もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

2017-01-01から1年間の記事一覧

物は試し◆共依存への挑戦

※親のせいでお金に苦労してきた方が読むと胸糞悪い記事になるかも知れません。 実家にいた頃、母は「お金」で私を繋ぎとめておこうとしました。 かたや私は、薄給なのに現実逃避のためにアイドルにつぎ込んでいたけど、母の言いなりにさえなれば、そこそこの…

依存の名のもとに、かき回された私の20代

私の20代は、ほとんどが母にかき回されて終わりました。 現実逃避の為にアイドルオタクをして楽しかったけど tari97.hatenablog.com 上の記事のようにライブが終わると死にたくなっていたあたり、今考えたら健全な「オタク」とはかけ離れてたと思います。 …

彼氏の友人が亡くなったときの話

前記事 tari97.hatenablog.com のように、バシッとものを言うのを昔はむしろ「かっこいい」と思っていたし、お店とかでハッキリとクレーム的なことを言えず泣き寝入りするみたいな人を「意気地なし」とバカにしていました。 そして、家ではこのような tari97…

常に臨戦態勢の母

昔からとにかく悪口ばかりを言っていた母は外で「バシッと言って黙らせてやった!」みたいなことをとかく自慢げに、武勇伝がごとく話していました。 幼い頃からそういうのを見ていたので『自分もバシッと言えるようにならないと』と、そういう風に言える母を…

毒親あるある◆二極化思考

他の毒親にもありがちかと思います。 「二極化思考」 母は昔から何でも「良い・悪い」「正しい・間違い」「敵か・味方か」「白か・黒か」「0か・100か」で述べていました。 反論や反抗は面倒が増えるだけ。父も姉も私もそう思って暮らしていたので、母の…

「甲斐性がある」とは

私は転職回数が歳の割には多い方ですが、資格は本当に「普通自動車 第一種免許」だけです。もう、社会人経験は10年以上にはなったけれど転職活動の度に正式に認められる資格がないことが本当に恥ずかしいです。 いくつか、勉強もしてみたけれど資格取得に…

花の咲かせ方のわからない子ども

tari97.hatenablog.com 前記事からの続き。 昔から「働け」「稼げ」というようなことはあまり言われず、実家に居続けるとこんなメリットがあるよ、ということだけ言われ続けていました。 なので、当たり前ですが「資格を取れ」とか「手に職付けろ」とか言わ…

親のせいにするのは「甘え」なのか

最近、また似た境遇の人のブログを巡っていて共感したことです。 日本だけなのか?「他人のせい」にすることにすごく風当たりがきついですけど、例えば子どもは親を選べなかったり「どうしようもないこと」だってあるので、何でもかんでも「親のせいにするな…

その言葉、そっくりそのままお返しします

母によく言われたけど、今になって「その言葉、そっくりそのままお返しします」なことが多々あることに気が付きます。 それは「しつこい」です。 私は昔から母に何か言われて「それはおかしい!」と思えば意見をしていました。もちろん私は始めから喧嘩腰じ…

言うことに一貫性がない母

毒親問題を調べるようになって「言うことに一貫性がない」 これも毒親のあるあるだと知ったときも、腑に落ちて納得できた反面、振り回された過去が悔しくてたまりませんでした。 母はいつも、人には厳しく注意することを、自分は平気で言ったり、やったりし…

「プレゼント」をやめた日

母は外面の良さと、正社員として長く勤めた実績もあってか、町工場の社長さんとか、わりと裕福な人に食事に連れて行ってもらったり、プレゼントをもらったりしていました。 ある時、母が、バッグを買って貰えるかも知れなくて、どんなのがいいかな?と私に聞…

子どもに興味のない親

もし、今毒親相手にイベントのプレゼントやお祝いをやるのが嫌だと感じている方がいたら、全然やらなくてもいいですよ(やらないと怒り狂うタイプの親なら無理でしょうが) 子どもに興味のない親は子どもに何かしてもらっても、こちらが思っているほど感激も…

子どもは、ロボットではない

子どもに対する暴力や虐待はもってのほかですが、一見普通の家庭に見えて親が「子どもに興味がない」「ひとりの人格として扱わない」というのも、立派な精神的虐待だなぁと最近思います。 子どもを「愚痴を吐く」「言うことを聞かせる」「将来自分が困らない…

親友とのその後③

友人との話が続きますが、私にとっては「幼い頃の心の傷が影響するもの」として毒親問題と切っても切れない関係にあるのでは?と考察している為、もうしばらくお付き合い下さい。 ⇒ 親友とのその後① ⇒ 親友とのその後② ①でも書いたように、私との「おかしな…

親友とのその後②

前記事からの続きです。 tari97.hatenablog.com 私は、母と住んでいた時、その場から動くことが怖かった。 見えてる景色は最悪なのに、動かなきゃ!という勇気がなかったのです。 けれど、ある時、踏み外してもいいから、踏み出そう!という決心をしました。…

親友とのその後①

夏に喧嘩をした友人ですが、あれから2ヶ月ほど経ち、結局連絡もしなかったし、向こうからもありません。 tari97.hatenablog.com 友人とは、もうずっと何年もほぼ毎日、何かしらの連絡を取っていて、それが生活の一部になっていました。誕生日おめでとうメー…

押し付けて、恩を着せる

前回、毒親は飽きもせず同じことをしつこく言うというお話をしました。tari97.hatenablog.com そう言えば、まだありました。これは、家を出る時にも「ここが嫌」と、母に言ったと思います。 案の定、母はポカーンとしていましたけど。食事の時も母は常に食卓…

狭い狭い世界で生きる母

毒親って、とにかく同じことを何回も言いませんか?しかもそれが、わざわざ声を荒げて言うことか?みたいなことの割に、詳しく聞けば「いいからやれ」と、理由も言ってくれなかったり。今思い出してみても滑稽なのですが。 うちの母は、料理以外の家事はほと…

楽しみの代償?罪悪感を植え付ける母

母が、私が出かけることにいい顔をしない理由には「自分はいつも大変でしんどい思いしているのに!」という気もあったのでしょう。 少し続きますので、前の記事2つも合わせてお読み頂けるとわかりやすいです。 ⇒ 母が私を縛り付けはじめた頃の話⇒ 漏れ出る…

漏れ出る、母の「本音」

私は、実家にいた頃、理由がよくわからないことでもとにかくよく怒られていました。今でもたまに1人でいる時に、母が怒る直前の「機嫌の悪い時の声のトーン」で、私の名前を呼ぶ声の空耳が聞こえることがあります。 普通、逆だと思うのですが、私が20歳を…

母が私を縛り付けはじめた頃の話

だんだん、母の行動が「鬱陶しい」を超えて、「恐ろしい」と感じ始めたのが22歳くらいの時で、思えばこの辺から関係がどんどん悪くなっていったように思います。 同じ頃のこと。 私は、中学の同級生たちと遊ぶことになり、久しぶりだし今日は遅くなる・地…

料理嫌い?

時々、テレビ番組で普段お料理をしない女性タレントがどんなものを作るか、それを見て笑う企画がありますね。 昔やってた「愛のエプロン」という番組もそうでした。 最近、気がついたのですがあの手の番組を見ていると本気で腹が立つんです。 これは昔からで…

耳を疑う発言

毒親って、時々耳を疑うような発言をするってありませんか? ひどい悪口や差別発言はもちろん、今わざわざそれ言う?みたいな。 基本的にうちの母はコンプレックスのかたまりで(おそらく、実家が貧乏だったことや、年の差婚だったことなど)いつも何となく…

「自分は、どうしたいの?」

前回、自分軸を取り戻せてきているのでは、というお話をしました。 tari97.hatenablog.com 自分でも、ずいぶんと変われたなぁという手応えは確かにあります。 けれど、やはり長年蓄積していたものはそう簡単になくなるものではありません。 家で1人でいる時…

自分軸を取り戻す

よく、毒親関係のブログや書籍などで見かける「自分軸」「他人軸」という言葉。 毒親問題と向き合い始めて4年くらいになりますが、この言葉の意味をやっと身をもって実感してきたように最近思います。 そもそも、毒に侵されている間は自分が「自分軸」で生…

「家族だから」?

「家族やねんから」 うちの母がよく言っていて、大っ嫌いだった言葉です。 家を出る前、母とずっと不毛なバトルを繰り返していて、私は精神的にかなり疲弊していました。 冗談じゃなく、何回も母を●そうと思いました。 まぁ毎回こんな奴の為に自分が犯罪者に…

「親の言う通りにしない」のは「悪」

毒親育ちのあるあるとして、特に自分の知らないことや自信のないことに限って、親の言いなりになって鵜呑みにしてしまっていたこと、ありませんか? それで、恥をかいたり、失敗したり… 今考えたら、何であんなこと鵜呑みにしてたんだろう?と笑えることも多…

毒親あるある①【続き】

前回の記事の最後の「友人にドン引きされた」、あるお話です。 実家の周りには、時々野良猫がウロウロしていました。 父は、野良猫や野良犬とかの類をとにかく異様に嫌っていて、遭遇した時に棒で追い払った、とか、今日は命中したとかよく言ってました。温…

毒親あるある①

両親にとっての「当たり前」が、大人になってからおかしかったことに気がつくのも、毒親あるあるではないかと思います。若い頃はそれを真似ていて、大人になって「あれ?」と感じたり、後になって「周りからおかしいと思われてただろうな」と気付くことも多…

誰にも止められない母の暴走

家を出てすぐの頃は、母への恨みつらみばかりが頭の中を支配していたし「父となら、暮らせたのに」と思っていたものです。 父は酒が好きでしたが、家でチビチビ1人で飲むタイプで、外で飲んでトラブルを起こすとか、暴れるとか、そういうのはありませんでし…