もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

トラウマレベルで嫌いになってしまったこと

私は、掃除機をかけるのが大嫌いです。

「掃除」が嫌いなのではないのです。

部屋じゅうを掃除機をかけて回る、あの行為が大嫌いなのです。

 

多分理由は、実家で嫌というほどやらされたからではないかな?と思っています。

 

1人で暮らし始めた時、お金に余裕はなかったので必死に安い電化製品を探しましたが

わりと早い段階で高いなと思いつつも、ルンバを買いました。

もう一生「自分で、掃除機をかける」というのを、やりたくなくて。

 

実家にいたとき、母に言われて、二階建ての家の全部の部屋の掃除機がけをさせられていたのですが

何故か実家の掃除機が異様に重かったのです。

別に、めちゃくちゃでかい家とかでもなかったのですが、それを持って階段を掃除するのが本当に辛かったんです。

 

『掃除機がけだけでも分担制にしてもらえませんか』と私は頼みましたが「母さんは、ごはん作らなあかんから、無理や。分担なんか言われても困る。アンタがやったらええやないの」で終了。

(正確には、母は、料理「しか」してなかったんですけどね)

tari97.hatenablog.com

拒否すると癇癪を起こすので、本当にあほみたいな話なんですが「断る」とか「やらずにほっとく」という手段は毒親相手には通用しません。

ほとほと疲れ果てて、母の決めたペースややり方で、これ(というか、料理以外の家事全般)をやらされることから逃げたかったのも、家を出た理由のひとつです。

 

ルンバを買ってからはずっとあの姿勢をしていなくて忘れてたんですが

最近の職場がカーペットなので出勤した日は掃除機がけしてって言われたのです。

まぁもうあれから何年も経っているので掃除機はずいぶん軽くなっていますが

 

職場で掃除機がけをしていた時にふと気付いたんです。

 

私、めちゃくちゃ肩と腰に力を入れて前かがみになってかけてたんですよ(笑)

地面に穴掘るの?ばりにw

 

持ち手ものびるし、身長も150ちょっとしかない私がそこまで前かがみにならなくていいよなと、ふと普通の姿勢に戻り、『何で私こんな必死な体勢でやってるねんw』と自分につっこんだ時に思い出したんです。

 

私が家で掃除機がけしていたとき、母は時々見張りに来るんですよね。

普通の姿勢でスイスイかけていると「もっと力入れてやらんかいな!」とダメ出しされたんです。

なので、だんだん『母にいつ見つかっても文句言われないように』不自然に前かがみになって、一点を見つめてものすごい力で掃除機がけしてたなぁと思い出しました(笑)

多分、それがそのまま癖になっていたのでしょう。

 

だから、当時あんなにヘトヘトになってたのかもしれない(笑)

 

多分、他にもこういう『母に怒られるのを阻止する為の過剰なパフォーマンス』があると思います。

思い出したらまた書きます。

 

にしても、書いててやっぱり腹立つわ(笑)