もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

マウンティングについて

最近、職場では、何となく『心地よいな』と感じる人に恵まれ、母のコネで入った会社で働いていた頃とは人が変わったように職場でも気さくに話したりすることが、そこそこできるようになりました。

何故かな?と考えてみて、確かに自分も変わったのかもしれないけれど、職場の人のノリというか価値観が私に合っているのも一理あると思います。

 

基本的に、干渉されることが苦手な私は、もちろん人にも干渉しません。

良くも悪くも他人にあまり興味がないのです。

だから、人と比べて優越感に浸ることもないし、いわゆる「マウンティング」にも興味がありません。

最近の職場は、私と似た人が多いのかも知れません。


母は、常に誰かと自分を比べて、マウンティングに必死で、娘相手にも(自分と比べて)あれが足りない・これができない(だからお母さんはイケてる)というようなことを言うのが当たり前でした。

そういう母をもったせいで余計人と比べてどうこう言われることへの嫌悪感が私にはあるのかも知れません。

また、母を見ていてそんなことをしたところで、自分の気持ちの整理(幸せになること)に繋がらないことを実感したのもあると思います。

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だから、わざわざ人と比べてどう、ということに時間を割くこともしない訳です。

 

そう考えていると、母のコネで入社した職場は、母のような人が多分多かったのだと思います。

そういった部分で、全く肌に合わなかったのだと思います。

「幸せとは」という定義に、昭和的な考えで返す人が多いと言うか

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人にはよく文句を言う割に『あなたはどうなの?』と、突っ込みどころ満載な人が多かったように思います。

社内の人も機嫌が悪いと言うか何だかくさくさしている人が多くて、他人の動向もいちいち気になるらしく、私自身も『そんなくだらないこと、噂して何が楽しいのかな?』と本気で思うようなことで話題にされたこともあります。

 

今思えば、自分の考えとかこだわりがなく(ないと言うか、そういうものの考え方がわからない人が多かったのかも知れない)人と違ったことをやる人をネタにすることで「ふつう」の自分を安全地帯に置いておきたい人が多かったのだろうな、と思います。

ようは「母みたいな人」が、たくさんいたような印象です。

日本にはまだまだ、そういう人が多いなぁと思いますけど。

 

母は今「思ってたのと違う(娘に嫌われた)老後のせいで、もうどうなってもいい、いつ死んでもいい」と思うらしく、今さらもう失うものもないと思うのだけど未だに「お隣さんに笑われる!」とか、そのようなことをずっと言っています。

まぁ、認知症について「楽しく頭を動かすこと」でなく「なにくそ精神で生きたら大丈夫」と本気で思っているような母のことです。

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多分、死ぬまでそういう思想で生きるのだと思います。

 

母の生きてきた時代は、さっきも書いたような「幸せの定義」がそこまで多様化していなかったから「独身だから」とか「子どもいないから」とか、かつての " 劣 " だとされてきたようなことで人を劣っている扱いして安心することもまた、スタンダードだったのかも知れません。

なので、その年代の人が必死になってマウントを取ろうとするのはまだわからんでもないのですが、最近色んな人と接するようになって思うのは、そもそもマウンティングの対象である「羨ましい」とか「妬ましい」はたまた「良い」「悪い」の基準がどんどん変わってきているのだから、そのうちマウンティング自体成立しなくなるんじゃないか?ということです。

 

そのことに気がつき始めているから、そういうことで他人を意識しないで生きられる人が多い場所では単純に『心地よい』と感じるのかな?と思います。

 

しかし、先ほども書いたようにこれまでの「当たり前」「ふつう」を武器に、面白くない気持ちを自分を優位に見せることで何となくごまかしているなぁという人もまだまだたくさんいて、正直私からすると『まだ、そんなことをやってるんだなぁ』といった感じです。

 

その、最たるものが昨年縁を切った、元親友でもあります。

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私の嫌がることをわざと言ったりやったり、おかしなところで急に張り合ったり

とにかく不可解な言動が多く、本当に意味がわからなかったのですが、今思えば彼女もそういうタイプの人間だったから何かと私にマウンティングを仕掛けていたのだろうなぁと気がついたのはつい最近のことです。

マウンティング自体に興味がない人にはこれくらい無駄なことであることも皆が気付くと、そのうちマウンティングなんていうしょーもないことがなくなるかも知れませんね。

 

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