もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

ドラゴン桜 楓の親は毒親?

日曜放送のドラゴン桜

最新話では、平手友梨奈さん演じる楓がバドミントンで功績を残してほしい両親に対し、東大に入ってやりたい事がある!と「親と絶縁する覚悟」で主張していました。

 

あの放送を見て「こういう事を言えているうちは、まだ(親子関係の)軌道修正できるかもよ」と思った方はいないでしょうか(私は思いました)

 

もちろん毒親の酷さだけを描くドラマではないので、今後は両親も楓の頑張りを応援するという流れになるとは思います(最新話では父が無言で立ち去っただけなのでわかりませんが)

それでも最新話を見た限りでも『まぁ子どもに毒親だと思われた人は、そんな対応しないよ』と思ったのがあって

楓が「もう練習には出ない」と言った時に、あのお父さんはまず「何かあったのか?」と問いました。

あんなこと、まず聞きません。

うちなら「練習に出ない」なんて言おうものなら「何をアホなこと言うとんじゃ!」などと即、罵詈雑言。

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「うちだとすぐに手が出る」という方もいるでしょう。

何かあったのかどうか聞いてくれる時点で優しいなと思いました。

 

そしてこのドラマで言う「親と縁を切る覚悟で」くらいの辛辣なことまで子どもが言い出すと今度は「なぁ~にをできもしないこと言うとんねん!」と小馬鹿にして「ほな、1人で暮らしてみろ!」とか言われます。

その後は「お前が1人で暮らせる訳がないだろう、大体な…」と、話を元々の事と全く関係のない方に進めて(自分がどれだけ苦労してきたかまたはしているか、お前の主張がどれだけ贅沢でわがままか、どれだけお前が無力かetc…)子どもの意見・意思全否定

何時間もそうやって言われ、途中で『あれ?ところで私、何で怒られてたんやっけな』となったことも何度もあります。

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あのお父さん、確かに強引で一方通行ですが「バドミントン」という主旨からは、逸れていませんでした。

 

私の母は子どもに正論を言われてぐうの音も出なくなったら、からかうんです。

真面目に話している子どもを嘲笑して。

最低ですよね。

そういうとこ、大っ嫌いでした。

口が裂けても子どもに「ごめん」なんて言いたくないので、どっちの言い分が正しいか?からも逃げ出すんです。

逃げ出す時点で、自分の主張に自信がないんやろ?ですけど。

 

「この子、頭おかしいわ」「お父さん、何とか言うて。私よう話、せんわ」「あとは知らんわ、自分で考え」など

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こちらがものすごくわがままや贅沢を主張しているかのような言われ方で話し合いを放棄されます。

 

毒親のヤバさを知らない人は「言い返せばいいやん」と思うでしょうけど

もうね、こういうことが積み重なると1つ1つに真っ向から『それは違う』とか『これはこういう意味で言った』とか言う気力もなくなるんですよね。

 

 

傍から見れば理想的な家庭を築いているように見えるのでその中で暮らす張本人の子どもたちも親がおかしいだなんて微塵も思わない訳です。

ドラゴン桜の楓の親も、スポーツをできる環境を熱心にサポートしてくれるという物理的な面では良い親なのでしょう)

 

それでも幼い頃から巧妙に生きる楽しさや自信、気力などのメンタルの部分を親が削り取っているので、心の傷みは相当なものなんですよね。

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もちろん、学生時代なんかは親に反発したら生きては行けないと思うので私も事を荒立てるようなことはやりませんでした。

反抗期のハの字もありませんでした。

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母が自分のお眼鏡にかなう人と私を結婚させたいがために何に関してもあれはダメ・こうしなさいと口出しをするようになって『ここぞ』という時には私も意を決して母に意見を試みましたが

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毒親は自分に都合良く解釈するし、すぐに忘れるし…

「意見を言わない」というよりかは「言っても無駄」ということにだんだん気が付くんです。

 

何においても「言っても無駄」そう思われて、人が離れて行くのって一番の危険信号です。

人間関係にしても、商売にしても、会社にしても。

「言われるうちが花」とはよく言ったものですが

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その「言われるうちが花」のラインを余裕で超えてくるのが毒親なんです。

 

単なるフィクションのいちシーンですら『うちの親だったら…』と比べられずには居られない自分がすごく嫌です。

私のブログを読んでくださっているみなさんは、何か感じたでしょうか。

 

※楓の親が言うほど毒親ではない!など、主張するための記事ではありませんので、悪しからず。

 

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スターありがとうございます。