毒親育ちのあるあるとして、特に自分の知らないことや自信のないことに限って、親の言いなりになって鵜呑みにしてしまっていたこと、ありませんか?
それで、恥をかいたり、失敗したり…
今考えたら、何であんなこと鵜呑みにしてたんだろう?と笑えることも多々なのですが。
「ほんとに大丈夫かな」と疑ってネットで調べるなり、人に聞くなりしなかった自分も悪いのだけど…
「親の言う通りにしない」のが「悪い」と思ってしまうんですよね。
疑ったりしてまた機嫌を損ねられても嫌なので、言われるがままでした。
私は新卒で就職をしなかったので(自らフリーターを選んだ)仕事探しにはずっと親が介入していて、それが当たり前だと思っていました。
こちらの記事でも書いたように、ハローワークの求人票などは親にチェックしてもらい、応募するか否かを決めていました(それも今思えば何基準で親が決めてたのかわかりませんが)
私が21歳くらいの時の話です。
私は、携帯ショップの販売員として働くことになり、採用後別の店舗で研修をすることになっていました。「明日からは○○店で研修があるけど、スーツは着てこなくていい。それなりにきれいな服で」と、教育担当者に言われました。
スーツは持っていましたがオフィスカジュアル的な服を持っていなくて、でもスーツは着なくて良いと言われたので、それをそのまま母に伝えました。
上はブラウスを着るとして、私の持っている服の中で、一番ましなパンツが細身のキレイめデニムしかありませんでした。
その頃はもうネットもあったので、少し調べればよかったものを、母が「そのGパンにしぃ!それでええ!」と言ったのを鵜呑みにして、次の日デニムで出勤しました。
研修する店舗の人とは、初めての顔合わせで、そこの副店長の女性から「あれ?着替えはまだ?」と言われ『あっ、このままです』と言うと絶句していました。『何でも、、良くなかったんですかね?(汗)』と聞くと、何でもいいって言ってもオフィスでデニムはないよ、と教えられました。
幸い、入社したのが私だけだったので、比べる人が他にいなかったのが救いでしたが…
その店舗のメンバーからは「初日にデニムはいてきた人(笑)」と、ずっとネタにされていました。
笑ってごまかしていたけど『母って、何でも知ってるみたいな顔して偉そうにしてるけど…実はそうでもないんじゃないか』と、だんだん疑いの芽が出始めた頃のお話でした。
こういうことが度重なって、だんだんと自分でわかることは調べて違うことはきっぱり違うと母に言い始めたのがこの頃からでした。