母が、私が出かけることにいい顔をしない理由には「自分はいつも大変でしんどい思いしているのに!」という気もあったのでしょう。
少し続きますので、前の記事2つも合わせてお読み頂けるとわかりやすいです。
⇒ 母が私を縛り付けはじめた頃の話
⇒ 漏れ出る、母の「本音」
母は、自分が出掛ければ上機嫌で、土産話も聞け!といわんばかり、かたや娘が出掛けると言えば、何だかこちらが悪いことをしてるかのように、化粧が濃いだの、服が派手だの、こんな時間から出掛けるの?だの、何かと難癖をつけて、楽しそうにしている娘に罪悪感を植え付けるんです(毒親あるあるすぎる)
そんな母の目をかいくぐるために、色々なことをしてきましたが、過干渉親育ちの方は、共感して頂けるのではないでしょうか。
まず、これは鉄則ですが、家の前まで車やバイクで来てもらわない(男女関係なく)
少し離れた場所で乗り降りして、うちの前を通らなくて済むルートで来るなり帰るなりしてもらう。
どんな人と会ってるか見たいが為に音や気配で玄関から出て来たりする場合があるからです←出てきたら色んな意味で長いしめんどくさい
化粧については「男と遊ぶんやろ!派手な化粧して。見てたら気分悪い!」
…一応言っておくと、私は昔から薄化粧派です。それを言われた時も、つけまやカラコン等もしてないし、どこが?です。
そんなイチャモンをつけられるので、化粧道具を持ってほぼすっぴんで出て、駅やデパートのトイレでメイクしていました。
胸元があいてる!(大してあいてないですよ)と言われるので、上着を羽織ってファスナーやボタンをきっちり上まで閉めて出たり。
夜から出掛けたら不機嫌なので、待ち合わせよりだいぶ早めから出て、外で時間を潰したことも。
ちなみにこれは私が22歳頃から30歳前までの話。
あとは「遊びに行くなら、これくらいはしろ」みたいなこともよく言われたな~。
楽しそうなのが気に入らないのか?楽しみの代償みたいな感じなのか?
娘が「遊びに行く」って言ったら、例えば家事が当番制であっても「じゃあ私がやっとくよ」って、普通言いません?
私が親なら、言うように努めるけどな。
学生時代、当番制でもなく、私が毎日お風呂掃除担当だったのですが、明日彼氏と朝早くから出掛けるというときでも「明日、風呂洗ってから行きや!」と、前日にわざわざ言われて、結局朝の7時前くらいから、冬の寒い朝に風呂掃除しました(うちは皆風呂が遅いので、夜中には洗えなかった)
どうせその日も、日中父と母は家でゴロゴロしているだけだったのに…
そのせいで少し遅れてしまって「ごめん、風呂掃除してた」と言うと、彼氏は「え?この寒いのに?こんな朝から?」と怪訝な顔をしていました。
そんなだったので、もちろん帰ってからも「楽しかった~!」オーラを消す努力をしていました。
そんな生活を10年近く続けていたので、完全に母に合わせすぎて感情が麻痺した頃になると、おいしいものを食べて帰っても「たいしておいしくなかったよ」と機械的に言うことが癖になっていて(言っておけば、母の機嫌が良い)、家ではほとんど自分の感情を出せなくなっていました。