もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

「文句・悪口」と、単なる「意見」の線引き

私はよく母から「アンタはすぐ文句言うからな」と言われていたのですが、ずっと『母に言われたくないんだけどな』と思っていました。

時々『私そんなに(文句)言うてないやろ』と言うと「アンタも(私と)一緒になって(文句)言うてたやん」「あれ嫌、これ嫌 すぐ言うやん」と言われます。

ずっと母にはそう言われてきたので、そうなのかな?と思っていました。

 

しかし最近気が付いたのですが

母って「文句」と「意見」の線引きができてないんじゃないかなと思います。

おそらく、母が「アンタも言うてた」の中の「文句」は、私にとっては単なる「意見」の場合も多くあったと思います。

それが「ネガティブなニュアンス」だと、全部が「文句」とか「悪口」に変換されるのかな?と感じました。

 

私は元々争いごとが好きではなく、喧嘩は最終手段だと思っているし、ちゃんと話し合って解決できればそれが一番いいと思うタイプなので、昔は偉そうにしていたと書きましたが

tari97.hatenablog.com

「表現方法が乏しく、とげとげしかった」だけで、いつもいつも『喧嘩してやる!クレーム言ってやる!』みたいな気で暮らしていた訳ではありません。

 

ただ『あれは自分は嫌(やりたくない)』とか『私は嫌い(良いと思わない)』という意見はわりと言う方だったので、母にはそういうニュアンスの言動も、全部「文句」とか「悪口」ととられていたのかも知れません。

 

となると「アンタはすぐ文句言う」と思われてもまぁ仕方ないか。とも思うのですが。

 

そう考えると、元親友も似ているところがありました。

 

例えば『夫婦で自営業って私には無理だと思う』というニュアンスのことを話したくて『朝から晩までずっと一緒に過ごすのは私にはできない』と言っていると、元親友も同調するのですが、なぜか途中からだんだん「夫婦で自営業するヤツとか頭おかしいやろ」とか「何が楽しくて朝から晩まで旦那とおらなアカンの?きも~」みたいな方向に話が行くんですよね。

 

私は『自分にはできない』と言いたいだけなのに、元親友は「夫婦で自営業してる人全員を貶す」みたいになるんですよ。

 

結構こういう流れになることが多くて、毎回『あれ?そこまで言ってないんだけどな』『そう取られてしまったかな』と思って、まぁ元親友の意見はそうなんだろうなと思って、やんわり話題を変えるという感じでした(ただ、話題を変えてもすぐそういう流れに行ってしまって疲れる)

 

他の友達に同じように話してて、同調する人たちがいたとしても「わかる!私も無理だ~」とか「家に帰ってもまた一緒は、私もきついかも」とかそれくらいで終わるんですよ。

そうそう、私はこういう風に話したいんだよ、と思って、この違いは何なんだろ?とずっとモヤモヤしていたんですが、やっとわかった気がします。

ずっと、私の言ってたのも悪口なのかな~と思っていたけど、やっぱり、私が言ってたのは単なる「意見」です。

別に私は「夫婦で自営業」されている方を、貶したり見下したい訳ではないのでね。

 

ちなみに、すぐ貶す方向に持って行く元親友には少しでもネガティブなニュアンスだとそうなるのかな?と思って、途中から『これはいいね』『あれはきれいだね』と、ほとんどの言葉を肯定的に!ポジティブに!表現してみてはどうか?と実践しましたが、すぐに「貶す方向」に流れを変えられてしまうので、意味なかったです。

 

相手を下に見ることで安心感を得たり、優越感に浸る人ってそれがデフォルトなのかも知れないですね。

多分、母もそのタイプなのでは?と思っているので、この2人って似ているかも知れません。 

 

そう言えばその元親友にも言われました。

ちょっと言い過ぎじゃないかなーって思ってそれを伝えると「たりだって(悪口)言ってたじゃん」と…(汗)