このブログのわりと最初のほうにも書きましたが、資格取得に躍起になっていた時期があります。
今の金欠は、この時の投資のせいでもあると言っても過言ではなく…
最初はやたらと難易度の高い士業系の資格を狙って挫折。
それで終われば良かったものの、今度は『好きなことなら』と、短大で専攻していた分野と似た勉強をやったことも。
短大は、たまたまやりたい分野の学校が家の近くにあったので、学校嫌いの私が唯一楽しめた2年間だったから、またやれるかな?と思って(単純すぎる)
こっちは元々資格取得云々ではなく「スキルを身に付ける・スキルアップ」的な感じでしたので、カリキュラム終了後に実際それを活かせそうな所にも転職したのですが、やはりその道のプロは既に10年20年そのスキルを積んできているわけで。
30代も半ばになろうとしている人がほぼ未経験で飛び込んで採用されたのは、設立間もない怪しげな会社だからだったんだろうなって感じで(多分誰でもよかった。今もずっと募集かけてます)
5か月ほどで先行きが見えなさ過ぎて、経験のあった職種に結局戻りました。
けれど、その転職先がそれはそれは酷い労働環境で…何でしょうね、やっぱり引き寄せてしまうのかな。
なぜか私を目の敵にしてイチャモンをつけてくるBBAが1人いて、もう見るからに毒っ気満載なんですよ。全盛期の母みたい。
で、ある日そのBBAにボロクソ言われたときに頭が真っ白&過呼吸みたいになり、翌日から出社拒否。そのまま退職しました(採用条件のことで、そのBBAが私を妬み、八つ当たりをしていたと聞いたのはだいぶ後のことでした)
初めて心療内科にも行き、初診で大号泣。
メンタルは強い方だと思っていたので、そこで初めて『これは根本的になんとかせんと、まずいかも』と思い、このブログを再開した去年の夏に繋がります。
あんなになったのは、あの職場だからだったのか、あの時の精神状態だったらそこでなくても心は壊れていたのか、わからないけれど
このブログのプロフィールでも「からまった糸を解くような作業」と表現しています。
母と暮らさなくなった時に絡まりは全てほどけたと思ったら、自分の予想をはるかに超えて、絡まるどころか「ダンゴ」になっていました。
周りの皆はもう思い思いの布を織り上げている頃、私はダンゴになった糸をほどく作業からやり直しです。
絡まった糸はまっすぐのきれいな糸には戻れないけれど、1本1本ほどいて見てみたら、それぞれの糸にも意味があって、色があって
大嫌いだった自分と、自分の人生をちょっとだけ好きになれました。
気に入らない糸は、使わなくても捨てても良いこともわかりました。
生まれたときから絡まりなんてほとんどできず、きれいな布を織って来れた人を羨む時もあるけれど。
同じように、これを「家を建てること」で例えた毒親育ちの方もいました。
どんなに立派な家を建ててみても、土台がしっかりしていないと家は崩れます。
毒親育ちはまず「整地」からのスタートであると。
そう考えてみたら、マイナスからのスタートで確かに悔しいけど、それをすっ飛ばしても本当の解決にはならないのではないか?と今本当に思います。
頑張って、勉強とかスキルアップしようとして行動も起こしているのに
自分のできそうなことをきちんと選んで、仕事もミスなく真面目に取り組んでいるのに
なぜこんなにうまくいかないんだ?と思いましたが
まずやるのはそんなことではなかったのかもしれない。
絡まったまんまの糸で無理矢理布を織ろうとしていただけ?
荒れたまんまの土地に無理矢理家を建てようとしていただけ?
この記事で書いた、テレビのレコーダーの話も、同じですね。
色々よさげな行動を起こしてもどうもうまくいかない方は少し考えてみると良いかもしれません。
世間的には「よさげなこと」でも、今の自分が全く必要としていない、それよりもやることあるぞ~ってことなのかも知れません。
私ももっと早く気付きたかったです。
たいして興味もない資格取得に遣ったお金、高い勉強代でした(泣)