もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

羨ましいと思う対象が、いつも「親のこと」な件

基本的に、あまり他人に対して妬んだり僻んだりしないし『よそはよそ・うちはうち』なタイプの私ですが、親のことになると途端に『いいなぁ』『羨ましいなぁ』と思うことが多々あります。

 

一番『いいなぁ』と思うのは、進学や就職で実家を出た若者が、家事全般を1人でやって「親のありがたみがわかった」「お母さんて、すごい」「いつもありがとう」などと言ってるのを見聞きしたとき。

 

私は家を出て、そんなこと思うどころか家事を自分のペースだけでできることがこんなに楽なのか!と、そっちの感動だったので…

 

私はずっと自分のことを「家事嫌い」と思っていたけど、母からあれこれ言われながら家事をすることが嫌いだっただけで

おまけに、母の場合その「口出し」のレベルが異常なので

正直あれだけ口出しされたら、好き・嫌い以前に、誰でも嫌になるよなと思った次第です。

⇩ にも書いた通り、母は「やっとけ」と丸投げする割に口出しはしてくるので。

tari97.hatenablog.com

 

あとは、とにかく『この子の親は、子どものやりたいことや自立心を尊重できる親なんだな』と実感させられた時。シンプルに、嫉妬します。

 

以前SNSで見かけた若い女の子のつぶやき。

「お母さんに相談した。仕事も辞めて、〇〇市で1人暮らしをしたい!って言うと、頑張れって言ってくれた」

多分この女の子は、25歳くらいだったけど、このつぶやきを見たときに、本当に、本当に、心から羨ましかった。

この子の親御さんは、この子を「1人の対等な人間として」「信じて」あげているんだなぁと。

(ちなみに、家族仲良しのエピソードもあったので、けして「さっさと出てけ」扱いされてのことでもなさそうでした)

 

 

それから、最近副業の方で行っている職場で、私よりも10歳上(45歳くらい)で、未婚で実家暮らしの女性がいて

多分、元々わりと裕福なおうちなんだと思うのですが(住んでいる場所からして)

とにかく、その歳になっても一緒に暮らせるお母さん、すごいなと思う。

いや、、普通なのかな(笑)

私は30歳前でギブした身なので…どうしても考えられないんです。

どうしても『どちらかが、クソが付くほど我慢して暮らしているんじゃないか』『この娘も実は心の中でおかん死ねって思いながら暮らしてんじゃないのか』そんなことばかり、考えてしまうんです(笑)

でも、話を聞いててもその女性も、母親の目を気にして生活している様子もなく…(結構奔放に遊んだりしている感じ)

そんな寛大と言うか…娘がわりといい歳になっても「もう無理。逃げたい」と思わせないようなお母さんが存在していることに、驚きます。驚くし、羨ましい。

そんな人、ごまんといるのだろうけど、案外自分の周りでそういう人が実際いなかったので(大体結婚しているか、親元を離れて暮らしているか)

その人と話していても『ところで、お母さんと暮らしていて精神病まないんですか?』と聞きたくなってしまいます(笑)

お金のためかも知れないけど…それでも私は無理だったので…(経験者は語るw)

 

ただ、最近母親に会ってないので(仕事を掛け持ちして、今ほぼ休みがないのでガチで会いに行く暇がない)

人間、会わないとだんだんどうでも良くなるというか(笑)

どんどん存在が薄くなります。

それでかはわからないのですが、いっときのブログにだーっと書きたい衝動が今はあまりないのです(仕事が忙しいのもあるけど)

 

このまま、会わないままでも特に何の後悔もないんですけどね~

やっぱり、一番の精神安定剤は「母に会わない」ことなのかも。