もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

数年後に気が付く「あいつも毒人間だったわ」案件

昔、パワハラまがいの発言に耐えられなくなり辞めた職場で「常務」と呼ばれているおばさんがいました。

そのおばさんも、母と同世代くらいでした。

 

丸4年働きましたが、とにかく離職率が高い職場で、数え切れないほどの人が入れ替わったため、ほとんど覚えてません。

私も含め、大体がその常務のせいで辞めていて(営業・事務員、はたまたチラシ配りのパートさんまで ⇦ チラシの受け渡し時しか顔を合わせないのに、その一瞬で暴言を吐いてパートさんはその場で辞めたそうw)

 

…今思うとあの人も、ちょっとおかしかった(ネジ1本足りない系だった)のかな?とか、最近考えていました。

 

母といい勝負なくらいの偉そうなきっついおばさんでしたが、当時は、母くらいの年齢のおばさんってみんなあれくらい偉そうなのがデフォルトだと思っていました。

それまで、同世代くらいの人としか肩を並べて仕事をしたことがなかったので。

だから4年も働けたのでしょう(笑)


思い出せば、小出しで結構なことを言われてましたが(入社日にも、先輩から「常務はきついけど、あれが普通だから。あまり気にしないでね」と声をかけられるレベル)

当時は「きついおばさん」の基準が母だったから、さほど気になりませんでした(慣れって怖いです、ほんとに…)

 

ただ、いつも気になっていたのが、その常務が何となく敵対心?って言うか

勝手に決めつけて訳の分からないとこで張り合ったりこき下ろしてくるのです。

 

それが「私」に対してならわかるんですが

私の母に張り合ってきたり、私の家?に対してだったりで

 

例えば、私の家は山を切り拓いて作った住宅地とは前にも書きましたが、そこを貶すみたいなことも言われたし(常務の家も別に万人が羨むような場所や家でもなかったけど)

いつも「〇〇(私の住む町名)なんて人気ないもんな!」みたいな言われ方をして嫌な気分になっていました。

 

一番意味わからなかったのが、私が『母親も働いてる』みたいなことを話の流れで言った時に「どうせパートやろ?」って言われて

私は何も思わず『いや、正社員ですよ』とは言ったけど

後から『何でそんなこと言うんだろ?』『てか、どうせとか、何様?だし、パートを下に見るみたいな言い方も失礼だなぁ』と、じわじわ腹が立ったのを覚えています。

 

私は腹が立つ前に、何でそんなこと言うんだろ?って冷静に考えてしまうタイプなので、そういうことが度重なり

『この常務って多分ちょっと頭おかしいんだな』『私とはなんか色々次元が違うんだろうな』ということで処理していました。

 

その頃はまだ、家に帰ったら母に何か話さないと!と思っていたので、常務に言われたことも逐一報告していましたが、その度に母は「ふ~んおかしなこと言う人やな(笑)」では済まず「おう?やったろか?」みたいな臨戦態勢で聞いてたような気がします。

 

で、その「どうせパートやろ?」の件も、私が『正社員ですよ』って返したのも、全然『ざまぁ』とかいう気もなくて、素直に事実を述べただけでしたが

母に話すと「正社員って、言うてやったか?!」「常務、どんな顔しとった?!」と、してやったりの様子で(パートなわけあるか!あほか的に)

まぁ、正社員アピールをしたことを母が喜んでくれたならとホッとした私でしたが

 

今思うとしょーもないことを「貶す常務」に「してやったりの母」。

どちらも同程度の頭だったのだろうな(笑)

 

人より上に立ちたい。偉いと思われたい。

その気持ちばかりが先行して、けれど皆に好かれたり慕われる要素もない(むしろ、嫌われ者)

だから、蹴落とす相手やこき下ろすネタを探しては、そうやって優位に立てた気分に浸っていたのだろうな。

気の毒な人たちです。