もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

母はずっと子どものままなんだと思う②

母は元々、冗談が通じないタイプなので、母の口から「なんちゃって」みたいなオチのジョークも、ほとんど聞いた記憶はありません。

家族が何か面白いことを言っても母だけ意味がわかってないとか

本気でキレてるみたいなことも、昔からたまにありました。

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前に、こんなお母さんだったらよかったのに、と、この記事を書きましたが

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母もたまに冗談を言ったりすることはあったのですが、母のジョークには、茶目っ気がありませんでした

ただ娘をからかう・馬鹿にするみたいな感じにしか、私には思えませんでした。

 

だからでしょうか。今でも、未だに思い出しては胸糞悪くなることがあります。 

前回の記事

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の最後に書いた幼稚な母にされて嫌だったことを今日は書こうと思います。

 

 

私が3~4歳くらいの頃の話。

確かその時、家には母と2人、外は暗かったので夜のことでした。

 

私がトイレから戻ると、さっきまでリビングにいた母が居なくなっていました。

 

何度か母を呼びましたが、返事がありません。

2階も確認しましたが、居る気配もありません。

玄関から外に出たとしたら、トイレに居ても絶対に音と気配でわかるはずです。

 

だんだんと私も不安になって、もう1度トイレや洗面所・風呂場などを探し

さっき確認した1階の和室の前を通ろうとした瞬間、暗闇にかすかに人影が見えたと同時に「ここやで」と母の声がしました。

母は、私を驚かそうと真っ暗な和室の、タンスの影にずっと立って隠れていたのです(1回目に和室を見た時、私は母を見つけられなかった)

 

その瞬間こらえていた涙が出てきて私は大泣きしました。

『どっか行ったかと思った~』と泣きながら母に抱き着くと「冗談やん」と言われましたが

しばらく泣いていると冷たい声で「しつこい」「こんなことで泣かんでええねん」と怒り、私を引き離して、食事の支度か何かを始めました。

 

母が「ごめんごめん」とも確かに言ったと思うけど、私はあの時の母の態度を忘れてはいません。

 

時間にすれば2~3分のことだったのでしょうが、不安な気持ちの子どもにしたらものすごく長く感じたし

隠れていた時間が長すぎない?こんな小さい子に対して種明かしまでが長すぎない?私がオロオロしてるのを横目に、ず~っと暗闇に立ってたんだ…意地悪い…と

私は当時その年にして、思いました。

 

その上、私は『怖かった』『悲しかった』という、気持ちの処理ができないままに「しつこい」と怒られ、一方的に強制終了させられたのです。

 

これが3~4歳の子にやることでしょうか?

 

これくらいのいたずらなら、やる親もいると思うし、母としてもちょっとしたいたずらのつもりだったのでしょうが、私には悪意しか感じませんでした。

 

母の場合、やり方に問題があったと思うのです。

あの時の母の態度が、完全に娘をバカにしているみたいな感じにしか見えなかったからだと思います。

 

その一件から私は、母はいつかまた、ああやって人を小馬鹿にするようなことをやるのだろうなという気持ちがずっと抜けませんでした。

 

母のこの、人を小馬鹿にするような態度こそが、娘に対する本心だと思います。

ずっと親が偉い・親が上、娘は下・言う事聞いて当然!と思いながら生きていた証拠ではないでしょうか。

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母の態度を見ていると、大泣きする我が子に「しまった」「やりすぎたな」なんて、ほとんど感じてなかったと思います。

そんな風に扱われてきた娘が、母に優しくなんて、するわけないでしょw

 

私は末っ子なので、昔から家族に「イジられる」みたいなこともたくさん言われたし、されてきました。

私が幼い頃に家族にイジられ、時々本気でふくれたりすると、姉や父は「うそうそ、ごめんね」「ほら、機嫌なおして♪」みたいなことを言ってくれましたが

「しつこい」「いい加減にせぇ」と私に怒って終わらせるのはいつも母でした。

 

家族発信で始まったことなのに、なぜか最後に私が「しつこい」と怒られることに納得が行かないから、末っ子扱いでイジられる時間が私は嫌いでした。

愛があって、可愛がってくれていたのだなと今はわかりますが、あくまでもそれは父と姉にしか感じません。

 

だから早く、姉や母と肩を並べて同等に話せるように(イジられないように)しっかりしないと…と、幼い頃ずっと思っていました。 

 

私もかつて同じ気持ちを姪に対して感じた経験があるので何となく思うのですが

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多分母は末っ子の私にスポットライトが当たり、可愛がられることも気に入らなかったんじゃないかな。

 

「娘に早く大人になってほしかった」なんて、娘の前で口にするくらいですから。

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このセリフ、当時は何気なく聞いていましたが、暗に「子どもらしくいてはいけない」と言われているようなものだったし

私も姉もまんまとその母のセリフに引っかかり、子どもらしくない子ども時代を過ごして来ました(精神的に)

結局あの家で、一番精神的に未熟で手のかかる子どもだったのが、母だったということだと思います。

 

母の犯した、いつまで経っても自分の未熟な「子どもの部分」と向き合わないまま

そのお世話役を娘たちにやらせたという罪は、許せることではありません。

そのせいで、私たちが未だにこんなに生きづらさに苦しむ原因になっているのだと思うからです。

 

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