母とはこれまで何度も長文LINEもしてきましたが、いつも何となく『そうじゃないねんけど』みたいな終わり方をすることも多く、不思議でした。
しかし最近、やっとわかった事があります。
姉とも話しているのですが、やはり母の辞書には " グレー " がないからこちらも白か黒か!で言わないと、全然伝わらないのだと思います。
言い過ぎ!なくらい(それこそ昔なら「親に向かって口答えするな!」と怒鳴られてただろうな、くらい)で言わないと、伝わらないな、という結論に至りました。
母は私が家を出た当初はまだかなり強気で、私を悪者扱いして「娘に逃げられた現実」から目を背けていましたが、ある時から急に私の一人暮らしを「夢の実現」にすり替え(田房さんのお母さんと同じです…)「たりも実家を出て、良かったやんなっ☆」「これにてハッピーエンド☆」みたいな事をすぐに言っていました。
母のこういう、すぐに自分の都合の良いように解釈するところがすごく嫌でしたが、当時は「母と離れて暮らす」という一大事業を成し遂げた後だったので『勝手に言っとけ』という感じでスルーしていました。
しかし私が嫌な顔をしている事にも気付かず、悪びれる様子もなくそういう事を言う母に嫌気がさし『もう実家を出る直前の話とか、私が家を出た事に関する話はしないでほしい』と伝えたことがあります。
そうやってハッキリ言うと「はい」「わかりました」とよそよそしい定型文のような返事が来て、一定期間、母は大人しくなりその話をしなくはなるのですが、またそのうちすぐに同じように勝手な解釈のお花畑発言を始め、私はどうしてもそれがずっと嫌でした。と言うか、嫌です(現在進行形)
今でこそ、姉も「昔のあれが嫌だった」等とじわりじわりと母に吐露しているようで、たまに母とのLINEのやり取りをスクショで送ってくれます。
まぁ読んでるとやっぱり母って、発達障害の気があるなという部分も多々あり、姉の伝えたい事と母の話の着地点が全然違うなという印象です。
そして今回見せてもらったスクショの中でどうしても気になる一文がありました。
機会があればたりにも(今回のLINE内容)話しておいてください。また母さんからたりに話して誤解されたら困るし
といった内容でした。
は?誤解?何が?と思い、姉から聞いたと、この話を母にして良いか了解を取り、母に聞いてみることにしました。
以下LINEのやり取り(斜体&標準語にしてます)
たり:姉から聞いたけど、私母さんの言う事で何か誤解したことあった?または何かまだ誤解したままですか?
母:母さんの表現がまずいし、私の意図がうまく伝わってないかなと思って…
(LINEは表情がわからないから自分の意図が伝わってなさそうみたいな返信)
この母の「意図」というのは、いつも母がしつこく言う「家族のためを思ってやってきた」とか「娘の為に頑張ってきた」的な意味だと思っていて
それが、最近娘にもあまり寄り付かれなくなって自分の思惑通りの未来になっていない事を「母さんの思いが伝わってない」みたいに表現しているのだと思っています。
母って、娘の言動からいい加減かなり自分は嫌われているな、みたいな事をなぜ察せないのだろう?わかってはいるけど、目を背けているだけ?とずっと不思議でしたが、おそらく私たちの伝え方にも問題があったのだと思います(これは相手が「母の場合」のみの話です)
姉や私がつい母をフォローをする(庇う)ようなことも言うから白黒思考+都合の良いように解釈する母はそのフォロー部分だけを鵜吞みにして「じゃ、お母さんは悪くないね☆」になるのだと思います(ホラーな思考回路ですね)
例えば人に何か注意するにしても「これはこうしてくれたんだね。ありがとう。でも次からこうしてもらえたらいいな」みたいに、普通 " グレー " な表現にして伝えるじゃないですか。肯定と否定をミックスというか。
すると言われた方も「あ、これは良くなかったんだな。次から気をつけよう」となります。
しかし、おそらく母の場合そういう言い方をされても、母の辞書に " グレー " がないから「白」なのか「黒」なのかが、本気でわからないのだと思います。
別に白黒で判断する必要もないのですが、母はずっとこれで生きてきていますから…
大体の人は「あなた、黒です!!」とハッキリ言わなくても " グレー " で伝えたら察して「あ…黒だったかも。反省」となるんです(まれにわからない人もいるが)
でも母は違う。 " グレー " で話してもそれが「白寄り」「黒寄り」なのかもわからない上に、勝手に良いように解釈し、黒さえも白に持ってくのだと、やっとわかりました。
だから時々「母さんってグレーだよ」と、ちょっと言ったくらいでは黒の自覚なんて絶対に感じないんです。
これを、良くなかったとされる部分を黒、良かったとされる部分を白と仮定して、母にあてはめてみると
黒(良くなかったとされる部分)
・ 母の物言いがきつすぎる
・ 母の機嫌の良し悪しをいつも気にかけて不機嫌になるのが怖かった
・ キレたらヤ〇ザみたいに怒鳴り子どもが泣くまで真夜中まででも説教
・ 言う事がコロコロ変わり子どもは惑わされる
・ 失敗を許さず、失敗をすると異常なまでに責める
・ 料理と金の管理以外の家事をやらない
・ 自分のできないことやわからないことは人に高圧的な態度でやらせる
(まだまだあるけどこれくらいにしておきます)
白(良かったとされる部分)
・ 料理がおいしかった
・ お金に困ることはなかった
・ 姉妹で格差をつけなかった
・ 毒親にありがちな生理用品や下着を買い与えない系はやらなかった
・ 日常的に叩かれるような暴力はなかった
こういうことを混合させながら話すと、普通は「黒の部分は全然気がつかなくてごめんね。白のところはそう思ってもらえてよかった。これからは気をつけるね」みたいに終わるところを、母は「白もあるんや!よかった!」になるんですよね…
黒の部分もちょくちょく言葉にはしていますが、母は「母さんは、白♪だからいいよね♪」みたいな解釈しかできないので、それが長文LINEの後とかにモヤっとする原因だったのだと思います。
母の「母親として」の評価は、残念ながら95%くらいが「黒」のグレーでした。
しかしそれを母に言ってもあとの5%で全て許されるみたいに解釈するのです。
だからもう「黒」でもなく「黒黒黒の黒!真っ黒!」くらい、言わないと母は理解できないのだと思います。
LINEの続きです。
たり:母さんと話しててわかったけど、母さんてやんわり・オブラートに包んで言うとこちらの意図全然汲み取れてないよね
たり:私はすぐにキレて喧嘩ごしにしか言えない人を賢くないと思うし、実家だと母さんに怒鳴られるのが怖いからやんわりオブラートに包んで発言してきた。でも母さんにはそれが通用しないのよくわかりました。なので今後、思ったことははっきりと言いますね
(ここで言うハッキリは、ボケ!みたいな「汚い言葉を吐くことではない」とも付け加えておきました)
こういう風に、ちょっと核心を突くようなLINEをすると母はすぐに「いまから○○に行きます」とか忙しいアピールをして逃げます。
子どもにはこちらの都合も無視で、首根っこ捕まえる勢いで「話聞かんかい!」と怒鳴っていたくせに…
自分は(大した用事もないくせに)「忙しい」で逃げるんですね…勝手すぎる。
とりあえず、だんだんわかってきたのは、自分に関わることは自分に都合良く解釈しがちな毒親にはフォローは禁物ということ。
この後、更にLINEを入れましたが長くなるので1度終わりますね。
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