もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

漏れ出る、母の「本音」

私は、実家にいた頃、理由がよくわからないことでもとにかくよく怒られていました。
今でもたまに1人でいる時に、母が怒る直前の「機嫌の悪い時の声のトーン」で、私の名前を呼ぶ声の空耳が聞こえることがあります。

普通、逆だと思うのですが、私が20歳を超えて歳を取れば取るほど、どんどん母の私への依存と、束縛が強くなったんです。

内心、鬱陶しいなと思いつつも、やっぱり娘としては「心配してくれているんだな」と思う…いや思いたい訳です。

だからずっと、子どもの頃怒られていたことも含めて「娘の為を思って言ってくれてるんだな」と思うようにしていました。

ただ、前回の記事

tari97.hatenablog.com

の最後に触れましたが、残念なことにある時から『お母さん、私の心配をしているんじゃなくて、自分の心配をしているな』というのが母の言葉の端々から、気が付いてしまったんです。

最初は「アンタが心配やねん」と言い、そこで終わればいいものを、ダラダラと説教を続けるもんだから

「アンタが何か事件に巻き込まれて責任取らなあかんようになったら母さんどうするの!」

「アンタに何かあったら〇〇(母の兄弟間で、一番権力のあった親戚)に、母さん何言われるやら…」

…誰の心配してるんですか?

 

母の怒りの原因はほとんどが「ややこしいことに巻き込まれて、責任を負うのはごめん」「親戚や職場の人に、子育て失敗したなと思われたくない」からだったみたいです。

一番かわいいのは、ほかでもない「自分」だったのです

 

しかも、母からは「こんなんじゃだめ」とか「もっとしっかりしろ」とか、常に言われているので、自分はお母さんに心配かけてばかりの、出来の悪いダメ娘なんだと本気で思い込みます。

何でこんなに簡単なことに気が付けないんだろう…

本当に毒親の毒って恐ろしい…。