もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

○○を忘れると人が離れていく

タイトルの○○、皆さんなら何を思い浮かべるでしょうか。

 

現在私は、企業が抱えている外部の業務委託者の対応窓口の「中の人」を仕事でやっています。

多くのフリーランス個人事業主に仕事を依頼するので、その人たちがわからないことや相談があればその一次対応をするようなイメージ。

テンプレがあるので、質問に沿った回答を返信すれば良いだけですが100人近くいる人たちの中には稀におかしな方も紛れています。

 

AIがチャットで応答してくれるようなあれくらいのノリだし、相手は「お客様」ではないので「中の人」は名乗らなくても良いことになっています。

しかし中にはクレーマーみたいに「名を名乗れ!」とか、回答がどうしても機械的になるのが気に障るようで「文章が攻撃的」といちゃもんをつけてきたり、説明文の言葉尻を理屈っぽく捉えては「こういう意味ではないんですか?」「矛盾してませんか?」等と噛み付いてきたり(アンタの捉え方がおかしいんだよwと思いつつ)『またこの人の対応か…』と嫌になる人も数名います。

 

彼らがいないと回らない仕事も多々あるので『いつもありがとう』という気持ちでできるだけの対応はしているし、仕事をもらっているという立場を理解している人(大半の人はそうですけどね)は質問等の度に「いつもありがとうございます」「よく理解しておらずすみません」等という言葉が添えられています。

 

ところが何を勘違いしているのか(仕事を「やってあげてる」とでも思っているのか)先ほどのような横柄な態度の人は一定数いて、その人たちは社内でも面倒な人認定され、新たな案件依頼もしないように…と結界が張られます。

社内でもネタにされ、みんなから対応を嫌がられ後回しにされています。

 

そういう人は決まってなぜか自信満々で、ちょっと気に入らないことがあるとキレて、こちらが善意でやってあげてることも「今後自分でやります!」と息巻いて(任せておく方が楽なのにわざわざ自分で面倒事を増やしている)かと思えば「この案件お断りします!!」等と一人で鼻息を荒くしていたりw

 

先日わりと期日がギリギリの案件をそうやって断られたので大丈夫なのかなぁ?と思いつつ、担当者に「○○さん、この案件されたくないそうです」と共有すると、もう少し困るなぁとかいう声が上がると思いきや、わかりました。別の方探しますね。と何ともあっさりと(笑)代わりはいくらでもいたようです。

 

うちはGoogleマップの口コミでもボロクソに書かれているし、ある種ブラック企業なのですが(社内の人柄が良いのと、時給が相場より高かったから続けてるだけです)さっきのクレーマーフリーランスは、こんな企業からもお払い箱。

せっかくの案件をわざわざ放棄し報酬ももらえず…その案件を本当はやりたくなかったとか、お金に困ってなく趣味の延長くらいの気持ちでやってるならまあいいと思うけど。

 

そこで冒頭の○○に言葉を入れるとしたら私は「謙虚さ」です。

 

周りが呆れてどんどん人や仕事が離れていくその人たちを見ているとまるで母を見ているよう。

共通するのは「謙虚さ」がないこと。

母は育ちの悪さからか、はたまた異常な反骨精神からか…ずっと自分が一番偉い!みたいな態度で、謙虚さなんて1ミリも感じたことないです。

昔は実家での貧乏暮らしが嫌で、なにくそ精神がそうさせているだけだと思っていたけど(常にナメんなよ!みたいな臨戦態勢だった)そこまで勢いのない今でもやっぱり母から「謙虚さ」は感じられません。

反骨精神と謙虚さがないことを昔の私は混同していたな、と。

ハングリー精神のある人がみんな横柄な態度か?と考えたらそんなことないですもんね。

 

私の好きなロザンの二人も謙虚さについてYouTubeでも語られていて…その動画を見た時は共感しすぎて首が取れそうでしたが。

tari97.hatenablog.com

 

本当に仕事のできる人というのは、必ず謙虚な姿勢があると思うんですよね。

へりくだる、ではないです(私はここを混同していた過去があるので、今やたらめったらにへりくだるのをやめる訓練をしています)

 

横柄な物言いや態度を注意をしても改めることができなかったため、家族は皆母を嫌い精神的に見切りを付けました。

 

仕事中、チャットでわめいているクレーマーたちを見てるとこの人もどうせ家族からも嫌われてんじゃないの?wと思わずにはいられません。

 

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