もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

厄介な思考の癖

7月から、毎年繁忙期のみ勤務しているところからまた採用を頂けました。

何人か退職されたり在宅勤務の人がいるようで事務所にいる人が前より圧倒的に少なくて気持ち的に楽です。

週あたりの日数も今回は2日。

掛け持ちと言えど、両職場とも雇用保険の加入要件を満たしていないので引き続き勤務しながら、出勤のない日は失業保険を受給できるみたいです。

どちらにもどっぷり浸からない感じが、すごく私に合っています。

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厚生年金はここ何年かは掛けられてないし、将来のことを考えると確かに不安です。

これまで税金の減免申請の経験も何度もありますが、国民年金は少々苦しくても払った方がいいとか、固定資産税のような資産に関わるものは減免できない(当たり前か)とか言われたりで…経済状況は楽ではありません。

腰を据えて、フルタイムで勤務できればどんなにいいか…

とにかく「今」を考え、その後のことはまたその時…と自分に言い聞かせています。

 

毎月末にメインの職場に翌月の勤務日の確認をしてから副業のシフト希望を出します。

私は生きる上での糧がライブや舞台を見に行くことですが、それ以外のお出かけは平日にするのが性に合っていることも前に書きました。

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シフト制の今は前もって希望を出して休めることがすごくありがたいです。

今までの職場では、有休申請をするのがすごく苦手でした。

『いつ上司に言おう』『何て言えばいいかな』…

有休は権利なんだから遠慮なんてせず行使すればいいこと、頭ではわかっています。

それでも、理由を聞かれたり嫌な顔をされる職場もあって『1日休むだけでこんな思いせなあかんのか…』と、嫌で仕方ありませんでした。

その圧に耐えきれず、趣味のイベントに行くのに有休申請を出す勇気がないまま当日になり、仮病を使って休んだこともあります(ライブの遠征先の静かなところで職場に電話したことも)

こういうことがあり、シフトで前もって休み希望日を申請する今のスタイルの方が、私に合っていることがわかりました。

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職場でも過剰に気を遣い過ぎてしんどいのはHSPのせいとは思っているけど、おそらく異常なまでの罪悪感も関係している気がします。

せっかく有休を取っても、次出勤したら直属の上司に『お休み頂いてすみませんでした』って言わなきゃ…とか考え始めると何か悪いことをしているような気分になってしまい、楽しめなくなります。

何も悪いこともしていないのにすぐにこんな風に考えてしまうのは、常に子を脅すような子育てしかできない母に育てられた、それ故かもしれません。

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昔から母には『とにかく機嫌悪くならんといてほしい』と思って生きてきました。

母の機嫌を保つ為ならば何でもしたし、自分が我慢して済むならそれでいいと思って暮らしてきました。

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女社会でうまく立ち回れてきたのもきっとこれが理由で、周りの人の機嫌を保つ為なら自分を犠牲にしても良いという生き方を、息をするようにやってきました。

だから友人にモラハラをされても最悪なこじれ方をするまで気が付かなかったのでしょう。 

母やモラ気味な友人には自分の権利を行使するだけのことでもひれ伏してお願いしないといけないような、そんな関係性の中で長く生きてきた私には『私用で有休使います』の一言も荷が重すぎるのです。

 

それから最近気が付いた思考に交換条件を出して自分の意見を正当化しようとするというのがあります。

シフト希望を出す時にも『こんなに休み希望出したら何か言われるかな』『でも、そのために土日祝は全日出れるって言ってるんだから…』と自分で勝手に『これくらいこちらが我慢するんだから、これくらいのワガママはいいよな』みたいな、言い訳を考えてしまいます。

別にそこまで言い訳を考えながらシフト希望なんて出さなくてもいいのに、と頭ではわかっているけど。

いつもそういう、相手を怒らせないギリギリのラインで自分の意見も通す…そのためにはどうすればいいか?みたいな駆け引きが頭の中で繰り広げられていて、それらは全て母の地雷を何とか踏まないように…との思いからでした。

染みついてしまっている思考のクセなんでしょうね。

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だからこうやって権利を行使することは悪いことではないのだいう事実を作り、脳にわからせてる感じ。

やっても大丈夫、誰も気を悪くしていない、悪いことをしている訳ではない

そういう体験を積み重ねている訳です。

 

とは言え、まだまだフルタイムで働くのは難しいだろうなと思います。