私は気が利かない方ではないとは思うので(あれだけ毒親の顔色をうかがって生きてきたので、嫌でも身についただけですが)職場とかでも色々と気はつくのだけれど行動にうつすかどうか?と問われれば微妙です。
10年以上事務職をやってきて、どちらかと言うとあまりイレギュラーなことは求められないのでそうやって気付かないフリでも何となく通ってはきましたが(改善して等指示があれば、その都度やってきたという感じ。自分から『こうしてみては?』というような働き方はあまりしてこなかった)
今の副業は私の苦手な「接客」の要素もあり、もちろん臨機応変さが求められます。
ただ、気はついていても、咄嗟に行動に移すことがどうしてもできません。
こうした方がいいかな?いや、でもと考えているうちに上司にこうして!と言われやっぱりやった方がよかったか…の繰り返しなんです。
やっぱりどうしても「言われてないのにやる」その一歩が踏み出せません(相手がお客なのも、あるかもしれない)
これでは接客は向いてないなというのは百も承知ですが、一応弁解しておくと「事務職」で募集がかかっていて、いざフタを開けると接客の要素がかなりを占めていたという感じだったのです。
例えばこれは休憩中にみんなにお茶いる?と聞くとか、男性社員には勝手にお茶を入れる女性社員もいるのだけど、私はそういったことをどうしてもできないのです。
時々『あ、お茶入れてませんでしたね~!すみません、気がつかなくって!』とか、あたかも『今、気がつきました』感出して、私こういうキャラでごめんなさい的にごまかしたりもするのだけど…気がついているけど、最初の一言が言えない&一手が出せないだけ(情けない)
例えば勝手にマニュアルみたいなのを作って『作ってみました』『また見てみてください』とか言うのは、まだ平気です。誰も必要なくても、そのファイルはフォルダに存在し続けるだけで、いらなければ削除したらハイおしまいなので。
けれどリアルタイムで相手の反応がわかる状況になると、どうしても緊張してしまいます。
色んな人がいるから、その人数分答えもあるのは頭ではわかるのだけど…
なんでこんなにビビってしまうのかな?とずっと考えていましたが
やっぱり「そんなことやらなくていいのに」みたいなリアクションをされるのが、どうしても怖いのです。
逆に考えたら「やってくれたらよかったのに」と言われる可能性もあるのだけど、私は前者の方が『せっかくやったのに…』というあの気持ちにまたなりそうだから苦手です。この記事に書いています。
これは少なからず、母からの心ない一言も影響してるのではないかなと思っています。
母は大体、やってほしいことはやれと指示してくるので、上に書いたように「やってくれたらよかったのに」と言われる可能性もそもそも低かった訳です。
母がやってほしいことは、こちらが嫌なことでも、やるまで言われましたし(それでも「言われてからやったって値打ちないで」とまで言われることもあったけどね)
気を利かせてやったことも、母は自分が気に入らないと文句は言うわ貶すわ。何で毒親って、やってくれたことへの「ありがとう」のたった5文字が、まず言えないんでしょう。
逆に、私が気を利かせてやったことが母にとって良い結果であったとしても「ありがとう」の前に「(これくらい、やって)当たり前や」とか「もうちょっと〇〇の方が良かったけどな」とかね。
指摘や自分の感想を述べるなとは言わないけど、せめてその後でもいいから「けど、やってくれたことはありがとうね」の一言でもあれば、違っていたかも知れません。
結局、何をしたってそういう言い方しかされてこなかったから『私がやることなんて、たかがしれているのだ』『むしろ(関西弁で言う)いらんことしぃなんだ』という意識がどうしても抜けないのです。
まぁでも、今の副業の職場ではちょっとそういう注意をされても、あまり『せっかくやったのに!』とは思わなくなりました。
職場環境が良いからなのか、自分が変わったのかは、わかりませんが…