もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

調子のいい時だけ、ほめたり、持ち上げたりする母

これまで何度も書いてきましたが

母はとにかく自分のやりたくないこと・苦手なことは徹底的にやらないというところがあって

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また、かなり私自身母に洗脳されていた部分もあったので

大抵の頼まれ事も『娘がやってあげなきゃ』と、本気で思っていた訳ですが

そのせいで私の心は相当疲れきって、壊れていたことも事実です。

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それでも、いい歳になってからは、母からの頼みごとをどうしてもやりたくない時は、自分を守る為に、たとえ喧嘩になったとしても『嫌』『やりたくない』という意思表示をするようには心掛けていましたが

母も母で、娘が幼い頃は力でねじ伏せることができたものの

だんだん私が言い返すようになって、正論で返されるようになると

筋の通った説明もできないので(当たり前です。単なる母のワガママですからね)

今度は私をおだててやらせるという方向に持って行こうとするようになりました。

これが前のこの記事の最後に書いた件です。

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⇧の記事にも書いたように、母は私にすぐ「これも洗っといて」とか頼んでくるのですが

私が嫌そうにすると、昔は「黙ってやらんかい!」と、すぐにキレていたところを

だんだんと「たりの方が上手やもん♪」と、わざとらしくほめて、甘えたような声で話すようになりました。

私は母のこれも、大嫌いでした。

例えば『こんなん、洗剤つけて洗うだけやで』と言っても「たりの方がキレイ好きやから、なっ?やってよ♪」(と言いながら、押し問答が続くと結局本音の「ええやん、それくらい」も必ず言う)

思い出すだけで胸糞悪いです。

 

もう1つ、思い出したことがあります。

晩ごはんを「今日はパスタにしよう」となると、なぜか母はいつも私に丸投げして(まぁ、パスタをゆでて、好きな市販のソースをかけるだけだから、わからんでもないのですが)

これも出来上がったパスタを食べていると、わざとらしく「あ~たりはほんまにパスタゆでるの上手!」とか、普段絶対に人のことなんてほめないのに、気持ち悪いほどに言ってきます。

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あれは何だったのかな?と、最近思い出してみると

母は何かをゆでる時にどうも火を入れすぎる傾向があり、ブロッコリーとかも確実にゆですぎだろうと思うことが多々ありました。

それで、おそらくパスタも母のゆでるやつは昔からもっとやわらかかったなぁと思って、おそらくあれもゆですぎてたのでは?と思います。

 

それも、ちゃんと袋の記載の時間を目安に(多少のプラスマイナスはあるにせよ)少しずつ固さを確認しながらゆでればいいものを、そういう細かい作業を母はいまいちできないところがあるので、単純にパスタにも苦手意識があったのでは?と、考察しています。

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そのくせ、母はちょっとでも食感とかが気に入らないと絶対に口に入れない頑固さもあるので、数人分のパスタをうまくゆでられる自信がない(でも、失敗して麺を無駄にもしたくない)から、あんなにしつこく「たり、やって」と言ってたんじゃないの?と、今回思ったわけです。

だって、よくよく考えたら

あれだけ人を貶してまで、自分の料理の腕を誇示するくせに、何でパスタくらいゆでないんだよって話なんですよ…。

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1つひとつのエピソードとしては、本当に小さな、些細なことなのですが

こういうことが様々あって『母の為に!』と思って生きていた私も、さすがに『調子良すぎるだろ』と、気がついた訳です。

 

まぁ、かなり気付くのが遅くなりましたがね…。

 

母が、断固としてやりたくないことを、私のことを持ち上げてやらせようとする時の声、今でも思い出してムカつきます(笑)

 

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