もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

「ザ!世界仰天ニュース」見ました

20日に放送された「ザ!世界仰天ニュース

放送を見られた方も多いかと思います。

www.ntv.co.jp

私も、普段はあまりテレビを積極的にはチェックしないのですが

これは夜に用事があって録画をしておいたので帰ってすぐに見ました。

 

 

宮澤那名子さんのことはわりと前から知っていて

実は、私が毒親問題と向き合う中で一番と言っていいほど励みになったのが

宮澤さんのブログでした。

現在もカウンセリング等の活動をされていますが、以前からコンスタントに「毒親育ちのお話会」等も開かれていて

実は私も1度、お話会に参加したことがあります。

 

以前のこの記事のひとつめに書いたのは、宮澤さんのブログのことです。

tari97.hatenablog.com

 

とにかく、宮澤さんのブログを見つけたときに感じたことは『私と似てる…』でした。

 

毒親」とひとことに言っても、色々タイプがありますが、宮澤さんのお母さんが私の母とタイプがそっくりなのと(ちょっとでも気に食わないと急にキレる、楽しそうにしている娘たちに嫌味のようなことを言う、いい歳になっても娘の行動を制限する 等)

宮澤さんも、私と同じ2人姉妹の妹であること(ただ、うちは宮澤さんのお姉さんのような、母に言い返せるような姉ではないですが)

わりと、裕福な家庭で育ってこられたこと

お母さんは、娘が憎いわけでも、愛していないわけでもなく、真面目に厳しく育てているつもりだったこと

等、とにかく『私と似てる』というところが多かったのです。

 

私は、自発的に心療内科を受診した経験はあるものの、正式に病名がついたことはありませんでした。

ですが今思うと、確実に母と過ごすことで心が蝕まれていたことはわかるし

かなりまずい精神状態であったことは自分のことなので、自分が一番よくわかっています。

 

そしてきっと、宮澤さんのように、自分の精神状態を母に打ち明けても

同じような回答が返ってきてただろうな、というのも想像がつきます。

(実際、母はすぐ「お母さん、うつ病っぽいから」とか、自分で言います(笑))

私の母の場合はきっと「根性なし!」攻撃でしたでしょうけど。

tari97.hatenablog.com

 

そんな中で、逃げるように実家を出て、解毒を行ってきたその宮澤さんの過程が

ちょうど私の解毒の段階と合ったこともあり

宮澤さんの活動にもちょくちょく参加をして、とても励みになったのでした。

 

こういう「自分に合ったものを探す」のは、毒親問題と向き合う中でとても良いことだと思っていて

けれど中には「ちょっと違うな」と思うものもあると思います。

なので、私はここで『宮澤さんのブログが良いよ』といったことを伝えたかった訳ではなく

『自分に合ったものを探すのはとても良いこと』というのを、お伝えしたかったのです。

 

放送後、ツイッターなどを見てみたら『やっぱり出て来た、こういうタイプw』なツイートもありましたが

わからない人はわからないでいいじゃないですか。

同じ毒親育ちでも、100%共感することなんて、ないと思うから。

 

ただ、毒親を持ったことがない人の空気読めてない感想はまだ仕方ないとして

自分も毒親育ちなのに、的外れな自論を彼女に向けて吐いた人は

毒親予備軍」になっていないか、気をつけた方がいいんじゃない?😂と言いたい。

tari97.hatenablog.com

 

怪我みたいに「はい、これで完治しました」みたいなことがないから、毒親問題は難しいです。

それに、周りから見てもその異常さにはなかなか気付いてもらえないからこそ

自分の「気付き」がすごく大事だと思っています。

ただ、自分1人ではなかなか「気付き」を得ることは難しいとも思っています。

私も、未だに他の人のエピソードを聞いて『あ、そういえば、うちでもそんなことあったわ』と思い出すこともありますし。

 

だから今私は、どんな些細なことでも、思い出す度にメモをして、時間を割いてブログで発信しています。

 

私が宮澤さんのブログに助けられたように、私のブログもまた、そういった存在になれたらいいな~と思っています。

 

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