もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

お母さんの言う通りにしろ。さもないと…

タイトルは、去年放送された脅迫するドラマの決めゼリフを引用しました。

 

母の子育てって「きょうはく」だったよなと思って今回の記事を書くにあたり、ん?脅迫?強迫?となって、調べてみました。

 

某質問系サイトより、簡単にですが

「脅迫」は、おどして実行をせまること

「強迫」は、無理強いによって自由意思を妨げること

 

なので、ドラマのほうはタイトル通り「脅迫」ですね。

母の「きょうはく」…どちらも当てはまっていると思います。

 

どちらかと言うと「強迫」は、自分に向けてやるイメージがあります。

母は典型的な昭和の「ねばならない」で自分を追い込み、一人で勝手に苦しんでいたタイプ。

まさに「強迫観念」という感じです。

 

ただ、今回思い出したネタは「脅迫」のほうでした。

 

母は、学生時代のお弁当も手抜きをせず作ってくれていました。

母はそれが自慢だったみたいですが、無理していた時もあったのでしょう。

手の抜き方を知らないので。

 

例の「女中やあらへんで!」タイムでも、常々「弁当作るんがどれだけ大変か」とも言っていたので

tari97.hatenablog.com

何度も『私は冷凍食品も好きだよ』とか、できるだけ母の負担を減らすような声かけをしましたが母は自分の設定したハードルを下げられないので

tari97.hatenablog.com

「お弁当はこうでないと」と自分をガチガチに縛り付けていたのでしょう(まぁお弁当以外も、万事がこれですけど)

だからいつも「こんなにやってるお母さん!」と自画自賛して気持ちいい反面、物理的なしんどさでイライラしていたのだと思っています。

 

下ごしらえしたから昨日は何時に寝た!とか、今日は何時に起きてこれだけ作った!とかいつも聞かされていました。

確かに母のお弁当はおいしかったけど、わざわざ家族にしんどさを主張してイライラしながら作るくらいならたまには『今日は手抜きでごめん』と言って穏やかにいてくれた方がよかったな…と。

まぁ、これに関しては私自身誰かにお弁当を作る役目になったことはないので偉そうなことは言えないですけど。

 

今回、気になったのは「脅し」のほうです。

 

学生時代、家に帰ってすぐ洗濯物の取り込みと、ご飯を炊くのは私がやっていたので、自分のお弁当箱もそのタイミングで洗っていましたが、たまに帰りが遅くなったりして、お弁当箱を流しに出すのが遅くなった時、母がよく言ってたのが

 

「早よ弁当箱出しや!出さな次から作れへんで!」

 

何度も言って、出さなかったとかならまだしも…その脅しみたいなセリフ、それが一言多いねん。と最近思ったんです。

 

母は「こうあるべき」と自分を「強迫」し、いっぱいいっぱいになったら他人を「脅迫」していたみたいな気がします。

 

母は「〇〇せな△△したらへんで(してあげないよ)!」とよく言ってました(ちなみに、その逆の「〇〇したら、△△してあげる」バージョンもある)

 

タイトルのような「さもないと…」の後に続く母の言葉の中には、今思えば『いや、それは親としての義務やで』ということもありました(ご飯作れへんで!とか)

お母さん、この家出て行こか!とかもすぐ脅すみたいに言ってたなぁ。

今思えば『ないないw』ってわかることも、子どもは本気にしますからね。

言っていいことと悪いことがあると思います。

 

お母さん、娘に偉そうな態度を取るのをやめなさい
さもないと、一人寂しい老後を過ごすことになりますよ

 

私、家を出る前に母に言ったんですけどね。