もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

モラ化した元親友の話②

前回からの続きです。

tari97.hatenablog.com

Mは思いやりもあって頭も良く、尊敬できる部分も多い人でしたが、縁が切れる数年前からおかしいなと感じ始めました。

以下、私が体験したことです。

 

①話が「勝った・負けた」「優・劣」になる

例えば頼みごと・頼まれごとってお互いにある訳ですが

Mは自分がやったことは「あんなにやってあげた」とやたらと恩を着せるようになりました。

私は何かを頼まれても、快くできなさそうなことは逆に相手に失礼だと思うので、引き受けないようにしています。

するとMは「私はやってあげてるのに」と、よく言うようになりました。

では、Mは私の頼みごとを快く引き受けるのか?と言うと、安請け合いする割に後で文句を言うことも多く、私はこれがすごく嫌でした。

別に無理強いもしていないし、嫌なら引き受けなくていいのに。

それが嫌で途中からだんだんとMに何かを頼むのはやめました。

「私はこんなにやってあげているのに、たりは…」と、よく言われるようになり

何となくいつも「勝った・負けた」みたいな「自分が優・たりが劣」な言い方をするなぁと感じていました。

 

②人の嫌がることをわざとやる・言う

M宅に遊びに行った時、昔は私の住む地域では放送していないテレビ番組を録画しておいてくれたり、必ず「何見たい?」と尋ねてくれていましたが

私の好きじゃないと言ったテレビ番組をわざと見せてきたり、意地の悪いことをするようになりました。

しかもリアルタイムで放送中ならまだしも、録画したものをわざわざ再生してまで😅

また、私の好きな人の話などをひとしきり聞いた後に「まぁ私はそんな男嫌だけど」と言ったり。

言わなくてもいいようなことを言ったり、私の嫌がることをやったりするようになりました。

 

③拒否すると、寛容でない!と私を貶す

『こういうの嫌だ』と伝えたなら「そっか、ごめんね」「次から気をつけるね」ではないですか?

ところがMは決まって「これくらいで?」「たりはそういうのダメなんだ、私は平気だけど」…こういう返事をするようになりました。

上の②の時もそう。「そんなにこの番組嫌ぁ~?」と、まるで私がものすごくワガママを言っているような扱いを受けました。

わざわざ私の嫌がることをやっておいて、こんなことくらい我慢できないたりはダメだねwみたいな。

Mも結構変なこだわりやわがままな部分があるくせに、よく「たりはわがままで、頑固だもんね」みたいなことも言われました。

 

④不機嫌な態度を出す・暴言を吐く

これが一番許せませんでした。

そもそも、縁が切れた時の騒動の発端もこれで、真夏に大きな駅で待ち合わせをすると「場所がわかりにくい!」だの「暑い!」だの、私に全く罪のないことでわめき散らされました

また、M宅に遊びに行った時にも客人である私の前で家事がめんどくさいことの愚痴を汚い言葉で吐くようになりました。家事がしんどいのは私に何の関係もありません。

 

⑤とにかく謝らない

上の④で不機嫌な態度を出されたことを『私が母に偉そうに言われてトラウマになっていること知ってて何であんな態度取ったの?』と聞くと「え?私そんなに言ってた?」「たりに言ったんじゃないけど(だから別にいいじゃん的ニュアンス)」

(Mには私が母がトラウマになっているので不機嫌な人が苦手だという話も散々しています)

謝るより先にとにかく言い訳、正当化。

言い返せなくなると「そんなつもりで言ったんじゃない」とごまかす・とぼける

相手が不快だと言っているのなら、まずは「ごめん」ではないですか?

そしてまたこれが③に繋がります。

 

⑥自分だけが被害者ヅラ

最後に喧嘩になった時、Mだけが「悪い・悪くない」に異常にこだわり、自分だけが攻撃された・ひどいことをされたと言って聞きませんでした

途中から『これ、裁判でもやってんのか?』と笑えるくらい、どうしても、悪の割合「たり:100/自分:0」みたいに持って行こうとしました。

また、家に遊びに行かせてもらっても④のような暴言が不快なので、ある時『もう家にお邪魔するの、やめるね』『次の遠征はホテル取るね』と言うと「あんなにもてなしたのに!何が気に入らないの?」と、また自分が被害者のような言われ方をしました

 

⑦上から目線

話し合いの時に『あ、今本音が出たな』と感じたMの一言。

SNSに私がMのことを書いた時に「(あんなことを書いて、私に見られたら)私に捨てられると思わんかったん?」

…は?捨てられる??????🤔🤔🤔

Mは友達で居てあげてるという気だったのでしょうか(笑)

このセリフを聞いた瞬間、あ~なるほどね。とさーっと何かが引いていくのを感じました。Mの本性を垣間見た瞬間でした。

また、私の生き方を「甘い」とか「苦労をしていない」みたいな、そういうジャッジをする発言も昔から多くありました。

 

以上のことから、私の感じたMへの見解は

 

①Mが何かをしてあげる際、やってあげた事実「だけ」を称賛してほしかったのでしょう。私は、クオリティを下げたくないので、できない事は断ります。

その私の「断った」部分だけをあげつらい、貶すことで「自分は親切、たりは優しくない」という図式を保ちたかったのでしょう。

やるやる!と安請け合いし、後で文句を垂れるのと、できないことはできないと最初から潔く断る。本当の「優しさ」って、どちらだと思いますか?

 

②Mは、自分が優位に立つ方法を「他人を下げる」ことで確立するタイプではないかなと。

他にも、Mはパート先の同僚に「私は金に困ってないけど、ここで働いてやってる」みたいなことをよく言ってたみたいですが…目くそ鼻くそってやつです。

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③これも②に似ています。相手を下げることで自分を優位に立たせたかったのでしょう。ただ、これが無意識レベルなのか、意識的にやっているのかは私にはわかりません。意識的にやっていたなら、余程私をいじめたかったのねって感じですが、無意識レベルなら病院に行った方がいいかも知れません。

 

④これも、もし無意識レベルなら病的だと思います。

駅でわめき出した時『母とあんまり変わらんな』『この子精神的にどこかおかしいんじゃないかな』と正直引きましたから。

「イライラしてわざと言った」と言われた方が幾分かマシです。

 

⑤素直に謝りたくないのは、相手を見下げている証拠では。母と同じです。

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⑥とにかく「自分は悪くない!」なのですが、都合が悪くなると、話をすり替えて巧妙にルート変更します。母のかつての得意技と同じ。

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これについては私も機転が利いてしまうので、無理なルート変更はことごとく阻止しましたが、にっちもさっちも行かなくなると最終的にモラ人間は「相手をイラつかせて声を荒げさせ、こわい!怒鳴られた!と力ずくで自分を被害者にする」技も持っています。

おー怖い怖い🙄

 

⑦母みたいな常に上から目線より、Mみたいに無意識にぽんっと出る一言の方が怖いし、本心に近いと思います。

あと、育ってきた家や環境も違うのに「甘い」とか「苦労してない」とか言われる筋合いもないし

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今思えばMは毒親育ちの地雷踏み過ぎです。よく耐えたなぁ、自分。

 

こうやってきちんと整理すると、何とまぁ、毒母と似ている部分の多いこと。

それに何年も気付かず、付き合っていた…毒親に植え付けられた慣れって怖いです。

需要があるかはわかりませんが、もう少し続くかもしれません。

今日はここまでにしておきます。

 

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