もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

モラハラをする人って・・・

母の偉そうな物言いや高圧的な態度は、育ってきた環境を知っているのである程度納得できるのですが、元親友Mが何であんなモラハラをするようになったのか?は未だに不可解で納得できていないところもあります。

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私は楽しめる自信がないなと思うことは誘われても断るタイプで、Mに限らず他の友達にもそう接していることは前にも書きました。

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一方、Mは私の誘いに「行かない」とか「嫌」とほとんど言いませんでした。

でもMが私の趣味に付き合うとほぼ毎回機嫌を悪くしたり文句を言うので、いつもそれが不快でした。

何で嫌なら嫌と先に言わへんの?自分が行くって言ったなら文句言うなよ、と。


おそらく、Mは断るということができないと言うか、何となく「良くないこと」と思っていたんじゃないかと思います。

これは、Mの育った環境も影響していると思います。

私も母と暮らしている時、自分が嫌かそうでないかなんて考えたことがなかったし、拒否することは罪だと思っていたので、わからなくもないんです。

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Mは見捨てられ不安がすごくあるタイプだと思うので、何かを打診された時に自分の意見よりもその場を取り繕ってとりあえず「良いよ」と返事するのが癖というか、息をするようにそうやって生きてきたのだと思います。

本当は私の誘いも「行きたくない」とか「嫌だな」という時もたくさんあったのでしょう。

私はきっぱり断れないMを利用した気もないし、行くのを承諾した時点で楽しんでくれていると思っていたし、何より私には本音で接してくれていると思っていました。

親友である私に対しても「嫌」と本音が言えず取り繕う必要ある?とも思いますが、Mも親に恵まれなかったタイプなのでそう簡単に「嫌なら嫌とはっきり言いましょう」と言われてすぐにできるものではなかったのだと思います。

けれど、それが人にモラハラをしても良いという理由にはなりません。

本来はこういう分析はM自身が行い、気付くべきことだと思うのですが。

 

モラハラをする人の方が本当は気が小さいというか、自分の弱い部分・醜い部分に向き合う勇気がない、そんな気がします。

Mにも家庭のことで心の傷があるのはよく知っています。

けれど、私とMの決定的な違いは辛いのを覚悟でそれらに向き合う姿勢があったかどうかだと思っています。

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言葉は悪いですがMの生き方には「とりあえず」「それなり」「何となく」感がすごくあるなぁと感じていました。

これらの記事の「友人」とは、Mのことです。

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モラハラをする人の中にはそういった自分の弱い部分・醜い部分と向き合うことから逃げる代わりに人を攻撃することで自分が上に立ったような気になって安心感を得ている人が結構いるんじゃないかな。

もちろん母もそうでした。

すぐに喚いて子どもを威圧することで自分を大きく見せ、色んなことが怖いからこそ人を攻撃して精神を保たせていたのでしょう。

自分の子どもになら躾と言い大義名分で偉そうにできますしね。

まさに「弱い犬ほどよく吠える」です。

 

母の場合、育ちが歪過ぎるのでそんな人にまともな子育てができる可能性は極めて低いだろうなということはもうわかっているので納得もしています。

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色んな負の感情から逃げている⇒逃げている自覚もある⇒そんな自分とも向き合いたくない⇒自分より弱い者を叩いて自分を優位に立たせている

モラハラをする人ってこんな図式な気がします。

家事を手抜きすることを誰も何も言ってないのに一人で勝手にイライラしてキレていたMを思い出してもそう思います。

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それでも私もあの母の子ですから、Mに何となく「NO」と言えない圧をかけていたこともあるかもしれません。

無理強いした覚えは全くありませんが、感じ方は人それぞれですから。

だから、私の趣味に付き合わせ過ぎてしまったかなというところは反省点でもあります。

 

でもこうやって自身を省みたり、自分の弱い部分や醜い部分にも向き合うことは、他人を攻撃して暮らしているモラハラ人間よりかはよっぽど強く、美しい生き方だと胸を張って言えます。

 

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