もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

どの口が言う

今の職場に行くようになってから、やはり通っている生徒への『いいなぁ』という気持ちがあることに気が付きました。

 

そりゃ、皆が皆楽しくて、来たくて来ている訳ではないにしても、よほど嫌々でもない限り

若いうちにこうやって色んな経験をするのは、今後の糧にも、思い出にもなるのだろうなぁと思うからです。

 

そういったことに、なぜ私は思い切って飛び込むことができなかったか、については、前に書きました。

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こういった類の話を何度も母にもしようかと思いましたが

どうせあの毒母に話したところで「言ってくれれば良かったのに!」(言ってさえくれれば、何でも飲んだのにみたいな言い方)とか「できなかったことを人のせいにするな」とか

挙句の果てに「どちらが悪い・悪くない」とかの方向に話を持って行かれるのも容易に想像がつくので、やめておきますけど。

 

実家を出て、母を見返してやりたいという気持ちから

一時期難関資格の取得に躍起になって失敗したことは以前にも書きましたが

tari97.hatenablog.com

多分私は、学校とか職場に対し「 " プラスα " 的な場で学ぶこと」をやってみたかった

言い換えると「学校や職場以外の場でも頑張れる自分」を感じてみたかったのだと思います。

 

事実、講義は全然楽しくなかったけど、先生に会うのは楽しみだったし

同じ年度の試験を受ける者同士の交流等にも積極的に参加しました。

休み時間に皆でご飯を食べたりもして、それはそれですごく楽しかったのです。

 

私は、年相応に生きて来なかったことがすごくコンプレックスだったから

その遅れを取り戻したくて必死だったのです。

ずっとその頃、頭の中には『私だって…!』みたいな気持ちがあったなぁと。

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けれどやはり「今さら」感もどうしても否めず(30も過ぎて何かを覚えるのも限界があるし、体力的にも仕事をやりながらは相当厳しかった。そもそも、別に好きでも何でもないジャンルの勉強だったし)

結局何年かは「資格取得を目指す私!」に酔って無理矢理過ごしたものの

試験には落ちるし、かえってみじめな気持ちになったのも事実です。

 

だから、やはり「年相応」の時にやりたいことをめいっぱいやれる家庭環境に恵まれるということは、すごく幸せなのだと、心底思います。

 

うちには「通えるだけのお金」はあっただろうけど「親が支え、暖かく見守り応援できる環境」はなかったと思うからです。

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一度大人になって、母と職場の英語堪能な人が羨ましいという話をしていて

『留学とかも、してみたかったなぁ』と、ぽろっと言ってしまったことがありました。

(私は中学時代インテリアや雑貨が大好きで、雑誌で見かけたヨーロッパの「蚤の市」にすごく憧れていたので、あながち嘘でもないw)

 

その時、母に「したら良かったやん!」と半分笑いながら言われて

 

何?その言ってくれさえしたら、行かせてあげたのにみたいな言い方…

と腹が立った記憶があります。(もちろん、口には出していません)

 

確かに私も母相手にいらん事言ったな、とは思ったけど

母の頭の中はマジで「たりさえ意思表明してくれれば、やらせてたよ!けど、たりが言わなかっただけ!」なのでしょう。

 

よく言うよ。

娘が海外で暮らすだなんて、あなたにそれを支えて応援できるほどの精神力、なかったでしょ。

 

隣町のアパートに1人で暮らしたい(しかも20歳過ぎてから)ってくらいで、尋常じゃないほど取り乱したの、どこの誰ですか?

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(まぁそれ以前に、習い事にすら勇気を出して行けないようなやつが、留学なんて地球がひっくり返っても無理だっただろうけどw)

 

 

読んでいる方でこのニュアンスをわからない人は「親の反対なんて押し切ればいいだけ!」って思うだろうなぁ(笑)

実際ネットでこういう質問にも「親の言う通りになんか、しなきゃいいじゃん」とか能天気な回答してる人もいるし(笑)

 

毒親の反対を押し切って何かをすると言うのは、それはもうものすごく精神を摩耗しますから…

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こんな不毛な押し問答する(そして結局根負けさせられる)くらいなら、はいはい、もう何もせず静かに暮らしますよ。となる訳です。

私が母と共存するには、これくらい心を殺さないと、成り立たなかったのです。

 

まぁ、生徒たちに「嫉妬」はしていない(あくまでも純粋に『いいなぁ~』と思う程度)だけ、マシかなと思うようにしています。

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