高校生の姪が「将来結婚したくない」と言うので何故か聞くと「だってたりちゃんが(1人で暮らしている様子が)めっちゃ楽しそうやねんもん」と言われました(笑)
自身のスペックはけして「世間一般で言うと」胸を張って言えるようなものでもないので(アラフォー未婚・彼氏なし・金なし・アイドルオタク・職もいつ失うかわからない派遣・持ち家ですが、毒親との暮らしから逃げるため嫌々購入した田舎のボロマンション。資産価値ほぼなし)そんな風に言われて、正直びっくりしました。
私自身、昔から結婚願望はあまりなく、こんな家族を作りたいとか「考えた」ことはありますが「憧れた」ことはありませんでした。
彼氏のことが大好きな気持ちに嘘はありませんでしたが、この人と生活を共にしたいとか、この人の子どもを産んで育てたいと思ったこともなく『結婚に対して冷めてる私って変なのかな』と思うこともありました。
こんな感じなので、未婚のまま生涯を終えるであろうことも後悔はないですが、少し引っかかるのは、姪の中で「未婚」と「自由」が直結しているところです。
何で姪の目には私が楽しそうに映るのだろう?と考えてみて、多分「独身であること」と「私のしたい生き方」がただ単にマッチしているだけなんだと思います。
基本的に今仕事以外は全て自分の為に使える時間。
長年母に干渉され、気持ちも時間を奪われてきたので、自分の為だけに時間を使える今が私にとって何よりも幸せなんですよね。
それが、姪にも単純に「楽しそう」に見えているだけかな?と。
姪も結構、干渉を嫌いマイペースに生きたいタイプ。
1人で出かけるのも平気だし、高校時代の私と比べても『度胸あるなぁ』と感心するほど。
まだまだ世間知らずなところや急にヘタレになるところもありますが、出たとこ勝負強いというか、まぁ何とか上手に生きて行けそうなタイプだと私は思っています。
多分、私も昔からそういうタイプだったのだと思います。
昔は『大人になれば結婚するもの』と思っていたけど、両親を見ても、結婚している周りの人を見ても、羨ましい!私もしたい!と思うことはなかったし
『パートナーとのこんな暮らし方もあるんだ』というのを色々知るうちに結婚にこだわることないよなぁと、自分の性格も考慮した上で思いましたが、そういう私なりのビジョンを狂わせたのは、紛れもなく娘の人生を乗っ取り自分の人生を作ろうとしたあの毒母だったのだろうということは前にも書きました。
母には「そんな性格やったら結婚も難しいで」「協調性がない」など、私の性格を散々貶されてきました。
けれど、母が私を貶す時は大体「誰かと暮らしたとして」という条件のもとに発していただけで、よく考えたら何の参考にもなりません。
母を崇拝していた頃は『そうなのかな』と、私もその言葉を鵜呑みにしていましたが。
とにかく協調性のなさを母に指摘されるのは心外ですね。どの口が?案件です。
姪が「たりちゃんが楽しそう」と感じたのは、私が単に自分純度の高い生活を送れてきている証拠なのかも知れません。
私は今のこの生活で、パートナーが居たらもっといいなぁとは思うので(籍を入れるかどうかにはあまり拘りはないけど)例えば今私がパートナーを見つけたとして、ちゃんと納得した上で私が私のまま居ることができれば「結婚したたりちゃんも楽しそう」と、姪に思って貰えるのかも知れません。
何より若くして、結婚=不自由なものという先入観があることは少し残念な気もします。
1人って、不便なこともあるけどこんなふうに『きれいごと』だけ言ってても生きられるから今の私にはすごく合ってます。
結局、毒母に潰された人生をまさに今、生き直しているんでしょうね。
自分の性格とか性分に全く気が付いていない訳ではなかったですが、あの母と暮らすために、本当の自分はいくつも閉じ込めて鍵をかけてきました。
多分最初は何てことなかったのでしょうが、それが何年も積み重なると、閉じ込めた現実にすら向き合うのをやめて、本当の自分さえ自分で見失うんですよね。
母と離れてから、いかに自分が本当の自分を閉じ込めていたか、思い知ります。
今はその鍵を探して開けて行く作業の途中ですが…ひょんなことから『あれ?(本当の自分)こんなとこにも居たの?』ということが多すぎて疲れます。
この作業で、前に進めているといいんですけどね。
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