もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

モラ化した元親友の話

数年前、毒親問題を調べ始めた時はまだ、母の言動がいわば「モラハラ」にあたるということに全く気が付いていなくて

最近になってやっと言葉の暴力や精神的虐待をする毒親=立派なモラハラということを理解しつつあるのですが(遅っ!)

tari97.hatenablog.com

このブログでも何度か紹介してきた、私が「毒人間」「毒っぽい人」と表現される人たちも完全にモラ人間だったのだということも最近わかり

tari97.hatenablog.com

やはり私自身そういった人には何らかの拒絶反応が出ていたようで

そういう人の多い職場は辞めてしまったり、個人的に縁が切れてしまったりしましたが、それは至極当然のことだったのかなとも感じています(昔は、人をそんな風に思ってはいけない!とか、そんなことで退職するなんて!とか自分を責めて、何とか相手の良い部分を無理してでも探そうとする傾向があった)

 

ですので、このブログでも度々触れてきた、私の「元親友」に関しても、縁が切れてから丸2年が経ち(縁が切れた時の事の顛末はこちら

私も大人げなかったか…と、当時はかなり自分を責め、悲しみ、苦しみましたが

モラハラについて理解を深めた今、相当私も彼女に精神的にコントロールされていた・毒母に育てられた耐性のせいで私もそれに気が付いていなかったのだとやっと気が付いてきました。(元親友は、以下Mと表記します)

 

Mは近所の幼馴染で、私と同い年。小学生の時にMは遠方に引っ越しましたが

離れてからもずっと仲良しで、私は一番の親友だと感じていました。

しかし、数年前からだんだんと価値観が合わなくなって、2年前の夏ついに縁が切れました。

 

2年前の当時は、Mに何かを言うと逆にこちらが不快になるような返しをされるので、言いたいことも黙っていたし(毒母をやり過ごす時と同じ気持ち)

たまに『こうしてほしい』『これはやめてほしい』等と伝える時にも、言い方にもずいぶん気を付けたりしていましたが

とにかく聞く耳を持たない、こちらを貶すことだけはしっかりやる、何か知らないけど不機嫌、言い返せなくなると更に訳のわからない主張をされて本題から逸れるetc…で(毒母と同じ過ぎる…)

ついに堪忍袋の緒が切れた私はMへの思いを自分のSNSに投稿したのでした。

 

汚い言葉こそ使ってないし『親友、変わってしまったなぁ』『どうしたんだろ』みたいなニュアンスではあったものの、SNSへの投稿が陰湿だったことは承知しています。

実名はもちろん出してませんが、本人が読めば自分のことだとわかるニュアンスではあったし、Mがそれを見てキレることも、仲がこじれることも想定内でした。

 

おそらく、Mはそうやって書かれたことに加え、私が自分の知らないフォロワーと「わかるわかる~」「あるよねそういうこと」「お友達もわかってくれるといいですね!」みたいなやり取りを行ったことも、気に入らなかったのだと思います(私はある意味お灸を据えたい気持ちもあったから、リプくれた人GJと思いましたが)

実際「あの子(やり取りしてたフォロワー)誰よ?私の悪口、あてつけみたいにやり取りして、楽しかった?」的なことを言われました(今思うと、何でこんなに上から目線なんでしょうね 汗)

いや逆逆!あなたのことを知らない、第3者の意見が聞きたかったんだよ!って感じでしたが。

 

口で言って伝わらない時点で諦めればよかったのにとも思うけど

私にとってはそんなに簡単に『もういい。ハイおしまい』と、終わらせられるような相手ではありませんでした。

20年以上も付き合ってきた仲、そして私はMのことが友人として本当に大好きだったから。

 

当時、Mとは話し合いは電話でしていましたが

どうしても感情的になって冷静に話ができないから、途中からLINEにしようと決めて、何日もやり取りをしていました。

今思い出すと正直、直接会って話をしていたら手が出ていたかも知れない。

それくらいMの言動が、比較的温厚な私を激怒させたこともまた、事実でした。

SNSへMのことを投稿した自分を擁護するつもりもないですが

今思えば、第3者が見てもただのたりの愚痴だろうな~程度の投稿で済んでよかったなとも思う。

 

けれど、SNSへ書かれた内容を見て「これ、私のこと…?」と感じた時のMの悲しみもすごくわかります。

その投稿を見てすぐにかけてきたんだろうなというMの電話越しの声は震えていました。

おそらくMは今でも私のこの行為を許せないだろうし、根に持っていると思います。

 

けれども私も私で、あの時できることはもうみんなやった。

ああするしか、もう方法が思いつかなかった。

だから、Mにも一方的に「SNSへ投稿したことを謝れ」と言われたけれど

そんなにすぐに『うそうそ、ごめんね~』と言える気持ちで書いた訳ではないし

『書いたことで、不快にさせたのは謝る。でも書いた行為自体を、今のところ悪いとは思っていない。ただ、次はもう絶対に同じことはしない』と、断言しました。

 

それをMは「悪いことをしているのに、相手への謝罪もできないのか」と、私を責め続けました。

 

悪い・悪くない以前に

なぜ、自分がそんなことを書かれたか?

普段温厚なたりが、大好きな親友相手にそんなことをしたのには、なにか大きな理由があるのでは?

 

Mはこういったことに、一切思いを巡らせることはありませんでした。 

その時にやっと『あれ?この図式、既視感』『私が母に愛想をつかせた時と同じだ』と気がついたのでした。

その時のMは

相手の気持ちなんてまるで無視。

自分のされたことだけは過剰に主張。

相手に謝罪をさせるまで、責め続ける。

思い通りならなければ、関係ないことさえも持ち出し、相手を否定。

 

それでも私は「きちんと会って話そう」と伝えましたが

「会いたくない」と一方的に話し合いの場を拒絶したのはMの方で

LINEも続いていましたが同じことの堂々巡りで(話し合いじゃなく、ああ言えばこう言う状態でどうしてもMは自分の思い通りにしたいだけだなと感じた)

話にならないので、MのLINEを最後に、返信は止めました。

「埒が明かない」とは、まさにこのこと。

 

そして2年が経ち、モラハラに理解を深め、やっと色々と整理できてきたので、一旦ここでまとめてみようと思った次第です。

 

これは、Mへの恨みつらみを記したいのではなく、時には巧妙に行われる、モラ人間からの支配に気付く材料となればいいなという思いからです。

 

モラハラと検索をすると、大体が「夫」と出て来ます。

私の場合、その相手が毒母はもちろん、一番長く付き合った親友でもありました。

それもまた、あまりよくある話でもないかも知れない、ある意味貴重な体験をしたのかも?と今は多少前向きに捉えられるようにもなりました。

相手が誰であれ、された方がそう感じた時点で、ハラスメントは成立します。

私がMにされたことは立派なモラハラだったと今は断言できます。

また、私がMのモラハラ被害者になったことと、毒親育ちであったこととの関係性は切っても切れないと認識しています。

 

長くなるので、次回に続きます。

 

スターありがとうございます!

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