もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

毒親の場の空気の読めなさ、優勝

毒親は、変なとこ頭の中がお花畑だったり、世間知らずだったりで

場の空気を読めず家族が恥をかかされる、というのもあるあるだと思います。

その被害はいつだって「子ども」に降りかかる気がします。

 

初出勤にデニムで行ったのは私の知識不足でもありましたが(笑)

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また『あれ、恥ずかしかったなぁ』ということを思い出しました。

 

昔、私も母も海外旅行をしたいのだけど、海外旅行の経験がないので『よく知ってる人についてきてほしいな』と話してたところ、母の知り合いの男性が「韓国くらいなら出張ついでに案内できるよ」と言ってくれたことがありました。

それで、一緒に行って、時々一緒に行動してもらう、という旅程を組んだことがあります。

 

飛行機もその方と同じ便にしてもらい、旅行自体は事なきを得たのですが

空港へ戻って来ると、預けていた私たちのキャリーケースの取手がひとつ外れて無くなった状態で戻って来ました。

 

預ける時点で、ある程度乱暴に扱われても仕方ないことは暗黙の了解だし、実際そこそこ乱暴に扱われていることももう周知の事実ですが

母は変なところがピュア(笑)な分「客の荷物を(私たちが思うより)適当に扱う」みたいなことが横行していることが、どうもわかってない雰囲気があります(別に、航空会社だって「わざと壊してやろう」って気はないのもわかりますが、あれだけの膨大な荷物がある中で破損や紛失に遭うのは、想定内では?という意味です)


空港に着いてから、母はさっそく空港のスタッフにゴネ始めたのですが

毒親っていつも頭の中がいっぱいいっぱいで本当に「イレギュラー」に弱いので

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説明も聞く余裕がないんですね。話をぶった切って、すぐに文句を言うんです。

 

別に空港の人も「修理しません!」「知りません!」とか言ってる訳じゃないんです。順を追って、確認しないといけないことを専用のリストの項目に沿って聞いてくれているのに「何でなん」「どういう扱い方してんの?おたくら」みたいなことを、ちょっと間をあけては、すぐ言うんです。

 

『だから、今説明してくれてるねんから、黙って聞け!』という言葉を何度飲み込んだか。

 

『あ~まためんどくさいの始まったわ』と思いながら聞いてたら、同行してくれた人も「こんなんよくある話やで」と呆れ顔。

 

ああいう時、毒親って「あ、怒ってんの私だけや」「きちんと話聞いたら、そんなに大したことでもなさそう」とかいう雰囲気、全然察知できないんですね👏

 

結局、破損については補償の対象内だったし、一度家に持ち帰り、指示通りに手配をしていくと何の料金もかからず、運送会社が集荷にまで来てくれて、数か月後キレイな状態で戻って来て、私は『ここまでしてくれるのか~』と逆に感動したほどだったのですが。

(しかも、あれだけ空港で文句言ってた割に「手続き」とか「説明」とかが大嫌いな母は、その手配は「たり、やっといてな」と、全て私に丸投げ。まぁいつものことです)

 

空港で、スタッフの説明も聞かずに文句をたれていた母の姿は心底みっともなかったし『本当にこういうとこ、嫌いだわ』と再確認した案件でした。

けれど、多分母はそのキャリーケースが破損したこと自体、もう忘れていると思います😇