もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

時間差フラッシュバック

ブログを書き始めて、コンスタントに記事を上げるようになってから約5年ほどが経ちました。

 

最近はスローペースですが、一時期は気持ちが爆発して目標を立てたわけでもないけど1日に1記事必ず書く時もありました。

書いてもまた辛い気持ちになって、時々泣きながら書くこともあってこんなことやって何になるんだろう、意味あるのかなとも思ったけど書くことで明らかに変わったと感じることも確かにありました。

tari97.hatenablog.com

 

姉とは母の『嫌だな』『キライだな』と思う大分類は同じ(威圧的な態度と物言い、人格否定、決めつけ、不機嫌…)でも『あの時ああいうの言われたよな』というレベルの細かい記憶の中では、私はすごく根に持ってるけど姉は忘れている(もちろんその逆も)ということもわりとあります。

 

母は自分の育ちを反面教師にし、姉妹で格差を付けることはしませんでしたが、姉妹共々、対人関係でも他人の顔色を窺いビクビクする、異様にその場の空気を読む、自分の意見が言えないなどの弊害があり、共にアダルトチルドレンの自覚があります(家庭内での役割は違っていました)

確かに格差は付けなかったけど、母は姉妹それぞれに同量の毒をまき散らした(2人いたから母の毒が半分になる訳ではなく母1人で2人の心を潰すくらいの毒を吐くことなんて朝飯前だった)というだけの話でした。

 

文章にすることで、確かにずっと頭の中にあっては時々思い出してクソ!ってなっていたことがも前より尾を引かなくなった実感もあって、例えば梅雨どきに嫌な気分になっていたあじさいを見てもあまり気にならなくなりました。

tari97.hatenablog.com

 

それで最近不思議だなと思ったことがあって

姉と話してて前は私が『そんなこともあった気がする…』というくらい、自分の中でも記憶が薄かった母のエピソードを、だいぶ経ってから急に鮮明に思い出す瞬間があります。

思い出す度にまた母にものすごい嫌悪感を抱くんですよね。今まで忘れてたなら、もうこのまま思い出さないままでよかったのに…

 

思い出すきっかけは、1人で昔のことを考えている時、姉と話している時、ドラマとか映画を見た時など色々ですが、何かのきっかけで急にふと母の口調で嫌なセリフが頭の中で急に再生されるんです。こんなひどいこと言われたのに、何で今まで忘れてたんやろ…みたいな。

 

このブログで記事にしたことの中でも、以前コメントを下さった方が同じことを書かれていたのに、その時は『(確かに母とも似てるけど)そんな親もいるんだな』くらいにしか感じなかったことが『うちの母もそういえば同じこと言ってたやん!』って、だいぶ経って急に思い出す時もあります。

記事を上げた後に『何か前に頂いたコメントで似たようなこと書かれていたな…』と見てみると言い回しや言葉遣いも同一人物か?と思うくらい同じニュアンスだったり。

そのコメントを頂いた時はまだその「胸糞ワード」が私の記憶の奥の方に埋もれていただけだったのでしょう。

 

そう考えたら、自分の意識の中のわりと奥深くまで追求できてきてるのかなと思うけど、これ死ぬまで続くの?と思うと本当に辛いです。

それなりの状態で生きるためには死ぬまでその薬を飲み続けないといけないみたいな…そんな感じ。

 

前に自分の気持ちにふるいをかけているとも表現したけど似たようなことでしょうね。

tari97.hatenablog.com

もうさすがに結構書ききったんじゃないか?と1記事上げる度に思うのに、そうやって急に母の声が再生されて思い出すこともあるし、職場の人や友人と話している自分のおかしな一言が『母からの刷り込みだ』と気がついたりすることも多々あります。

tari97.hatenablog.com

潜在的な意識の中にも嫌というほどあの母に刷り込まれた固定観念みたいなものがたくさん残っているんだろうな…

 

実家を出て10年弱になるけど、それでも未だに実家にいる夢をよく見ます。実家なんてここ何年かは1年に1回行く機会があるかないかくらいの頻度でしか行ってないのに…

それだけ脳内にまだ実家で起きた色んなことがこびり付いているからでしょうね(時代背景は今なのに、なぜか実家にいることが多い)

 

気が付けばそこで立ち止まり、また進めればそれでいいのだろうけど…終わりが見えない絶望もあります。

 

スター、コメントありがとうございます。

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