毒親のあるあるはたくさんありますが『いや、お前が言うな』な事はとにかく多いですね。
いつも姉と母との3人のLINEで、遠回しに『いや、お前が言うな』的に入れてみても
母は全く気付いてもなさそうなのがもはやホラーなんですが(だから毒親になるんですけどね)
今までの記事にもたくさん書いてきましたが、代表的なものを書きたいと思います。
①人の嫌がることを率先してやらなあかんで!
昔、職場で何かのついでにちょっとした整理整頓をしたり
皆が嫌がる作業(地味なめんどくさい作業)を率先してやっただけで
ものすごく感謝されて驚いたことがあり、母にそういう話をしたことがあります。
すると母は
「そうそう!会社ではそうやってみんなの嫌がることを率先してやらなあかんで!」
「母さんもよくそれで感謝されてるもん!」
まだ母を崇拝していた当時は母の言う事を信じて素直に喜んでいましたが
そう言う母は家では自分のやりたくないことは断固としてやっていませんでした。
家族に偉そうに指図し、自分は仕事もして料理(家事ではなく料理のみ)しているからできないと
訳のわからない理論で圧をかけ、それでも通らないと自分は家族の被害者!アピールをして無理矢理にでもやらせていました。
②自分が悪い時は言い訳せんと潔く謝らんかい!
私は昔から怒られたくなくて、とっさに言い訳をして母に余計怒られたこともありましたが
その度に「自分が悪い時は言い訳せんと潔く謝らんかい!」と怒鳴られました。
「会社でも母さんは、自分が間違えてたら潔く申し訳ございませんでしたって言うで?」といつも偉そうに言っていました。
しかし、大人になってから思い出すとあれは明らかに母のミスではないか?ということも
母の口から娘に対し「ごめんね」という言葉を聞いた記憶はほぼありません。
その上、自分の失敗だけは「しゃーないしゃーない♪」みたいにごまかしていました。
今は更に見苦しくなって「歳取ってるんだから」「体弱ってるんだから」というのを免罪符に許しを乞います。
小さな子どもだった私たちはあんなに怒られたのに、何で母だけが許されると思うのでしょうか。
おかしな話です。
③先のことを予測出来へん奴はあほや!
私は母と穏やかに暮らすことを望んでいましたが、母の態度は変わらないどころか、変わろうという気すら感じられず
『今まではそれで来れたかも知れないけどいつまでもそういう態度でいたら、娘に嫌われるよ』と何度も言ったし
生前、父にも「アンタは口でいつか失敗する」と忠告されていました。
歳を取れば全てのことはたりに任せて、丸くなるつもりだったと母は何度も言っていましたが、当時で既に60歳目前。
横柄な言動は全く衰えることはなく、偉そうなままの母にこりゃだめだなと感じ精神的に見切りをつけました。
老後、1人で暮らすことなど全く想定していなかった母。
70まで働けると思っていた仕事も、病にかかり予想よりも早くに解雇されました。
精神的に娘2人ともから見放され、職場からも切られた母は
「こんな事になるなんて」と嘆いていますが
母が何年もずっと言ってた言葉がまさに今大大大ブーメランとして返ってきたと言うほかありません。
「娘に嫌われたら困るよなぁ」というくらいの、簡単な予想が何故できないのか。
何故自分が70まで働く気さえあれば、ずっと雇用され続けると信じきっていたのか。
「先のことを予測出来へん奴はアホ」だとしたら、母はそれに当てはまるのではないでしょうか。
確かに、母が病気になったのは、想定外ではあったし災難だったなとも思います。
でも私は正直『罰が当たったんじゃないかな』とも感じます。
娘2人ともに精神的に見切りをつけられたタイミングで病が襲って
無条件でつらい人の気持ちを、実際になってみないとわからない母に天が下した罰だと思います。
あともうひとつ思い出したことがあります。
昔、母が「風邪引いたわ」と何気なく言った時に『ちょっと~うつさんといてよw』と言ったことがあります。
私は冗談っぽく言ったつもりでしたが、母の声色が変わって「アンタなぁ…お母さん大丈夫?とか思わんわけ?」と言われた記憶があります。
まず、こちらの言い方やテンションで「冗談言ってるんだな」と通じないところも大嫌いですが
そもそも、私はあの家で「こういう時は、大丈夫?と声を掛けるものだ」ということを学んでいません。
『こういう時には、大丈夫?って言うものだし、言ってもらえるものなんだ』とわかったのもつい最近のことです。
自分は娘に対して、そんな声をかけたことすらほとんどないくせに(むしろ原因を詰問したり、体調不良を責める)
何故自分だけは労わってもらえて当然!なんでしょうね?
結局こういう『いや、お前が言うな』な、調子の良いことを言ったりやったりしてきた結果が
今の母の現状全てに反映されているんだろうな、と思います。
コメント・スターありがとうございます。