もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

言霊

あまりスピリチュアルなことは信仰しない私でも、言霊はあると思っています。

ネガティブな言葉もできるだけ言わないようにはしていますが…

毒親育ちには、これはなかなか難しいですね。

 

母から発せられた数々の否定的であったり貶すような言葉が娘たちを苦しませ、様々なところに影を落としたことは言うまでもないですが、その中でも特によく母に言われたセリフって何だろう?と考えてみました。

 

私の場合、直感的に頭の中で母の声で再生された言葉は「降りて来なさい!」(実家の頃、階段下から呼ばれると説教コース開始の合図)

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「親に向かって何やその口のきき方!」

「(〇〇したら)承知せぇへんで!」等。

これらは基本的に「親が偉い」ニュアンスのセリフの代表といったところ。

ここまでくるとほぼ脅しです。

「親に感謝しいや!!」もありますね。

 

…きっと良い言葉もあったはず…と数分考えていましたが、驚くほど思いつきませんでした。

それどころか更に出てくるのはもっとキレている声色のセリフばかり。

 

「口ごたえしなさんな!」

「何やと!?(何だと?)」、後に「もっぺん言うてみぃ!」も付く時あり。

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単なる意見をしただけでも子どもが言うと口ごたえや反論として取られ、怒鳴られます。

思い返しても『そりゃ私怒られてもしゃーないわな』と納得できることなど、ほぼありません。

 

もっとこう、セリフではなく格言みたいなの…とやっとこさ出て来たのは「貸したお金はどんなに仲良しでも戻って来ないと思えよ(だから金は貸すなよ)」くらい?

守銭奴の母らしいっちゃらしいですが。

あとは「自分が悪い時は言い訳せんと潔く謝りや」(おまいう)

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キレてない口調で思い出すのは「ええやん、これくらい」かな。

基本的に娘の意向に耳を貸すということを一切しないので、何かを『やめて』とか『嫌だ』とか主張しても大体これで返されます。

「お母さんがいいと思ったら、いいの(ガキは黙っとれ)」なんです。

毒親のもとでは子どもには人権もないに等しいですね。

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一方父はどうだったかな?と思い出すと

「無理しぃなよ(するなよ)」

父はいつも食事中にもうお腹いっぱい!と私が言うと、必ずこう言ってくれました。

母は人の腹具合やタイミング無視でよくあれ食べろこれ入れたろか?等とうるさかったので、父のこの一言にいつもすごく救われていました。

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試験とか検定に向かう時、父の運転する車の中で緊張のあまり顔面蒼白だった(だろう)私に「大丈夫や、何とかなるわ」と声をかけてくれた事とか、私が我慢の限界で衝動的に仕事を辞めてしまった時、母には深夜に延々何時間も貶すような事しか言われませんでしたが

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翌朝父に泣きながら『急に仕事辞めてごめん』と伝えると「泣かんでええ。そんなに辛かったんやな。ええ、ええ。また探したらええ」と言ってくれた事。

こういう声掛けのおかげで心が軽くなった瞬間は、今でも覚えています。

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残念ながら、母からは励ましや労い、肯定的な声掛けをされた記憶が本当にないです。

 

親だからって立派な格言みたいなことなんか言わなくていいんです。

ただもう少し、私の言葉に耳を傾けて、親と意見が違うことが悪いかのように否定したり貶したりはしないでほしかったと切に感じます。

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皆さんは毒親に一番よく言われた言葉って何ですか?

 

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