先日、こんな記事を見つけました。
この記事を見て、どうひいき目に見ても、私の母は思い当たる節が多すぎて…
やはりがっかりしました。
命令や指示
この記事の中で、一番思い当たるのは、これでした。
記事内では「どうしてもひと言、言いたいことがある場合は、命令や指示という形ではなく、「~してみたら?」といった提案の形を取ってみるといいかもしれません。」と表現されていますが、これは私の母が一番できなくて、本当に嫌いだった部分です。
基本的に相手に「おうかがいを立てる」というような言い方をできない人なので、ほぼ全てが命令・指示口調でした。
(そして言う通りにしないと、キレられます)
不必要な質問
主に「どうして」「なんで」から始まる質問
これもよく言われました。
「何でお母さんの言う通りにできへんの」
もう20代も半ばのいい歳の娘に向かって、本気でこんなこと言うんです。
今思うと、ありえないですよね(笑)
「それは質問というよりすでに詰問です。子どもは、自分の考えを否定されているような気持ちになるでしょう。」
本当にそう思います。
そのせいで『できない自分はだめな娘なんだ』と、本気で思っていましたしね。
夫婦仲の余波
記事にあるような
「あなたがいるから離婚できない」「あんたのためにパパと別れない」
こういったセリフは言われなかったですが
記事内では「夫婦の問題の責任を取らせるようなことを、子どもにしない。」とあります。
母は、自分の意思で歳の離れた夫と結婚したのに、それに伴う苦労を娘の意向も聞かずに「金があったら文句ないだろう」という感じで、押し付け、正当化しようとしました。
このことも、やはり私は許しがたいなぁと思います。
母の場合「歳の差婚」という、ある意味人よりかは「ハンデ」的な要素を背負って生きる自覚があったのなら、せめてそれを娘に丸投げしようとは、しないでほしかった。
励ますつもりが逆効果の言葉
「どうしてできないの」「もっとできるはずだよ」
これはさっきの「何でお母さんの言う通りにできへんの」と、似ているかな。
ただ、母は娘が力をつけても困るので(自分の思い通りに押さえつけられなくなる)「もっとできるはずだよ」というような励ましっぽい言い回しはしなかったです。
いつも娘の力や知恵をやたらと低く見積もり、下に見ている傾向があったので。
度が過ぎる謙遜
「この子は本当に集中力がなくて・・・」こういうことは、あまり言われた記憶がありません。というか、これって娘を他人に紹介しているみたいな光景が浮かびますが、こういうシチュエーション自体、あまりなかったという方が正しいかな。
母が誰か別の人が話しているときは『入っちゃいけない』感じがしていたので、挨拶もせず別の場所で待機、が私の中ではデフォルトだったせいかもしれません。
冒頭の
子どもが失敗した時「だから言ったじゃないの」
これも思い当たる節がありすぎます。
特に自分がしろと言ったことを、私が反発して失敗した時なんかは絶対と言っていい程言われました。
またそれを言う時の母が鬼の首を取ったように言うので、それも嫌いでした。
失敗した事実に対してこのようにこき下ろすことよりも、次はどうしたらいいか?とか他に親として言うべきことって、いくらでもありますよね。
この記事の中で、たったひとつ母にあてはまらなかったのは
きょうだいを比較する言葉
これだけでした。
記事の中では、こういった言葉が「脳を傷つける」と、何とも恐ろしい表現ですが
少なからず、脳(というか心?)に悪い影響があったことは、明確ですね。