もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

知りたくもない母の過去の話

母は娘にあれだけ偉そうなことを言っておいて、小心者でビビリというところも腹が立つけど、もうひとつ「どの口が言ってる」な案件があります。

 

毒親は、徐々に女らしくなる娘を敵視してくるのもよくある話です。

母の場合、私に異性の影がちらつくと「婿に入って貰えるか」「一緒に暮らせそうな男性か」の心配がメインでしたが

化粧が派手だの、服の胸元が開き過ぎだの、学生の頃なんかは髪をのばそうとすると「短くしたら」と切るまでしつこかったり、今思えば『私が女らしくあることが気に入らなかったのだろうな』ということも少なからずありました。

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そんな母だから結婚前もさぞかし清純な時代を送ってきたのかな?と思いきや実はそうでもなかったらしいというのが近年わかりつつあります。

 

まず、ずーっと聞かされておらず、確か私が短大生くらいだった頃に父がバツイチだと知りました。

どうやら、父は前妻との間に子どもが生まれず、どうしても子どもの欲しかった父は別れを決意したらしい。

当時はその辺りまでしか聞かなかったので別に驚きもしなかったけど、つい最近なぜここに移り住んできたのか?という話とともにその元奥さんとの争奪戦につき詳しく聞く機会がありました。

 

母は、当時若さが武器だったので(元奥さんは父と同年代なので、母よりも20歳弱上だったことになります)調子づいていたのは安易に想像がつきますが、元奥さんもなかなか父を手放そうとしなかったらしく

結局父が半分逃げるようなかたちで家を出たそうです。

 

両親は同じ職場で出会ったので、高卒で入社した母はほどなくして父と付き合うようになりましたが、奥さんから逃げる為に父はその会社も辞めたそうです。

(言ってみれば、父はそれほどの決心をしてまでも子どもが欲しかったのだと言えます)

そして、母のみが居場所を知っているみたいな感じになって、足繁く父宅に通っていたそう。母が20歳前後のことだと思います。

 

私には、アイドルオタク繋がりの友達(なので、もちろん女性)と泊まると言っても「ほんまやな?ほんまに女と泊まるんやな?」とか、20代も後半の娘に疑いをかけておいて、自分は結構なことしてますよね(笑)

まぁこんなのはまだかわいいものです。料理ができるのが自慢だった母は、そうやって父のアパートで若奥様を気取るのが楽しかったのでしょう。

 

 

もうひとつ、これはわりと最近(と言っても7~8年くらい前かな)母と婦人科系の話をしていた時に、めっちゃドヤ顔で「私は子どもできやすいからな~」と言ってきたことがありました。

するとさらに聞いてないのに「高校の頃、子どもができて、こっそり病院でおろした」という話をされたのですが、その時はさすがにドン引きしました。

 

『え?親や学校にバレへんかったん?』と聞くと、長期休みだか連休かの時に「友達の家に泊まる」とか何とか言って、こっそり中絶したらしいです。

 

その時はさすがに、母を見下すというか

何かこの人ほんと色々終わってんな、と正直思いました。

しかも「いけないことしたな…」みたいなニュアンスでもなく、どうかしたらちょっとした武勇伝かのごとく言ってきたので…(あれも、もしかしたら男っ気のない(ないと言うか母には言ってないだけですけど)私への自慢だったのかも知れませんね…)

 

しかも母は年をとってからの方が何かとそうやって「実は…」ニュアンスの話をしたがっていたように思います。

 

 

私にはそこまで人に言えないような過去もないけれど、それでもやっぱり異性とのいざこざや、そういう立ち入った話をもし子どもがいてもしないと思う。

例えしつこく聞かれても、です。

(手続き上必要だとか、法的に話さなければいけないことならば別ですけど)

 

こうやって、母の昔話を聞いていると、プライベートの話は

「(同性の)友達とこんなことした」とか「こんな趣味があって没頭した」とか「どこへ出掛けた」とかがまるでなく

本当に、オトコを追っかけ回して、それに伴い起きた事項ばっかりなんですよね。

別にそれはそれで母の人生ですから、母の勝手ですけど

娘にまで共有させなくて、いいと思うんですけどね。

 

 

これも結局かまってちゃんすぎて、誰かに話したかったのかも知れないけれど

少なくとも、デキちゃった!なノリで親が中絶したことは、知りたくはなかったかな。