もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

今思うと、ちょっとどこかのネジが足りないのでは?な話

私が幼い頃から、母のどうしても好きになれなかったところが、雑なところ、下品なところです。

実家は汚屋敷ほどではないにしても、あまり片付いてなかったし、今でも物が多く、雑然としています。

母は何でも取っておこうとする性分な割に「片付けろ」と言うので、できるだけ物は増やさない・すぐ処分するタイプの私からしたらストレスでした。

母は「働いてて忙しいから片付けられない」「定年になればやる」と言っていましたが多分時間ができたって、片付けなんて全くやらないと思います。まぁもうあの実家に私が住むことはないから、ゴミ屋敷になろうがどうでもいいですけど。

 

「雑」というのは、主に、食品の袋を後で保管しておく時困るような後先考えない開け方をするとか、冷静に分量を指示通り計る・説明書を読みながら操作をするとかいうことができないところです。

母はインスタントラーメンを目分量で作って「スープがうすい!」とか、キレるんです(当たり前やろ)

すると、父がそれ後で俺が食べるから、作り直してあげると分量通りのラーメンを作ってあげ、後で冷めてのびたラーメンを食べます。思えば、こういう父の甘やかしが、母のワガママを助長させたのでは(まぁ母の機嫌を損ねてお酒飲めなくなったら困るからでしょうね)


「下品」というのは、主に食事マナー。

母は、家庭が裕福でなかったため誰からもマナーを教わらなかったのだとは思いますが、口に入れたまま喋る→口から飛ばす、早食い→頻繁にむせる、歯間に物が挟まると爪や指を口に突っ込み取ろうとする…あと私が一番嫌だったのが口にめいっぱい含んで食べるのと、そのまま飲み物も飲むのです。なので、母の使った後のグラスには食べ物がいっぱい付いてて…。

枝豆とかエビとかを食べる時も、なぜか出たガラを全部テーブルの上に直に置きます。

ガラ入れを出せば処理も簡単だし、もし「ガラ入れ」という存在を知らなかったとしても居酒屋とかに行けば、覚えませんかね?

これも後で捨てる作業のことを全く考えていないんです。

 

人の飲み物を断りもなしに飲むことも度々(口にめいっぱい含んで、ね…)

熱い飲み物を冷ましてて、さぁ飲もうという時に黙って横取りして飲んだり。そういう勝手なところ、大っっっ嫌いでした。

小さな子どもでも『飲んでもいい?』と聞きますよ。ほんとに、子ども以下です。

今、飲むとこだったのに!と言うと「ええやん、これくらい」

母はいつでもこうです。何でも「これくらい」「それくらい」…いつでも、自分のものさしでしか考えられませんでした。

家族の他のメンバーからしたら「これくらい」なことでも、母にとっては重要なら断固として「これくらい」では済ませないのに。

塵も積もれば…で、その母の勝手な「これくらい」が重なると、一緒には暮らせなくなります。

私も極力喧嘩はしたくないので余程酷い時にしか『やめて』と言わなかったけど、それでも色々ずっっっと我慢してきたし、嫌だと主張しても「そうか、たりはそれが嫌なのね。次から気を付けるね」なんて、絶っっ対に言わなかったです。

 

ちなみに、母は貧乏育ちをずっとコンプレックスに感じていたようですが

ならば、なぜもう少し育ちが良く見えそうなふるまいをしなかったのか?それが不思議です。

母がそんななので、反面教師にして私自身、気を付けてはいますが、正式に習った訳でもないので、ふとした時にマナー違反をしていないか、とっても心配です。