仲睦まじいと思っていた両親は、ただ単に互いに甘やかし合って、本当の問題から目を逸らし依存し合っていただけだなぁとやっと気がついた訳ですが
母の印象操作と言うか、洗脳と言うか
苦労しているお母さんが「善」、酒飲みのお父さんは「悪」みたいな感覚を母に植え付けられていた、その始まりだったんじゃないか?みたいなことを思い出しました。
私が小学校高学年くらいの頃かな。私の部屋で姉とダラダラしていたときに、母が部屋に入って来ました。
急に、暗い声で「ちょっと話したいことがある」と。
え?私らまた何かした?怒られる?と思ったら、母は「歳とった父さんで、ごめんな」と言い、頭を下げました。
その後母は、土下座までし出したんです。
その時、私と姉は確かベッドの上に座ってたけど、ただごとではないぞと慌てて下りて母のそばに行きました。
「これから、色々苦労かけると思う…!すまんな…!」と言いながら、母は泣き出して、私は『父さんが歳取ってることを何か思ったことなんかないって』(これは本心で、今でもそうです)
姉と一緒に『できることなら私らちゃんと協力するから!』『母さん、そんなこと気にしてたん?』と、声をかけました。
いつも偉そうな母のそんな姿にびっくりしたけど、その頃はまだ母のことは好きだったし、自分の家族がおかしいだなんて微塵も思ってない頃だったから
お母さんは大変なんだ!母を助けなければ!とその日からすごく思って行動するようになりました。
今思えばこれにまんまと引っかかったと言うか(笑)
⇧に書いたみたいに、母は「ピュア」(笑)な人なので、嘘や演技で謝った訳ではないとは思う。
でもな~
ここからは全部結果論だし、それがわからないから「毒親」だった訳ですが
まず、娘に「ごめん」の前に、夫をしつけろよ&自分の本当に我慢しきれないことくらい、自分でどうにかしろよって話で。
「お父さんが周りの人より歳取ってる」なんて、他人も自分のことで精一杯、誰も何も言ってないし
何より娘が『気にしてない』と言っているのに(本当に姉も私も『歳とったお父さん嫌やな。若いお父さんがよかったな』なんて、思ったことない)
病的にコンプレックスに感じて、他人には「ナメんな!」とバリアを張って、毒をまき散らしていたのは母だけだし(実際『 " あそこの旦那年寄りやわ! " なんか他人は思ってる余裕ないし、思われたとこでどうなん?私らが良かったらそれで良くない?』と何度も言いましたが、母はまるでドラマの嫌がらせシーンみたいな「ジジィの旦那!」「年の差婚ざまぁwww」の貼り紙でもされたん?ぐらいに嫌がっていた)
自分で選んだくせに、政略結婚か何かでも、やらされたんか?ばりに、父の文句を言ってたのもまた母で
結局、自分が年の差婚をしたら、そこまで心がえぐられるほどのコンプレックスになることが予想できなさすぎたからこんな結果になった訳で。
晩年の父の生き方(酒に溺れる)は、教育しきれなかった母にも責任があるし
それが一度でも共に生きて行こうと思った相手に言う言葉か?みたいな暴言を吐いて、父を悪者にしようとしていたのも、母だけです。
自分の夫にすら「善悪」で、自分が上(善)に立たないと気が済まなかったのでしょうね。
幼い頃は母の意見に賛同してきたけど、大人になってからは父の文句を言う母にわざと『まぁ父さんも思うことあるんと違う(笑)』とか返したら「なんや。父さんの肩持つんか」「アンタは父さんの味方なんか」と予想通りの返しが来てたな~(笑)
肩持つとか、家族に対しても「敵・味方」て(笑)
最終的に、父が亡くなることが解決法だったようで(まさにどちらかが「死ななきゃ終わらない」とこまで行ったw)まぁ、私から見て2人の間に「愛」なんて存在してるとは感じなかったから、当然の結末ですけど
ただ、母って勝手だなぁと思うのが自分はたいがい父を貶しておいて
「父さんだって、(母さんのこと)酒目当てやったんやろ(お互いさまw)」と姉が言うと(ちなみに姉は私より冷静な優等生タイプですが、時々『え?それ母さんに言うたん?』ばりのめっちゃ冷たいことをしれっと言う人間です。そこが好きだけどw)
「私は愛されてた!(酒を抜きにしても、必要とされてた!)」と主張していたらしいですよ(笑)
いや~ おめでたいな(笑)