もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

アドバイスという名の押し付け

過干渉親は、子どもを自分の都合の良いように動かさないと気に入らないのに加え

自分の考えがこの世で一番正しいと本気で思っている節があるので、本人は単なる「アドバイス」のつもりが死ぬほど大きなお世話・お節介になるし

こちらが折れて聞き入れるまで、ものすごい押し付けられていたなと思います。

これは今まで何度も書きましたが

 

その逆で

こちらがよかれと思って言ったりしたことも、自分の都合の悪いことは徹底的にスルーしたり、素直に聞き入れない傾向があるように思います。

 

母の助言を聞かずに失敗したら、それはもう鬼の首を取ったように貶され、なじられますが(まぁ助言を聞いて失敗しても、ボロカス言われるんですけどね)

 

では、子どもが母に助言をしてそれを聞く耳を持たなかったがために失敗した時母はどういうリアクションなのか?というと

子どもにはあれだけ、死ねと言わんばかりになじるくせに

華麗にスルーするんですよね(笑)これも本当に腹が立ちます。

 

 

昔、母がゴルフをしていた時があり、暑くなってきた頃に母がゴルフの時にもお茶ばかり飲んでいたので『もう少し暑くなってきたら、スポーツドリンクの方がいいんじゃない?お茶は運動の時には適さないって見たよ』と、アドバイスをしました。

 

事実、夏になればあれほど熱中症での事故が起きているので、母も知らない訳がありません。

 

けれど母は『スポーツドリンクの味、嫌いやねん!』と、私のアドバイスを一蹴。

 

母は口に入れるものに異様にこだわりがあるので、自分の嫌なものは絶っっ対に口にしない傾向があります。今回の年末の病気も「健康」よりも「自分が食べたいから!」を優先しすぎたことも一因だと思っています。

話がそれましたが

 

とうとう、ある日母が具合が悪そうにゴルフから帰ってきて、案の定軽い熱中症みたいになったようで、帰ってからもぐったりしていました。

 

母は「お茶飲んでたのに!」と何回も言ってたけど、私は『言わんこっちゃない』と思いました。

その時はまだ実家にいて、母親には反発していた頃だったので『だから私、前も言うたやん』とは、さすがに言いましたが

『次からスポーツドリンクにしたら』と、アドバイスすると、完全に気に入らなさそうな顔になり、無視(子どもかよw)

 

しかも、腑に落ちないのが

母があれだけしつこく、こちらが折れるまで助言(と言う名の押し付け)をしていたのは、大半が「心配しているから」ではなく「自分が面倒なことに巻き込まれたくない」というのも、ある時わかった訳ですが(前回の記事参照)

私はいつも本気で母のためを思って言っていたのにな、ということです。

 

こういうことを考えていると、

私って自分のことをずっと冷たくて酷い人間だと思っていたのですが

実はめっちゃ優しいん人間なんじゃ?と思う時があります(笑)

 

ちなみに、母は自分のことを「もの言いはきついけど、根は優しい」と、自分で言っています…(笑)

 

ほかにもこういうエピソードがあるので、また書きます。