もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

似たり寄ったりの姉妹

伯母(母の実姉)であるT子が施設に入ることになり、今月からT子宅の片付けを始めました。

元々片付けは嫌いではないし、仕分けもほぼ必要なく袋に詰めるだけなので、逆にスッキリしてストレス発散になりますが。

 

母が来ても何の役にも立たないのはわかっていたので姉と2人でやりたかったのですが、母が自分も行く!と…。

案の定、作業を始めても母はぼーっと突っ立ているだけ。

最近こういう母を見ると気持ち悪…と思います。そしてこんな能無しに何年もビクビクして言いなりになっていたのか…と腹が立ってきます。

 

そう言えば、母は昔からこうでした。

家族でキャンプや姉家族とレジャーに行って、みんながテントやクーラーボックスを片付けたりゴミをまとめたりしている中、自分の荷物のみを持ってぼーっと突っ立っているだけ。

昔は父と私たちが率先して色々やっていたけど(やらないといけないものだと思っていた)よく考えたらおかしいですよね。

しかも多分母はやりたくなくてサボっているのではなく本当に「何をやったらいいかわからない」のだと思います。

空気を読んで「じゃあ私はこれをやるね」と、考えて動く頭がないのだと思います。

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昔はそれを高圧的な態度で家族に命令して、絶対的にやらなくて良いポジションに自分を置いて、隠していただけ

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今回食器や調理道具は全部処分するので、何も考えず袋に入れたらいいだけなのに、こちらの指示がないと始めません。

『この食器棚の中のもの全部この袋に入れて』明確に指示した時だけはその通りにやりますが、それが終わったらまた突っ立って…

結局母が率先してやったのは、マンションのゴミ捨て場にゴミ袋を持って行く作業だけでした。

袋の口が縛られて確実に「あとは捨てるだけ」という形になってやっと「絶対に要らないもの」と認識できるのでしょうか。

意気揚々と「これ、持って行って来るわ!」と運び出すのですが、先に袋に詰める作業を進めた方がいい…というのがわからないのでしょうね。

あまりまとめて持って行ったら他の人がゴミを捨てるスペースがなくなるから出すのは少しずつにしようという話をしても『もう持って行かなくていい』とこっちが言うまでどんどん持って行きます。

 

ところでT子宅、使わない物まで溜めに溜めて…

片付けができないところは姉妹そっくりです。

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1人暮らしで来客もないのに5セットもあるようなティーカップや、料理もしないのに茶わん蒸しの器…箱に入れたまま後生大事に取って…。

2人とも貧しい家で育ったので必要以上に「もったいない」という気持ちが邪魔しているんでしょうね。

手入れをしながらならともかく、雑に眠らせておくだけなら活用してくれる人のもとへ渡る方がよっぽどマシだなと痛感しました。

2人とも、物を大切にする性分だと思っているのでしょうが、ただ溜め込むと大事にするは全然違いますからね。

お宝になりそうなものでもあればともかく、バッグやアクセサリーも安物ばかり。

ちょっといい食器なんかも保存状態が悪く薄汚れてしまって。

小遣い程度になったのはT子が保管していた数枚の旧貨幣くらい。

と言っても現在の貨幣と同額の価値しかないし、ATMでは処理できないからわざわざ数千円、郵便局の窓口で入金してもらっただけ(笑)

 

T子がここに越してきた時は、早くに娘を亡くしたことを本当に気の毒に思って、旅行や食事に誘ったりもしていました。

話の引き出しも全然ない、頑固で人のアドバイスや忠告も聞かない、とにかく可愛げも向上心もないT子と居てもシンプルに楽しくないので、そのうち私たち姪とも疎遠になりほとんど誰にも相手にされない老後を送ったのは当然の結果でしょう。

偉そうな物言いこそしませんが、やはりこういう部分も姉妹そっくり。

 

人の気持ちに寄り添うとか、痛みを共感して励まし合うとか、小さなことにも感謝をして生きるとか…そういう部分での「人間らしさ」を、姉妹共々親から全く学ばなかったのだと思います。

母はよくT子を貶していますが、私からしたら目くそ鼻くそ…です。

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おそらく、母もあまり変わらない末路を迎えるでしょうね。

また何年後かに実家の片付けも同じくらい(いやそれ以上かも)のボリュームで残っていることを考えるととても憂鬱です。

 

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