もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

本当にあった怖い話

客観的に物事を考えられない人選手権があれば母はいい線いくと思いますが、そんな母が最近、毒親関連の動画を見ては大真面目に「思い当たる節がある」「そりゃ嫌われる訳だ」と納得しているそうです(姉談)

また出たよ、そうやって理解もせずにとりあえず毒親でした!と認めたら娘の心象がよくなるという計算!そう思っていました。

 

しかし最近更にわかってきたのは、母にそもそもそんな「計算」すらできる頭、ないのではないか…ということです。

 

私は母自身に毒親だったと直接的に伝えたことはありませんが、姉は徐々にそういうニュアンスを伝え、それから母は毒親とか母が嫌いというワードに反応するようになりました。大体5~6年くらい前のことです。

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身につまされるということは薄々毒親の自覚があったんだろ!と思ったのですが、その後母と話しても結局同じところに着地する感じで(自分は悪くない・誤解や!…等)毒親という言葉を知っただけ・耳で聞いただけで理解はしてないんだと感じていました(母が理解することは当時も今も望んではいません)

 

母は明確に見えるとか聞こえるとか、自分の理解できること以外は事実として捉えられないのでそうなると伝える手段がありません。わからないのは百歩譲って仕方ないとして、わかろうともしないのです。

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子どもの言い分に納得や理解ができないとすぐに言い訳とか口ごたえ、甘え等と子どもを突っぱねて黙らせてきた母。

そういう母のことを卑怯とかずる賢いとかいう表現をしたこともあるけど、最近になって思うのが、母にそこまでの高い知能はないんじゃないかということです。

 

他人に陰湿な意地悪や嫌がらせをするのもある程度「できる頭」がないと、難しいと思います。母にはそういう陰湿さはなかったので、その点では手のかからない毒親というのは前も書きました。

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しかしその分、良く言えばまっすぐでピュアなのかも知れませんが、若くで結婚したことを差し引いたとしても世間知らずにもほどがあるし、要は私の想像を超えるレベルで知能が低かったのではないか?と最近思うようになりました。

 

良い例があります。

 

友達に中高一貫のお嬢様学校に通っていた子がいます。一方私は中学が市内でも有数のガラの悪い校区で、高校や短大に上がる度に『一体あの民度の低さは何やったんや』と愕然とするレベルでした。

友達の学校は当時女子高で確かに皆育ちは良かったけど、いじめがひとたび起きると陰湿だったと話していました。私の中学はドラマで見るヤンキー学校を想像されそうですが、別に荒んでいる訳ではなく、わりと和気あいあいとしてたように思います。

時々、ふざけ合ってた男子が本気で取っ組み合いの喧嘩になる…みたいなことはありましたが先生がたしなめて大ごとにもなってなかったし、いじめも「イタズラが度を超えた」程度のことしか聞いたことありません。

結構センシティブな内容のドラマが流行った時代でしたが、そういったものに無縁の平和な学校だなと当時も思っていました。

 

それである時ピンと来たんです。あ、うちの中学の子たちにはそんな陰湿で精神的に追い詰める…みたいな巧妙ないじめを思いつく頭すらなかったんちゃうか?と。

けしてお上品とは言えない校区の割にあれだけ平和だったのは、一種の知能レベルの低さの賜物だったのかも知れません。

 

その独特の知能レベルの低さを、最近母にも感じるのです。

 

私が何度言っても聞く耳を持たないのも、聞くのが嫌とかバツが悪いとかでわからないフリをしているのだと思ってたんですが、おそらく本気で理解ができなかったのでは…そう予想しています。

 

ではなぜ今頃わかるようになったのか?

長くなるので次回書きます。