もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

寂しい老後は、娘に対して取った態度のツケだと思う

最近、母はしきりに「何の為に生きているかわからない」「もういつ死んでもいい」等、すぐに言います。

 

まぁそりゃそうでしょう。趣味も何もないですしね。

悪いけど、傍から見ててもそう思います。

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今まで何でも家族任せで、自分の機嫌すらも家族に取らせてきたツケが回ってきてるのだと、私は思いますが。

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私が家を出てすぐの頃は、まだ母と私は同じ職場で毎日顔を合わせていたので、母も気が紛れていたようだし、偉そうな態度も健在でした。

まるで元々一人暮らしに憧れていたんだ!みたいに「お一人様ライフ楽しんでます」アピールをしていた母でしたが、それも長くは続かず

(これは、純粋に「楽しんでいる」のではなく、娘に対しても対抗心をもっているので、1人で過ごすのが大好きな私に対抗してそういうことを過剰に言っているのを、私はわかっていました)

あれだけ偉そうに息巻いていたくせに、たかだか数年で「(1人で暮らすくらいなら)もういつ死んでもいい」と正直に口に出すくらい、自分に嘘をつくのも限界になったようです。

私としては、あれだけ横柄で偉そうな態度を取っておいて、よく今さら「寂しい」だとか言えるな?どの口が言ってんだろうな?と甚だ疑問なのですが。

 

母が、そういうことをわざわざ口に出して、どういう返答を求めているのかはわかりませんが、この間の会話を少し紹介したいと思います。

 

たり『母さんさ、そこまで「人ありき」でしか生きられないなら、もうちょい人を大切にせなあかんかったなと思うねんけど』

母「確かに表現方法があかんかったとして、家族のためを思って色々してきたその思いは伝わっているか」(しつこいですね~w)

たり『それはわかっている。わかるからこそ、残念やなぁと思う。むしろ、たりのことが嫌いで悪態ついてやろうと思って、ああいう態度を取ってやったんだと言われた方がまだ気が楽。

家族を想う気持ちがあっても、あんな表現の仕方しかできなければ伝わるものも伝わるわけがない。

例えばこっちが提供したものが、さほどいいなと思わなかったとしても、あんなふうに「いらん!」「あかん!」「しょうもない!」みたいな感想しか言われなかったら誰でも嫌になると思うよ』

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たり『嘘でも「ありがとう、楽しかった」と言うのが、たとえ家族であっても、提供してくれた人に対しての礼儀だと思う』

母「(ありがとうって)思ってたし、言ってたんだけどなぁ~」

たり『うん。だから、それは全く伝わらなかった。思ってたとしても、表現方法に問題がありすぎた』

 

ここで姉が

『母さんが運転して、旅行も昔よく企画してたけど、私たちがちょっとでも雑談でもしようものなら「ナビ見とかんかい!」って怒鳴られるし、旅行しに行ってるのに、何の苦行やねんってなったもんな』

(これは、母がやたらと張り切って、自分が運転するからと家族旅行をしていた頃の話。なぜ、あまり私の記憶になかったかと言うと、私はいつも後ろの席でナビ操作には参加していなかったから。でも姉に言われてそうだったそうだった、と思い出しました)

 

たり『そうそう。旅行にしろ、それこそライブにしろ、母さんが機嫌を損ねないか?それだけで疲れてしまう。しかも、例えばライブなら自分でチケット取って、電車に乗って行って来るわな~!くらい1人で全部できるような人ならまだしもな。母さんみたいな、あれだけ人にお膳立てしてもらわないと出掛けることもままならへん人が、例え楽しくなかったってあんなに態度に出してむくれるもんじゃないやろ』

姉『〇〇(アーティスト名)事件なww』

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たり『そうそう!あの時も偉そうに文句しか言うてなかったもん。そりゃな、もう次も連れて行ってあげようなんて、思わへんよ』

母「正直に、言うただけやねんけど…(だからそれに問題があるんだって)」

母って完全に「正直」「素直」の解釈を間違えているんですよね。

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母「そんなに怒ってたかなぁ(はいはい、またそれ言う)」

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母「それを今から直そうって言っても、もう遅いってことやんな」

たり『そう。今さらやね』

 

と話しているうちに私の家に着いたので、話はそこまで。


それでも、母はこうやって同じことを何度も何度も何度も言うことによって「自分の表現方法に問題がありすぎたこと」の気付きを(今さらながら)得た訳です。

 

しかし、今さら。なのです。時すでに遅し。

家を出る前に、私は何度も何度も忠告しましたから。

その今さら感に、余計腹が立ちます。

でも、言わないと気が済まない。

これもある種の「トラウマ返し」なのかな。

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