毒親関係のことを調べていたら、よく「毒親との対決」について書かれています。
書籍などでは、成功例が主に書かれているのか、それなりに見えるように表現されているだけなのか?
「ぜひ、やってみましょう」的に受け取れるのですが
どうも質問系のサイトとかでは「やったって意味なかった」「余計腹が立っただけだった」みたいな回答が多く『やっぱりな』という感じも否めません。
だって…話してわかるような親なら毒親になんてならないし…
「対決」という名の話し合いを、私は家を出る前に死ぬほどやりましたが、それでもまともに話ができなくて、らちがあかなかったし…
だから、仕方なくこちらが逃げて来ただけだし…。
だから私は母を立派な「毒親」としては認めることはしましたが、はっきりと『あれが嫌だった』『これが辛かった』ということを、家を出てからは母には伝えることもなく、今日まで過ごしています。
ずっと、そういう気持ちで来たし(話してわかる親ならそもそも毒親になってない・散々話し合ってあれだったのだから…)
もう、母は「話がまともにできない人」「3歳児くらいの精神年齢」と割り切って接するしかないなという、諦めで生きています。
そんな中、母とはもうほとんど会わなくなって、最近ほんとに他人のように過ごせるようになりましたが
じゃあ母に対して腹が立つことはもうないのか?ということになれば話はまた別で
私は母のことをそうやって割り切って諦めて、ただいなくなるその日を待つだけの相手として、過ごして行くことも心では決めているのに
母に対して日ごとの差はあれ、何かの拍子にふと腹が立ち、母を思い出さない日はある意味ないのです。
せっかく家を出て、離れて暮らしているのに、未だに母に腹を立てる自分も嫌で(家を出た頃のように、カーッとはならないものの、じわじわ腹が立つ)その原因を考えていた時に
母が今「昔のことは水に流して!」「今が楽しければいいよね!」みたいな態度なのが、気に食わないのだろうな、と気がついたのは、つい最近のことです。
自己評価だけはやたらと高い母なので、娘にこれだけ嫌われていても
自分の性格ややり方を省みているなと感じられることもほとんどなく
最後には必ず言い訳をして、誰もしてくれない擁護を自分でやって
「老人で病人の私をいたわれ・敬え」「歳が歳だから少々のことは許してよ」みたいな態度になることに、どうしても腹が立ってしまうのです。
これって、私が自ら避けて通ってきた「対決」をやって本人にこの苛立ちをぶつけてないから、いちいち腹が立ってしまうのか?とも思ったりするのですが
実際これまで母が昔(私が実家にいて、一番嫌な思いをしてきた、成人してからの数年)のことを蒸し返して話し始めた時に『胸糞悪いし、思い出したくもない。もうあの頃の話を今さらしたってあの頃の嫌な思いが消えるわけではない。だから私の前であの頃の話をするのはもうやめてくれ』と母に言ったのも、ほかでもない私なのです。
(その強い口調に、さすがの母も「もう(あの頃の話は)しません」「ごめんなさい」みたいな態度に一瞬なったし、実際その頃の話はお互いしていません)
え?このブログは思いっきり蒸し返してるやん?と、お思いだと思いますが
ブログに書く分には、実際に起きたことをそのまま書いて、自分本位の感想を述べるだけだから、腹もそこまで立たないのだけれど
そこに張本人の母が加わると、建設的な話ができず「お母さんの愛情はわかってくれ」だとか「たりの為を思ってやったから」と関係ないことで相手の許しを乞うような発言と、「でもな」「だけどな」の、言い訳・自分擁護のオンパレードで
潔く相手を不快にさせたことを省みることがないから毎度腹が立つだけで終了なんだと思うのです。
その、言い訳・自分擁護にムカつく気持ちって、どう処理したらいいのかなぁと毎日悩みます。
母とはもうあの頃の話はしたくない。
けれど、本人には『あれが嫌だった』『これが辛かった』と、知らしめたい部分もある。主に挙げると
・ 幼い子ども相手にボロクソに言ってきたこと
・ 20代の私に自分の価値観を押し付け、思い通りにならないと怒り狂ったこと
・ 歳の離れた父の世話を私に丸投げしようとしたこと
・ 人のつらい、しんどいという気持ちを理解もしようとせず、自分のつらい、しんどいはしっかり他人に毒を吐くことで気持ちを保っていたこと
・ 時が経てば今度は老人だから、病人だからと大義名分でいたわってもらえると思っているその考え方(昔はそれが「親だから」だった)
だから、ちょくちょく母に「対決の小出し」みたいなことをやってしまうのでしょう。
私は時々母に、感情的にではないものの、すごい嫌な言葉を吐いたりしてしまい
(咄嗟に口から出て、母が確実にムッとしている。昔の母ならきっと「何じゃ親に向かってその口の聞き方は!」と、キレるだろうなというような言葉を、平気で吐いてしまう)
『あんなこと言うつもりなかったんだけどな~(笑)私も性格悪いな~(笑)』と帰りながら思ったり(別にかわいそうなことをしたな、なんて全く思ってないけど)
まぁきっと、このまま何もしないのが一番いいのかなぁ。
小出しであっても、確実に私が母を好きでないことは伝わっているだろうし
それだけでも十分知らしめることになっているのかな、とか。
あとは、母がそばにいない今が生きていて一番楽しいというところが伝われば、それが一番毒親にとっては面白くないかなぁとも思うから
余計なことはしないのが一番ですかね。
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