もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

言葉のチョイスがおかしい毒母

6月は姉の誕生月です。

6月に入ってすぐ母から「お姉ちゃんが誕生日なのでまた食事でも」みたいなメッセージが3人のグループLINEに入っていましたが、私と姉は最近はご飯などはわりと急に予定を決めて、タイミングが合えば行こうかという感じがお互い合っているので前もって決めることもなくスルーしていたら6月も中旬になっていました。

まあ、姉も私も単純に気乗りしないのもあるけど、なかなか決まらない理由がもう1つあって、母って3人の中で一番暇してる割に絶対に「お姉ちゃんとたりに合わせるよ」と言わないんです。

 

数年前にも姉が時間ができて母を食事に誘ってみたけど、段取りについて質問責めで、めんどくさくなって結局誘うのをやめたそうです。特にやることもなく、迎えに来てもらうのを待つのみなのになぜ「じゃあ大体の時間決まったら教えて。準備しておくね」の一言で済まないんだろう。そこから明らかに母を誘う気がなくなった、と。

 

とにかく、1人じゃ寂しい・つまらないと言う割に、人に合わせようとしないし柔軟性がないから誘う気も失せるのです。何でわからないのかな。

そもそも母が1人で動けるエリアが異常に狭いし、自発的に動こうともしません。

自分で運転したくなければ、タクシー乗ってでも娘たちの拠点に合わすとか、私の仕事終わりに合わせて最寄り駅で待つとか何とでも方法はあります。

これも結局、父が健在の時は助手席に偉そうな態度で当たり前みたいな顔で何も考えずに乗って、その後は娘か婿にやらせようとあぐらをかいていたツケが回ってると私は思ってます。

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ボケてない頭と、歩ける足がある。なのに、できることもやらないで何が「寂しい」「つまらない」やねん。当たり前やろって話。

 

寂しい・つまらないと嘆く母に提案したことも何度もあります。

いつまでも誰かの送迎に甘えるんじゃなく、バスなりタクシーなり使って自分が動くことも頑張ってもう少しやれば?と。

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昔はこういうことにも「できるけど、やっていないだけ!」と言い返してきていましたが、最近はまたちょっと言うことが変わってきました。

「娘に媚びてまで行ってもらうなら、行かなくていい」ですって。

 

何も、関東や九州に新幹線に乗って来いとか、海外まで飛行機乗って来いと言っている訳でもないです。

行き先さえ決めたら自分がその場をよく知らなくてもタクシーに乗れば着きます。

私たちが会うとしたらたかだか10km圏内程度。

タクシーに乗るお金がない訳でもありません。

母にとっては、ほんの少しの「努力」だと思うのですが。

それを「媚びる」と表現するんです。おかしくないです?

 

おそらくそんな言葉になるのは根底に「金出すのは、私や」という驕りがあるんでしょうね。

やっぱりね、母は死ぬまで「老いては子に従え」なんて気、さらさらないんですよ。

何で娘の言う通りに私が頑張らなあかんねんという気があるんです。

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でないと媚びるなんて変な言葉出なくないです?

 

人が予定を合わせて集まるということの前段階には必ず「譲り合い」があり、それを経て楽しさをもらって帰る。1人では作れない空間、空気感。それが「プライスレス」なのです。

でも結局母って損得勘定しかないんですよね、娘との付き合いにしても。

 

で、ずっとスルーしてたら、この間の土曜に急に「今日と明日行けます」と。

私は土曜日はほぼ毎週出勤です。日曜は休みですが平日に1日休みがあるので、用事を済ませたり出かけるのは最近はもっぱら平日。

姉も平日は仕事があるけど土日より都合がつきやすく、午後は比較的時間があります。

一方、母は無趣味でほぼ何もやることない無職。

普通、まずはお姉ちゃんとたりで行けそうな日をピックアップして教えてね、じゃないです?

 

まあ、昔は母が「この日、○○やるから」と決めたら家族全員絶対服従でしたからね。

(しかもそれが「布団を圧縮袋に入れて仕舞う」とか、しょーもないことでも大騒ぎ。思い出すだけで腹立つ)

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まあ単純に他人との予定を、お互い譲り合って決めて行くという経験がないに等しいからわからないんでしょう。友達もいないし。

 

母のおかしな言葉、多分「お前らが媚びろ(金出すのはこっちやぞ)」の裏返しなんでしょうね。

何かそういう、カネやモノでは測れない、プライスレスな物事のニュアンスがきっと死ぬまでわからないんでしょうね。

気の毒な人間だな、と。

 

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