悪すぎ」と言っていて共感しすぎて笑ったのですが
よくよく考えたら、私がもっと幼い頃って「おじいちゃんおばあちゃん」って、いつもニコニコして柔らかい印象だったような気がするんです。
私は元々、親戚付き合いがあまりない家でしたが、小学生の頃なんかはみんなおじいちゃんおばあちゃんの家に行くのを楽しみにしていたし、話を聞いても「優しい」「おもしろい」印象の方が大きかったんですけど。
その頃は「老害」なんて言葉もなかったのか、あったけど知らなかっただけか
老人を「やれやれ」みたいに感じたことも、なかったのですが。
そういった世代の方が亡くなり(私の父も年齢的にはそちら寄りだったのだと思う)
次に「おじいちゃんおばあちゃん」と言われる世代がだんだん母の年代に近付いた時
何だか急にお年寄りの印象が悪くなってきたような感じも…残念ながら否めません。
もちろん、良い人もいるのだろうけど私は若い子よりも、母世代以上の人のほうが最近すごく苦手です。
そういえばこの間も、地元駅ですぐそこに喫煙所があるのに(もちろん駅周辺は禁煙です)柱のかげで煙草を吸ってる60代くらいのおじさんが居ました。
こういう「自分1人くらい」って気持ちで居る人が多すぎるんじゃないかなぁ。
本人としては「自分1人くらい」かもしれないけれど、その年代の人がそもそも多いので、ねぇ…。
ちなみに老害っていう言葉についてすごく納得したツイートがあります。
同世代の友人とかの発言を「それ老害だぜ」と指摘すると「いやいや!俺は20年前からこういう考えだからw」と返されることがあるんだけど、老害っていうのは加齢とともに感覚がオッサン臭くなる事じゃなくて、20年間アップデートをサボったせいで感覚が時代に合わなくなっちゃった事を言うんだからね。
— 高田ゲンキ (@Genki119) June 8, 2018
「アップデートをサボったせいで感覚が時代に合わなくなっちゃった事」…深いです。
母に聞かせてあげたいです。
時代とともに、昔の「当たり前」「常識」は、廃れます。
それは、私も身をもって感じています。
もちろん、良いと思う部分は残したり従えばいいと思うけど
母からの、訳のわからない昔の「当たり前」「常識」の押し付けは、やっぱり無意味だったなと思います。
「アップデートをサボった母だったから」と考えると、すごく納得が行きます。
毒親と呼ばれる人たちの中には、アップデートをサボってきた人、たくさん居るのでは?