もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

背中を押してくれたひとこと

毒親の元から逃げたいのに逃げられずに、苦しんでいる方もまだまだたくさんいるのだな~と思うと、胸が痛くなります。

 

私も、家を出たいけれど、どうやって?と悩み抜いたうちの1人だし、気持ちは痛いほどわかります。

DVのシェルターはあるのに、何で毒親のシェルターはないのか😑

 

家を出た今でこそ『出てよかった』『何でもっと早く出なかったのかな』とか簡単に言えるけれど、その、最初の一歩を踏み出すのはとても怖かった。

 

けれども、背中を押してくれる「何か」があったから、踏み出すことができたのは確かです。

 

今回はそのお話です。

 

今でも、友人として時々会っているコウさん(仮名)。

以前の職場で出会った人です。

たまたま、コウさんが不動産のお仕事をされていたので、実家から逃げる為の物件探しを手伝ってくれたのですが、実は家を出よう!と決心をしたのはコウさんのある言葉がきっかけでした。

 

実家にいた頃、父はまだ生きていましたが年齢的にも長くはないとも思っていました。

そんな時、私は家を出ようか、どうしようか…とコウさんにずっと話していました。

今思えば、かなり長期間うだうだと『出ようか、でもな』の押し問答をやっていた私に、よく付き合ってくれたな、と思うのですが。

 

ある時「でもお父さん亡くなってから、さぁ家を出よう!って、できる?今より出にくくない?」と、コウさんに言われました。

今思うと、考えたらすぐわかりそうなことなんだけど、当時は母が嫌すぎて「父が亡くなる」ことまで考えが及ばず、目が覚めるような感覚でした。

(;゚д゚)⇦ マジでこの顔になった感じ

その時、おしりに火がついたような気がしました。

(多分、もっと前から火はついていたんでしょうけどw)

 

その後すぐに手ごろな物件を見つけ(おしりに火がついてからは、早かった)

ここに決めたいなぁ…でも…母という最後の砦が待っている……と頭を抱えていた時にコウさんが笑いつつ、何気なくまた一言。

 

「でも、うちの娘が将来こうやって、知らない間に賃貸物件見に行って契約までしようとしてたら僕ちょっとショックやろなぁ(笑)」

コウさんには娘さんが1人います。当時まだ小学生でしたが。

けれどその「親側の意見」がすごく大きかった。

私はコウさんは、わりといい意味での放任主義っぽく見えたので『え~!?コウさんでも、ショック受ける?』と聞くと、そりゃあね~と言ってました。

 

私の決心が固まった瞬間でした。

今でもその時の『よし!やろう!』と思った瞬間は忘れません。

 

私は母親が大っ嫌いだったから、どうしても嫌な思いをさせたかったんです、当時。

「復讐」の気があったのでしょうね。

そうか、毒じゃない親でも、ちょっと堪えるのか。と思うと、うちの親相手になら十分やる価値はある!なら、死ぬ気でやってみよ!と思ったのです。

 

けれど、あの時何気なくコウさんが言ったあの言葉を聞いてなければまだ私は実家に居たかも知れません。

 

きっかけって、こんなくだらないことの場合もあるんです。

 

コウさんは言ったことを多分忘れているだろうし、どちらも外食中に、さらっと言った言葉です。

 

当時、他にも色んな人や質問サイトで聞きまくりましたが、ここまで刺さる言葉はなかった。

 

だから、もし、家を出たくて悩める人がいたら、刺さる言葉を探すべく、自分の気持ちを色んな人や場で発信して頂きたい、と思います。

 

と同時に、腹立つ!クソ!という気分に汚染されているのはすごくわかるのですが

いったん置いてみて、近い将来、どうなるのか?も考えてみると良いかもしれません。私は母に腹が立つあまり、そこを見落としていたので…