もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

こういう気持ちのまま生きるのは危険だなと感じたこと

前にも書いた、私には環境が全く合わなかった職場で、私を目の敵にするBBAとはまた別に、とても気になる「Fさん」という人がいました。悪い意味で、です。

tari97.hatenablog.com

Fさんは私の4~5歳下なので、社会人経験もそれなりにあったのですが『ちょっと確認すればわかるやん…』みたいなことをやっては、仕事を止めるタイプでした。

(例えば、メールが送れない!と言うので見たら、アドレスに全角が混じっているとかそんなレベル)

そういうミスをちょこちょこと起こすので、塵も積もれば…でFさんのフォローに皆結構手を取られていました。

本人に悪気はないので、周りもやんわり指摘するのですが

一番気になるのが、Fさんは「やりましたよ!?」「私、ちゃんとやりました!」と、時々すごい勢いで言い返すんです。

いや…事実、できていないから指摘しているわけで(汗)

私はこれを言われるのが不愉快極まりなかったので、ある時からFさんには仕事を頼まなくなりました(頼んでも、余計ややこしい状態で返されるし)

 

Fさんは怪我か何かの後遺症?で思うように体が動かない日もあるらしく(目に見える障害はない)最初は『本当に辛いんだなぁ。大変な怪我をしたんだなぁ』と思っていたのですが

「私…足引っ張ってますよね」「頑張る気持ちはあるんですよ!なのに…」とかって定期的に泣くんです。

だんだん『もしかして、仕事ができない自覚はあって、それを " 後遺症 " で同情をかってごまかしているだけでは?…て言うか、泣くのはいいけど手動かしてほしいな…』と、ひねくれた考えしか浮かばない私でしたが

 

周りはそれが始まると「そんなことないよ~」「仕方ないよ~」と一斉に慰め始める。

 

これ、私の一番苦手な流れだったんです。

慰め方がわからないのは⇩の記事参照。

tari97.hatenablog.com

私は『よそはよそ、うちはうち』な性格なので、そこまで他人を意識することってないのですが(なので、冷たいともとられる)

Fさんの存在はとてもダメージが大きかった。

おそらく、Fさんのやることなすこと『私の家だったら、全部許されていなかったよ』なことで、それを「職場」というオフィシャルな場で堂々とやれる、その神経に腹が立って、嫉妬したのかと。

 

例えば、母相手だったとして

どんなレベルでも間違ったら ⇒「ちゃんと確認せんかい!」(アドレスが全角レベルのしょうもないミスなら更に「アホか」と罵られる。もう、人間失格レベルで)

「やりました!」と反論 ⇒「できてないから言うとんじゃ!やってから言え!」

後遺症で泣く ⇒「そんなもん、泣いたってしゃあないやろうが」

おそらくこんな感じ(笑)

 

職場でそんなこと堂々とやるFさんは、きっと家でもやってるんだろうな、そんなこと言っても怒らない親だったんだろうな。よそはよそ、うちはうち!と思おうとしたけど

さすがに、入社してすぐ『うちでは許されなかったこと』をいとも簡単に3つもぶっこんできたことを、さらっとは受け流せなかった。

 

 

けれども、Fさんは持ち前の明るさで、みんなから何となく可愛がられて。

私は、言われたことはきちんとやって、Fさんの尻拭いまでやってるけど、とくに評価される感じもなく。

さっきの「Fさん慰めタイム」には参加したくなくて、なかなか馴染めず、何だかバカバカしくなってしまって。

プライベートな関係なら距離を置けばいいけど、この人と机を並べて仕事するのは、今の自分には正直きついなと、その時思いました。

 

実は心療内科で号泣したのは、これも一因だと思っています。

先生は「たりさんみたいなひとの頑張りを、僕みたいにわかる人間はいるし、評価はしてくれているはずだよ」と言ってくれたし、頭ではわかっているのですが

 

どうしても自分だけが貧乏くじを引いているような悔しさから、抜け出せなかった。

 

悔しい、恨めしい、嫉妬。

こういう気持ちって本当に人の心を貧しくさせます。

 

『そんなことうちでやったら死ぬほど怒られる』ようなことを平気でやる人に、どうしてもイラっとしてしまうの、いい加減卒業したいです。

もちろん、うちの「死ぬほど怒られるポイント」が多すぎるので、平気でやる人が大半なんですけどね(笑)