もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

「アレ」の衝動、未だ来ず

バービーさんのこの記事を読みました。

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結論から言うと、あまり共感する部分はなかったかなぁ。

唯一記事内で共感したのは、苦しみばかりの人生を、一番かわいいであろう我が子に経験させていいのだろうか?と悩んだという部分のみ。

もし、私が子どもが欲しいタイプだったらものすごく悩む種になっていたと思います。

ほんとに共感したのはここだけ。

 

自分のやりたいことはやるだけやって生きたいタイプなのでその「やりたいこと」の中に、子どもを産むことが入っていないか、何度も自問自答してきました。

でも、いくつになってもこの記事で「アレ」と表現されている「子どもが欲しい」という衝動は来ません。

バービーさんとは同世代。

実際私も同世代の友達と卵子凍結の話をしたこともあります。

 

もちろん、子どもは物理的に1人では作れないので一般的な順序を踏むとしたら子どもの前に夫…ですが夫が欲しいと思うこともないです。

昔は『親から逃げられるなら…』とも考えたけど(母からは「結婚以外で家を出るのは許さない」と言われていたので)

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私の性格上そんな気で結婚できても破綻するのはわかっていたし、何より「親が嫌だから」を理由に相手を探すことを、私はしたくなかったのです。

 

興味深かったのは、バービーさんの祖母が亡くなった時「命のバトンは繋いでいかなきゃいけないと感じた」というところ。

昔ある芸人さんもこの「命のバトン」に触れていたことがありました。

その芸人さんは結婚もして、子どももいます。

「僕は子どもを産む・産まないは、本人の自由だと思う。(子どもを産むことができる人に対しての話が前提とも付け加え)本当にしたいようにすればいいと思う」

「ただ、今まで先祖がバトンを繋いできてるんです」

「子どもを作らなかった場合それを自分が終わらせてしまうことになる」

そこまでは、うんうん確かに…と聞いてたのですが

「僕はそれはズルいと思うんです」

え?ズルい??

当時も拍子抜けしたし、未だにこの意味がわからないけど、今回の記事を読み『先祖がどう、とか命のバトンが…とか、思う人は思うんだな』とは思ったわけです。

 

確かに母からは跡を継げ・姓を絶やすなみたいに言われてほとほと嫌気がさしていて、ハッキリ『跡を継ぐのは無理です。諦めてください』とも言ったし、こんな血筋後世に残さんでもええわwという気があるので、自分が子どもを産むことに抵抗があるのは「血を絶やさないこと」への反抗心なんだろうと昔は思っていました。

tari97.hatenablog.com

でも、だとしたら(本音では子どもが欲しいと思ってたとしたら)多分「ズルい」という表現を聞いた時に、カチンと来ると思うんですよね。

ズルいって独特の解釈するなぁ…ってとこから何年もピンとこないあたり、おそらく私は出産とか子育てとかいうフィールドにすら立っていないんだろうな、と。

あとは、おそらくバービーさんとは「子どもが好き・好きではない」の、根っこの部分も全然違うんだろうなとも思います。

確かに姪が産まれた時は可愛いと思ったけど、赤ちゃんの頃の姪と接するより、今の姪と話したり遊んだりする方が何倍も楽しい。

子育ての大変さを目の当たりにして可愛さよりもそっちが勝ってしまい、姪が産まれたことによって、明確に『私は子育てしない方がいい』という警告音が頭の中で鳴り「出産・育児コース」の道を自分から辞退した感じ。

電車で子連れの人が乗っていると、そのそばの席は避けてしまうあたり、やっぱり私は元々あまり子どもが好きではないのだと思います。

これについては「親子の絡みを見るのが苦手」ということで記事にしました。

tari97.hatenablog.com

 

ただ、日本ではまだまだ女性が子育てと仕事のキャリアを両立するにはハードルがあり「子育て≠仕事のキャリア」みたいな図式がありますよね。

となると、私ってどっちにもあてはまっていないんですよ(笑)

だからいつも、子どもが云々という話を考えると、子どもを産まないことに後悔はないけど、だからと言って仕事でのキャリアを積んでる訳でもない…と考えてしまって、そっちの方がコンプレックスに感じます。

別にこの2つを比べるものでもないけど、そこは長年の慣習によってそう思ってしまう自分がいるのも確か。

ドラマでも対比的によく描かれますしね。

そこは自分の好きなように解釈してればいいし、私が私らしく生きるだけでいいじゃないか!とも言い聞かせていますが。

 

でも、明確に子どもを産まないことに後悔はないとはわかったので、色んな記事を読んだり、様々な意見を聴くことは大切だなぁと思いました。

 

私のブログもこんなふうに誰かの気付きのきっかけになれれば良いんですけどね🤔

 

スター・コメントありがとうございます。

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