もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

今さら言われても全く信憑性がない

私も、私の姉も、未だに

人の顔色を異様にうかがう・他人が機嫌悪いと自分のせいか?と思ってしまう・気軽に何かを人にたずねたりするのが苦手 などの生きづらさを抱えています。

 

母はこの性質を「娘たちの通ってた学校が厳しかったから」と本気で思っているみたいですが、私は大半が「母に理不尽に怒られることが多すぎたから」だと思っています。

確かに、私の中学校は生徒数も多く、大人しくない生徒もいたので、厳しすぎる部分はあったけど、私や姉も真面目な生徒だったから「理不尽に怒られる」ことはなかった。確かに学校は嫌いだったけど、母と暮らすことのストレスとは全く種類が違うと思っています。

それに、学校はある程度の緊張感があって当たり前かも知れないけれど、家の方は本来くつろいだり、心を休める場所であるべきです。

その、くつろげるはずの場所でずっと糸を張りつめて生活していたので、やっぱりそちらがもたらす影響の方が大きいんじゃないかなぁと思わざるを得ません。

 

私の場合はもう、母を嫌っているのは本人にも伝わっているだろうし、今更母にどう思われてもいいのだけど

物心ついた時から母への接し方は「気を遣う」がデフォルトだったし(途中からは付き合いきれなくて放棄したけど)

母が機嫌を損ねることがとにかく不愉快極まりないので、母と出掛ける時は、周りの母の機嫌を左右しそうなものが、未だに気になります。

 

行く飲食店がまずくないだろうか

今から行く映画が全く面白くなかったらどうしよう

店員よ、母を怒らせるなよ

など。

 

母に怒られることへの「恐怖」はだんだんなくなってはいますが、機嫌を損ねられることは未だに大嫌いだし、せっかく割いた時間を嫌な思いで過ごすのが本当に嫌なので

時々、そういうことを母にも話すのですが

その度に「母さんそんなに怒ることないやろ~」と、母が笑いながら言うのがすごく腹が立ちます(笑)

 

毎回そうやって言われるのですが、ほんの数年前まで、娘が実家から逃げるまで改心しなかった人が、何を言ってるの?と思ってしまいます。

そんなにすぐに、はいそーですかなんて、思える訳ないです。

オオカミ少年といっしょです。何度も裏切られたら、誰も信じてくれなくなるでしょ(笑)

『そんなこと言うて、いつまたどこで逆上するかわからんし』と、私の心の隅にはずっと母に対する「警戒心」があります。

 

確かに母は怒らなくはなりましたけど、今できるのならもっと前からやれよとやっぱり思ってしまう。

前の「わざとらしいお礼の言い方」と似てますね。

tari97.hatenablog.com

結局、まじでこのままだと心底嫌われるなって今更気がついただけの話やろ?と思うと、本当に腹が立ってしまいます(残念ながら、手遅れですが)

 

毒親問題を昇華している方は、この気持ちの折り合いをどうやってつけているのか、すごく気になります。

根に持つ私の性格も、相当邪魔をしているとは思うのですが…