もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

こころの消化不良

先日仕事中こんなことがありました。

 

あるお店の方に書類を渡さないといけなくて、所属名を名乗りながらお店の扉を開けて入ったんです。

奥で作業してる女性が2人いたので声を掛けましたが、手を止めたものの黙ってじーっとこっちを見ているだけ。

入口付近に誰か居るのかも?と思い見渡したけど誰もいません。

もう一度声を掛けても、黙ってこっちを見ているので奥まで入って来いってこと?と思い(その作業場はバックヤードみたいな所で、土足では入れない)再度でかい声で(この時点で少々イライラしていた)『○○ですけど、入らせて頂いていいですか?』と言って靴を脱ごうとすると、入口側の死角から更にスタッフが2人も出て来ました(急ぐ様子もなく)

いや、居たんかい!!

その近さなら1回目で多分聞こえてたはず(苦笑)

やっと出てきた2人も「何の件ですか?」など聞くこともなく、私の顔を見て黙ってボーっと突っ立ってるんです。

『いい大人が、店番頼まれた小さな子どもじゃないんだから(笑)』と、マスクの下で半笑いになりました。

 

前に、こういう会社はオススメしませんと書いたことがありますが

tari97.hatenablog.com

⇧の記事の④にすごくあてはまっている気がします。

 

確かに開店前で忙しかったのかも知れないし、死角に居た2人も手の離せない作業をしていたのかも知れません。

それならそれで「手が離せないから」とか、開店前で迷惑ならば「次回からは○時頃来てください」等、人には「言葉」というツールがあり、何とでもやりようはあると思うのですが。

書類を渡した人もニコリともせず「あ、はい…」と最低限の一言だけで『まさか接客もあんな感じじゃないよな』と心配になりました。大きなお世話でしょうけどw

他にもこういった書類を配布することが多く、大体どこのお店もご苦労様ですとか声を掛けてくれて気持ちよくスムーズに渡せるのですが、いい大人が4人もいて…正直イラッときました。

 

大体、私がイラッとくることには、母に言われた事や育ちが関係しています。

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今回のことは多分、小さい頃から事あるごとに「ボーっとしとらんと、ちゃんと見とけ!」とか、とにかく「ボヤボヤすんな!」と母にきつく言われてきたから(本来別にボーっとしててもいい場面でも)でしょう。

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(母はこれを「ボケっとしたあほな子に育って欲しくないから厳しくした」と正当化しようとします)

 

汚い言葉になりますけどその時の私の心の声を正直にそのまま書くと

『いい大人が4人もいて、ボーっと突っ立って、バカなの?』

 

普段から怒ることは滅多にない私ですが日常のプチイライラは時々あって、その中でも特に多いのが「人を待たせる」ことです。

約束の時間に遅刻するという意味ではなくて、混雑している場で財布や切符を出すのにモタついていたり、レジの順番が回ってきているのに進まず突っ立っているような人のことです。

昔、今から車に乗るのに車のキーを探せなかった彼氏を怒鳴りつけたこともありました(母に完全に洗脳されていた頃です)

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誰でもイライラするよと思うでしょうが、私の場合そういう感情の裏には私はそんなこと、許されなかったのにという、悔しさのようなものが隠れています。

できない人を責める前に、まずそれを認められるようになると、ずいぶん楽にはなった気はします。

 

こうやって心に引っかかることは、私の場合大体が子どもの頃に無理にさせられたり、抑圧されたことの反動なのだと思います。

「もう大人なんだから」と、多くの大人は軽く受け流せるのだと思います。

けれどそのスキルを身に付ける前からどんどん飲み込まされたり無理矢理吐かされたりして、既にたくさんの精神的な消化不良を起こしているのが毒親育ちの人には多いと思うんです。

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それを無視したり、気付かず暮らすと、本当に心身を壊す(依存症含む)か、他人に危害を及ぼすことになるんだと私は思っています。

 

実際私はアイドルや買い物に依存もしましたが、顔が見えないのをいいことにネットで他人を執拗に叩いてみたり、自分より弱い者には横柄な態度を取っていたこともあり、このままでは自分が母親のようになってしまう…とある時感じました。

 

その時に、この原因を突き止めて治すのはもう自分しかいないと思って引きこもり、同じことを何度も何度も反芻し、ブログに書いて消化させている訳です。

 

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