母の
・ 些細なことでもすぐに激高する
・ 自分の気が済むまで人に怒りをぶつける
というところが本当に死ぬほど嫌いだったので
自分はああいうことだけは人にはするまいと思って生きています。
が、
「人に怒りをぶつける」ということは、母ほど酷くはないですが思い当たる節があるし
「些細なことでもすぐに激高する」血は、自分にも流れているなと感じます。

キレる私をやめたい ?夫をグーで殴る妻をやめるまで? (バンブーエッセイセレクション)
- 作者: 田房永子
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2016/06/30
- メディア: 単行本
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⇧「キレる私をやめたい」の田房さんもカッとなると手がつけられなくなって、その後自己嫌悪に陥るという流れでした。
私は今、身内とのこういうことはないですが
度々似たことを職場でしてしまって、度重なる退職もこれが原因だと自覚しています。
田房さんのように手が出たり、汚い言葉で罵ることこそないものの
自分でも止められないくらいイライラが募り、口調がきつくなり、そんな自分に嫌気がさして自己嫌悪に陥り ⇦ ここまでが田房さんに似ています
自分で勝手に壁を作り孤立し、居づらくなって辞めてしまうのです ⇦ こっちは単なる被害妄想です
カッとなる原因も田房さんと少し似ています。
料理の味付けが少し薄いと言われただけで「せっかく作ったのに!」と怒りが抑えきれなくなる話にそっくりで
これは前の「ちょっとした指摘も全人格を否定されている気になる」時の気持ちに似ています。
今の職場は、上司Aとその部下Bと私の3人で仕事をしており
いつもAから共有ファイルの編集の指示を受けることが多いのですが
Bのいない間に大幅な編集を頼まれると、次にBがそれを使う時に、BがAに「ここ、何でこんな変わってるの?」とか、聞き始めることが多々あります。
そういう時、2人で「あれ?」「何でこうなるの?」とか言ってるのを、編集したのは私なので「自分のことを言われている?」「ヒソヒソ話している?」みたいに感じてしまいます(本人たちにそんな気はないのは、頭ではわかっています)
すると私は
自分がした処理のダメ出しをされているんじゃないか?
でも、Aに言われた通りにしたよ?何か変なことした?
と、とにかく気になって、仕事も手に付かなくなります。
多分私が「たりさん、ここはなんでこんな風に作ったの?」と、軽く聞きづらいオーラを放っているのも自覚しています。
が、『いい大人なんだから、こそこそ話してないで私の処理がおかしいならさっさと言ってよ』と、だんだんイライラしてしまうのです。
それで、先日またそういうことがあったので、私が『そこはAさんにこうしてって言われたからそう作りましたよ』と言ってみたんです。
そこで終わればよかったのですが
相手のリアクションが薄いと『何だよ、せっかく言ってやったのに!』と、イラッとして(ここが田房さんと似ていますね)
『何か間違えてます?』と感じ悪く言ってしまいました。
結局Aの説明が下手なのもあるし、2人とも何とも思ってないだろうけど
私にはどうしてもBがAに「たりさんが編集するといつもおかしくなってる」「余計なことしてる」みたいに言っているように感じ、1人で勝手にムカついてしまうのです。
いつもは『また始まったよ』とやり過ごしていましたが、あまりにも回数が多いことに腹が立って
『毎回、Aさんの指示通りにしているつもりですけど、私の解釈が間違えている場合もあるので、Aさんの指示通りできているのか確認してからBさんに共有してほしいんですけど』と言ったのです(Aが前もってBにちょっと一言「これね、書式変えたから」と先に言ってくれたら、私がこんなに悶々としなくても済むのに!と感じた)
文字にしたら、普通のよくあるオフィスの光景って感じなんですけど
多分、普段柔らかい物腰のたりさんが急にどうした?くらい、態度に落差はあっただろうなと思います。
偉そうに言ったらだめ、それじゃあの毒母と同じだ!と、必死で気持ちを抑えようとするのですが、不機嫌そうな態度が隠しきれません。
ちょうどお昼前だったので、一段落ついたら逃げるようにお昼に出ました。
いつもはコンビニで買った物を事務所で食べますが、事務所に戻るのが嫌で1時間外出しました。その間中もずっと腹が立ったまま、過ごしました。
『大体Aの説明が足りないからこうなるんだろ!』『BもBだよ。毎回毎回なんで?なんで?って、嫌味かよ!』『バカにしやがって!』みたいな気持ちが渦巻いていて
だんだんエスカレートして『あ~あ、もう辞めようかな』というところまで行くんです。
今まで働いた中ではもっと自分の感情を露わにして、暴言を吐く人もいたので
そういう人と比べればまだましか?と思おうとするのですが
やっぱり心の中で汚い言葉で2人を罵っている自分が嫌いだし、結局『こうやって、すぐキレるところ母にそっくりやん』と、心底落ち込みます。
冷静になってくると今度は、不機嫌だった自分を客観視して『感じ悪かっただろうな』『偉そうに言ってしまったな』と自己嫌悪に陥ります。
自分でもちょっと異常だなって思います。
けれど、そのイライラを止める方法がわからない。
田房さんのこの件については、先日もテレビでやっていましたが母との確執があまり描かれていませんでした。
この本も、確か私も何年か前に読んだと思うのですが、多分その時は自分にそういう性質があるなんて思ってなくて、大して共感しなかったのだと思います。
どうも、母と同じ職場を辞めて自分の感情を「職場で」出せるようになってからおかしくなった気がするので
これも次の課題として取り組みたいと思います。