最近、ちょっと野暮用で実家にちょこちょこ行くことがあるのですが
あらゆる箇所の掃除が行き届いてなくて、ドン引きしています。この記事にも書きましたが
元々母が片付けが苦手なのはわかっていましたが、あそこまでできない人だったとは思いませんでした。私が実家にいて掃除してた頃、どれだけキレイだったか思い知りました(笑)
清潔に暮らそうが、不潔に暮らそうが勝手ですが、自分のできないことを偉そうに命令して私にやらせるのが当たり前だったんだなということにめちゃくちゃ腹が立って仕方ない。
母は「清く正しく美しく。真面目に、質素に、家庭的に」で暮らせていると思っていたのでしょうが、今思えば「偏りすぎ」です。母ができたのは、料理とお金の管理だけ。あとの、家をそれなりに保つ作業は、家族に高圧的な態度でやらせていただけでした。
あの母を、家庭的と評価するには甚だ疑問。
その割に、とにかく「家庭的でない」人を異様に貶すところがありました。
料理のできない女性を貶すことも、この記事で書きましたが。
なので、とにかく水商売とか夜の仕事をしている人を差別するような発言も多かった気がする。
例えば、高校生くらいになると色気づいて、香水とかつけ始めるじゃないですか。
私も、高1くらいのときに香水を買ってつけてたんですが、まぁこれも今思うとイタいのですがついついつけすぎちゃうんですね。
それである日「アンタ、最近その匂い何や」と言われて正直に『香水』と言いました。
咄嗟に『あ、何か言われるな』と感じたので『クラスの男子の汗臭さに耐えられへんから、ごまかす為につけてる』と言い訳しました。
すると「香水なんか、高校生のつけるモン違うわ!」に続き、そんなんは夜の商売してるねーちゃんがプンプン匂いさせるもんや!みたいなニュアンスで言われて『?』でした。
つけすぎには気をつけなさいよ。とか、休みの日だけにできない?とか、何とでも言い方あるでしょ(笑)
あとは昔、バイト先の同僚の話を母にしてて、〇〇さん(女性)が煙草を吸うという話になったら「〇〇さん、煙草吸うんか」⇦何か言いたげ
もう1人一緒に働いていた△△さん(女性)もスモーカーだったのでそれも話すと「何や!2人とも煙草吸うんか!アバズレやな!」
いつの時代の考えだよ(笑)
私が『一人暮らししたい』と初めて相談した時も『実家の近くに住む』と再三言っているのに、どれだけこの辺が治安悪い設定なんだよ?みたいな話をされて(ちなみに実家は山を切り開き作られた、ニュータウン的な街です)
私が『いやいや、この近くやねんから、母さんも治安悪くないのわかるやん』って言っても、この辺の治安がどう、とかではなく「若い女の一人暮らしなんて、銀座やそんなとこの飲み屋で働いとるぐらいの、何でも知っとる女にしか無理や」とか…
進学や就職で親元を離れる人なんてごまんといるけど、その人たちはどうなるのか?(笑)
書いてて本当に恥ずかしいですけど、全部実話です。
多分、母は「住む世界が違う」的なことを言いたかったのかなと思います。
ただ、どうしても、そういう人を下に見て「清く正しく美しく。真面目に、質素に、家庭的に」暮らす自分の方が評価されて当然!というニュアンスがあった。
これも、結局他者を下に見ないと、自信がなかったんだろうなぁ。
私は、その人が選んでやっている仕事に上も下もないと思うし、そもそも他人を使って優劣をつけることに興味がないので、昼に働こうが夜に働こうがその人の自由やん。で終了なのですが。
母は時々、何か恨みでもあるの?というくらい、自分と真逆の生活や職業の女性を貶す傾向がありました。
今思うと「昔、母さん、映画見て、極道の妻になりたかったの」とか、あほみたいなことを言っていたあたり、きれいに着飾り、男性に貢がれてキラキラして見える、表向きの部分だけを羨ましく思って、嫉妬していただけじゃないの?とも考察しています。
お料理もできて、倹約家の私は「家庭的」!だから、そうでない人より幸せになれる!と思いたかったのでしょうね。
少なくとも、もう少しお掃除できる人のほうが、もう少し料理下手でも「家庭的」と言えるんじゃないかなぁ(笑)