もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

人の振り見て・・・

ここ数回の記事で私が育ち故にやってしまう、シリアスな場面で茶化すという悪い癖について書きましたが

tari97.hatenablog.com

ちょうど似たようなことをされる側になり何とも言えない気持ちになったので、書きたいと思います。

 

月に1度整体に行きますが、今の店は通い始めて丸2年になりました。

先生は50歳前くらいの男性で、明るく気さくで、施術やアドバイスにも押し付けがなく、何より腕が良い(私には合う)し、商売っ気がないところも気に入ってて、これからも通いたいなと思っています。

しかし、1つ気になることがあります。

自分の意見をしっかり持ってる割には過剰に謙遜しすぎるみたいなところがあるんです。

 

私は、運動不足やデスクワークで首~背中のコリは自覚があり、自分なりに色んなことを試してます。それで最近、少し変わった形の事務椅子を買ったのです。

姿勢を正すというよりかは、色んな座り方ができるみたいな物で、本家の海外製の物は7万くらいするので買えないですが、それのかなりの下位互換のような類似品が超安価で売られてて、物は試し、ゴミになってもいいやくらいの気持ちで購入したのです。使ってみると案外悪くない印象だったのですが、私がその椅子の話をすると、先生的には「その椅子は…どうかなぁ…」と思ったんでしょうね。否定的っぽい態度を取られ、そのすぐ後に「これは冗談でね!冗談でね!」とか「僕はね!そう思うだけ、僕はね!」と言い訳のようなフォローを過剰にされて、カチンと来たんです。

 

まず先生は話を聞いただけで現物を見てもないし、ましてや座ってもないし、それで否定的な感じなのもどうなん?ですが、まあ相手はその道のプロなので口出しすることは私は良いと思うんです。

ただ、それならそれで「現物見てないから何とも言えないけど、その椅子大丈夫かな」とか正直に言ってもらった方が気持ちがいいし、変にフォローするくらいなら率直な気持ちは言わず「へーそんなのあるんだ。いいですねー」とか適当に流せばいいと思うんです。

多分、先生は後者の対応はできないんだと思います。それなら、変に言い訳みたいなフォローなどせず、はっきり言ってほしいなと。

 

さすがに『別に思うところがあったらハッキリ言うてもらっていいですよ。別に椅子を肯定してほしい訳じゃないし、反対意見言われてもそんなことで怒らへんから』と言ってしまいました。

付け加えて『私のやることで「違うな」とか思うことは正直に言うてもらっていいですよ。イマイチやなと思ってるのを変に言い訳というかフォローされる方が私は好きじゃないかな。むしろ「たりさーん、その椅子ホントに大丈夫なやつです?笑」とか、ざっくばらんに言うてもらった方が気が楽。何か逆にごっつい気ぃ遣わしてるみたいに感じて、話しづらくなる。あんまり良くないなら「僕はあんまり良くないと思います」でいいし、少なくとももう何度も来てるねんから、私にはそう接してほしいかな』と希望も含めお伝えしました。

 

多分、今までの私ならカチンときたとかモヤッとした…という気持ち自体を無視していたと思います。そして我慢しきれなくなったら店を変える…みたいなやり方でしたが、通いたいからこそ、自分を守る意味でも言わせてもらいました。

 

これまでも施術後に身体の状態や今後の心掛けについて話している時は、やたらと過剰に「相手の意見を絶対に否定しない」感が出過ぎて、さっきみたいな変なフォロー癖があるよなとは思ってたけど、今回の椅子のことでよくわかりました。

店の口コミにも実際「気を遣い過ぎて慇懃無礼に感じる」というのもありました。

仕事に熱心で真面目なのに、この変なフォロー癖?言い訳癖?でお客を不快にさせてることもありそうだな…とも思いましたが、私がとくに人の態度や言葉に出る独特の癖みたいなものに気付いて、シンパシーを感じる性質があるので…。

 

自分がされる側になってやっと『私がやってたのも、多分こんな風に聞こえてたんかな』『良かれと思って…が、そうは取られてなかったのかもな』と思うと、何ともいたたまれない気持ちになりました。

 

スター、コメントありがとうございます!

拗らせ姉妹③

前の記事からの続きになります。この話はこれで最後になります。

tari97.hatenablog.com

 

【なぜこういうことをやってしまうのか】

①家ではアダルトチルドレンの「ピエロ」であった私の悪いところが顕著に出てしまったのだと思います。母がキレそうな空気の時、私は場を和ませようと身を削っておどけてきました。とにかく、私がバカになって笑いを取れば母が怒り狂うのを止められるかもという過去から、シリアスな場面になればなるほど『笑いに変えないと』と恐怖心に似た使命感に襲われるのです。

また、怒りだけでなく嫌とかやりたくない等のネガティブな感情を表現することが苦手で、シンプルに『やめて』とか『嫌』だけで済む場面でも、ストレートに伝えられず、冗談半分嫌味半分みたいなやり方になってしまうのだと思います。

 

②家ではいつも『お母さん、あなたが上です。間違えていません』というのを『だって私たちこんなにダメな人間だから』みたいな過剰なへりくだりで表現して、母の気持ちをおさめてきたな、と今回気が付きました。

正常な人ならそんな言葉で騙されないと思うのですが、知能レベルが大変低い母にはとにかく「仰せの通り」と母を崇め奉り、褒め称え、物理的に今母が優位に立っていると感じさせたら丸くおさまることが多々ありました。

ところが、母には実際に褒め称えるに値する事象がなさすぎるのです。そこで私たちが覚えたのは自分を蔑むという手法でした。

今回、自分だけがいい思いをしている訳ではないとか、優位に立っている訳ではない等、言い訳のように姉が述べていましたが、それこそが母にしていた同じ対応で、それをされた私は『そんなこと今関係ないやん』と、腹が立ったのです。

 

①②ともに、その言動の中身は、相手を怒らせたくないという思いと、自分の身を守ろうという思いです。

これはやはり、あの家で育った故の絶対的に相手を怒らせてはいけないという恐怖心により、どんな手を使ってでもその場を取り繕おうとする、一種のトラウマから来る癖のようなものでしょう。

 

【今後どうすればいいか?】

①シリアスな場面でも笑いに持って行こうとしない、不快とか嫌だという感情を普通に相手に伝えればいい。これだけの話です。

②腹が立ったと私が言った時、姉は「そんなつもりはないけど、そう聞こえたならごめん」と言えば済む話でした。そんなつもりはないことを分からせるため、また相手の気持ちをおさめるために必要以上にへりくだって弁解する必要はありませんでした。

 

特に私は、毒親育ち故のおかしな思考を変えたくて特に実践していることが、⑴今のどんな些細なことでも自分の気持ちに嘘をつかないことと、⑵優しさとへりくだりの違いを理解することです。

だから今回、⑵をやっていたことで姉の発言のおかしさに早くに気が付けたのだと思います。

 

過剰なへりくだりや必要以上に相手の気持ちを先読み・深読みするのはやっぱり何の利益ももたらさないので、辞めていきたいなと再確認した出来事でした。

拗らせ姉妹②

先日の姉と共通の友人とのことで、また毒親育ち及びアダルトチルドレンである私たち姉妹の良くない部分がわかったので共有します。

これは、わりと毒親育ちやアダルトチルドレンの方は無意識にやっているのではないかなぁと思うので何かの気付きのきっかけになるかも…というのと自分の備忘録としても残しておこうと思います。

 

前記事からの続きになります。

tari97.hatenablog.com

 

①私の良くない部分

・不穏な空気になるとネタに走ったり笑いに変えて茶化す、ごまかす

・自分のネガティブな気持ちの表現方法がおかしい(冗談や嫌味っぽくなる)

最初にこの話で嫌な空気になった時、腹が立つという気持ちが明確にありましたが、それをストレートに表現できませんでした。そこで相手(姉)をからかうというか茶化すようなことを言ったり、その流れで少し嫌味交じりに言うことで、不快感を面白おかしく表現するという結果になりました。

姉は「腹は立たなかったが、何でこんな変なLINEが来るのか返答に困った」と言っていました。

 

②姉の良くない部分

・必要以上にへりくだることで相手の怒りや腹立たしい気持ちをおさめようとする

今回、姉&共通の友人Cと私で「2:1」、言わば私が仲間はずれみたいな構図になったことが私の不快感の原因でした。

姉はしきりにCから詳細を聞いたことで自分だけがいい思いをしている訳ではないとか、優位に立っている訳ではない等のフォローをしていました。

しかし「2:1」の構図になったことも、それで私が不快になったことも紛れもない事実です。不快と感じる気持ちをフォローやアドバイスをすることでおさめてもらおう、というのは相手を思いやっているようでものすごく自分本位だし「あなたがそこまで不快に思うほどのことではない」と他者に判断される筋合いもありません。

また、第三者が言うならともかく、当事者である姉が発言することで『いや、それをあんたが私に言うな』『勝手にこちらの気持ちを推し量るな』となった訳です。

 

なぜこのようなことをやったり言ったりしてしまうのでしょうか。

 

長くなるので、次の記事にアップしたいと思います。

 

コメント、スターありがとうございます。

 

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