もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

無視できない、毒親の「世代傾向」

他の毒親ブログを読むのも好きで、色々なワードで検索してはブログを発掘してくるのですが、いつも読んでいて驚くのが『この人、私と似ている』と思うと、親も自分も同世代じゃない?なことが多いです。

 

もちろん、毒親にも色々な種類があるので、同世代と思って読み進めても『ちょっと違うな』となることもあるし

年齢も『私よりうんと若いな』とか、その逆もあります。

 

先日も、何かの語句で検索した際に、すごく共感できる毒親ブログがあって、昼休みに読みながら泣くぐらいだったのですが

おそらく、書いてる方と私、書いてる方の親と私の母親の世代がいっしょなんです。

 

私は、昭和50年代後半生まれ、母は昭和20年代後半生まれ。

もちろん、この世代の親にだけ毒親が多い!と言いたい訳ではありません。

ただ『思考や言うことが、うちにそっくりだな』となるのです。

 

何でも年代で一括りにするのはいけませんが、やはり「同じ時代を生きてきた」という中ではよほど「海外で生活していた」とか「超ド級のお金持ちだった」とか、珍しい理由でもない限り、そこそこの庶民ならば、皆似たり寄ったりの考え方になるんじゃないかなと思う訳です。

 

先日も「バスの横入り」について書きましたが

tari97.hatenablog.com

その後有吉さんとマツコさんの番組で有吉さんが「ジジイがマナー悪すぎ」と言っていて共感しすぎて笑ったのですが

よくよく考えたら、私がもっと幼い頃って「おじいちゃんおばあちゃん」って、いつもニコニコして柔らかい印象だったような気がするんです。

 

私は元々、親戚付き合いがあまりない家でしたが、小学生の頃なんかはみんなおじいちゃんおばあちゃんの家に行くのを楽しみにしていたし、話を聞いても「優しい」「おもしろい」印象の方が大きかったんですけど。

 

その頃は「老害」なんて言葉もなかったのか、あったけど知らなかっただけか

老人を「やれやれ」みたいに感じたことも、なかったのですが。

そういった世代の方が亡くなり(私の父も年齢的にはそちら寄りだったのだと思う)

次に「おじいちゃんおばあちゃん」と言われる世代がだんだん母の年代に近付いた時

何だか急にお年寄りの印象が悪くなってきたような感じも…残念ながら否めません。

 

もちろん、良い人もいるのだろうけど私は若い子よりも、母世代以上の人のほうが最近すごく苦手です。

 

そういえばこの間も、地元駅ですぐそこに喫煙所があるのに(もちろん駅周辺は禁煙です)柱のかげで煙草を吸ってる60代くらいのおじさんが居ました。

こういう「自分1人くらい」って気持ちで居る人が多すぎるんじゃないかなぁ。

本人としては「自分1人くらい」かもしれないけれど、その年代の人がそもそも多いので、ねぇ…。

 

ちなみに老害っていう言葉についてすごく納得したツイートがあります。

 

 

「アップデートをサボったせいで感覚が時代に合わなくなっちゃった事」…深いです。

母に聞かせてあげたいです。

 

時代とともに、昔の「当たり前」「常識」は、廃れます。

それは、私も身をもって感じています。

もちろん、良いと思う部分は残したり従えばいいと思うけど

母からの、訳のわからない昔の「当たり前」「常識」の押し付けは、やっぱり無意味だったなと思います。

 

「アップデートをサボった母だったから」と考えると、すごく納得が行きます。

毒親と呼ばれる人たちの中には、アップデートをサボってきた人、たくさん居るのでは?

季節の変わり目の大イベント

先日、やっと!毛布を洗濯し夏布団を出してきました。

早く仕舞わないと、と思ううちに梅雨に入ってしまって、毛布以外をまだ仕舞えていないのですが。

 

使わないのはシーズンごとに布団圧縮袋に仕舞います。

私はこの、布団を洗ったり干したり仕舞う作業が、好きではないです。

これは実家にいた頃からです。これは別に母にやらされたから、ではなくて、幼い時からただ好きじゃなかっただけだと思います。

昔から「大きく体を動かす」ということが嫌いなのです(洗車とかも嫌い)

 

元々嫌いな作業なんだけど、布団圧縮袋に収納する時は、母を思い出してまた嫌な気分になります。

 

実家にいた頃、母はいつも布団を仕舞う時期が近づくと「そろそろ布団圧縮するから!」と、騒ぎ始めていました。

「するから!」は「手伝えよ」と等しく、特に日を決められる訳でもないのだけど

『そろそろかなぁ』と思うと、嫌~な気分になっていました。

 

「今日やる!」と言い出したら、朝から母がピリピリし始めるのです。

それがものすごく嫌だったんです。

別に何十枚も布団がある訳でもないし、今思うと一体布団圧縮がどんな大イベントなんだよって感じですが…

 

大体、今1人で暮らして、布団の準備をして、こんな簡単なことをいちいち娘を呼び付けてまであんなに騒いでやってた意味。ってほんと真顔になります。

 

布団の圧縮以外にも、1人で暮らすようになって全てを自分でやるようになって『母って、何をあんなに大げさに騒いでいたのだろう』と思うことが、とにかく多いです。

 

圧縮袋に入れるのなんか、1人でできると思うんですけど、なぜか私を呼び、その割に自分の思い通りに入れたいので「やっておいて」ではないんですよね(言うて、次開ける頃にはどこに何が入ってるか母も覚えてないから、結局全部開けるんですけどね)

だったら「たりの好きな時にやっといてな!」でもよかったやん。と思ったのはつい最近です。

 

母からは時々「たりと一緒にこんなことしたの、楽しかったな」とかLINEが来る時があるので、きっとこういう日常の「共同作業」の思い出が、好きなんだと思います。

 

私は、とくに思い出したくもないので、そのLINEには返信はしません。

しないと怒るから、嫌々やっていただけなので。

親の言葉が脳を傷つける?

先日、こんな記事を見つけました。

 

news.nicovideo.jp

 

この記事を見て、どうひいき目に見ても、私の母は思い当たる節が多すぎて…

やはりがっかりしました。

 

 

命令や指示

この記事の中で、一番思い当たるのは、これでした。

記事内では「どうしてもひと言、言いたいことがある場合は、命令や指示という形ではなく、「~してみたら?」といった提案の形を取ってみるといいかもしれません。」と表現されていますが、これは私の母が一番できなくて、本当に嫌いだった部分です。

 

基本的に相手に「おうかがいを立てる」というような言い方をできない人なので、ほぼ全てが命令・指示口調でした。

(そして言う通りにしないと、キレられます)

 

 

不必要な質問

主に「どうして」「なんで」から始まる質問

これもよく言われました。

「何でお母さんの言う通りにできへんの」

もう20代も半ばのいい歳の娘に向かって、本気でこんなこと言うんです。

今思うと、ありえないですよね(笑)

 

「それは質問というよりすでに詰問です。子どもは、自分の考えを否定されているような気持ちになるでしょう。」

本当にそう思います。

そのせいで『できない自分はだめな娘なんだ』と、本気で思っていましたしね。

 

 

夫婦仲の余波

記事にあるような

「あなたがいるから離婚できない」「あんたのためにパパと別れない」

こういったセリフは言われなかったですが

記事内では「夫婦の問題の責任を取らせるようなことを、子どもにしない。」とあります。

 

母は、自分の意思で歳の離れた夫と結婚したのに、それに伴う苦労を娘の意向も聞かずに「金があったら文句ないだろう」という感じで、押し付け、正当化しようとしました。

このことも、やはり私は許しがたいなぁと思います。

母の場合「歳の差婚」という、ある意味人よりかは「ハンデ」的な要素を背負って生きる自覚があったのなら、せめてそれを娘に丸投げしようとは、しないでほしかった。

 

 

励ますつもりが逆効果の言葉

「どうしてできないの」「もっとできるはずだよ」

これはさっきの「何でお母さんの言う通りにできへんの」と、似ているかな。

 

ただ、母は娘が力をつけても困るので(自分の思い通りに押さえつけられなくなる)「もっとできるはずだよ」というような励ましっぽい言い回しはしなかったです。

いつも娘の力や知恵をやたらと低く見積もり、下に見ている傾向があったので。

 

 

度が過ぎる謙遜

「この子は本当に集中力がなくて・・・」こういうことは、あまり言われた記憶がありません。というか、これって娘を他人に紹介しているみたいな光景が浮かびますが、こういうシチュエーション自体、あまりなかったという方が正しいかな。

 

母が誰か別の人が話しているときは『入っちゃいけない』感じがしていたので、挨拶もせず別の場所で待機、が私の中ではデフォルトだったせいかもしれません。

tari97.hatenablog.com

 

 

 

冒頭の

子どもが失敗した時「だから言ったじゃないの」

これも思い当たる節がありすぎます。

特に自分がしろと言ったことを、私が反発して失敗した時なんかは絶対と言っていい程言われました。

またそれを言う時の母が鬼の首を取ったように言うので、それも嫌いでした。

失敗した事実に対してこのようにこき下ろすことよりも、次はどうしたらいいか?とか他に親として言うべきことって、いくらでもありますよね。

 

 

この記事の中で、たったひとつ母にあてはまらなかったのは

きょうだいを比較する言葉

これだけでした。

 

tari97.hatenablog.com

 

記事の中では、こういった言葉が「脳を傷つける」と、何とも恐ろしい表現ですが

少なからず、脳(というか心?)に悪い影響があったことは、明確ですね。