もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

自分のことしか考えられない人の頭の中を見てみたい

自分の感情を出すことは大切ですが、ただのワガママな人・空気を読めない人が好きではないです。

 

毒親育ちは、常に親の顔色をうかがいひっそりと生きてきたので空気を読めるスキルは人よりもありますが、母のように「今の私の感情を最優先しろ」みたいな人は、いい歳になった今でもやはり好きにはなれません。

 

今この瞬間、自分のことしか考えられない!ってタイプ。

母は典型的なそのタイプだと思いますが、友達や知り合いにもいます。

 

ある友達は、間接的に「またあの子が…」と煙たがられているのを耳にします。

その子は、とにかく自分の今の気持ちをすぐに顔や態度に出すので、周りがご機嫌を取ろうとするのだけど、いつまでもむくれていて場の雰囲気最悪…みたいにいつもなるそう。

 

この前聞いた話

その子をライブに誘うと「行く」と言うから連れて行ったのに、面白くなかったらしく、途中から「つまんない」オーラ全開。

前から5列目くらいだから、演者からも結構見えるような席だったらしく演者に「盛り上がって~(苦笑)」みたいな顔までされた、と。

その席に入りたいのに、もっと後ろでも楽しもうとしているファンもたくさんいる。

そして何より「行く」と言ったのは自分。無理矢理連れて来られた訳でもありません。

なのに、つまんない・不機嫌オーラ全開で連れて行った友達もほとほと困ってしまったと。

 

考えてみると、その子にとっては「演者も楽しませようと頑張ってくれているな」よりも「もっと後ろの席でも見ている人だっているし、今日の席ラッキーだな」よりも「友達もせっかく誘ってくれたしな」よりも「今、私がつまんない!」という気持ちが一番・最優先なんでしょうね😅

 

この話を聞いて、母とそっくりだなーって思いました。

 

前の記事の、旅行中に思いっきり不機嫌でむくれるのも同じです。

tari97.hatenablog.com

 

せっかく、家族揃って旅行しているのです。

こんなことも、あと何年続くかわからない。

もしかしたら、家族の誰かが明日死ぬかもしれない。

それはまぁ極端にしても、どうせ同じ時間過ごすなら楽しい方がいいじゃないですか。

 

「自分は助手席に乗ってりゃいいだけだし、運転手(夫)に感謝しよう」とか「子どもたちも楽しんでくれたらいいな」とか、いくらでも感謝の種はそこらじゅうにあるのに「今、自分がイライラすることが全て」なんですね。頭悪いし、幼稚すぎ

皆がフォローをしても機嫌はなおらず、私たちは神経がすり減るばかり。

 

結局、子どもの記憶には、楽しい旅の思い出よりも「不機嫌なお母さん」の記憶ばかりが蓄積されるのです。

わざわざお金も労力もかけて残したかったものはそんなくだらないものだったのですかね、母は…。

 

そのくせ、ちょっと経てばころっと機嫌は直ってニコニコしてるんですよね。

優しい夫と娘でよかったね。すり減らした神経返してくれ。

 

そんななので、愛想つかされても当然っちゃ当然かなと思いますけどね。

(ちなみに、最初に出て来たライブでむくれていた子も、結局最近はずっと1人行動しているようです。うんうん、それがいいです😌)

 

本当に、こういう人の頭の回路ってどうなってるのか、周りにも気を配れる人とどこが違うのか、科学的に説明してほしいくらいです。

自分さえ良ければ②

続き、という訳ではないのですが、前の⇩の記事に少し似ているのでこのタイトルです。

tari97.hatenablog.com

 

母は「自分が嫌だと感じる」と、「そういう考え方もあるのね」と思えず、徹底的に排除したり貶したりしないと気が済まない傾向がありました。

他人にならまだ良いとして、家族にもそれを強要するので、この人と共存するのは無理だなぁと思った次第です。

 

こういう人はネット上にもよくいて「自分が不快だから書くな」とか「自分の嫌なものを排除させようとする」傾向が強い人って結構多いんだなぁと思います。

自分にとって不快でも、誰かにとっては最高かも知れないのにね…

 

特にネットは全世界中の人がいつでもどこでも見れるのだから、自分にとって嫌なことくらい、あって当然でしょと思うのですが。

 

この間、前出の「Kちゃん」(記事はこちら)のツイッターをたまたま読んでいると「ちょっと意見したらブロックされた」と呟いていて何があったのだろうとツイートを遡ってみたんです。

 

Kちゃんのフォロワーで「家族が癌かも知れず、この数日検査結果を待っていたが癌ではなかった。彼氏にも慰めてもらえた」というようなことを呟いてる人がいて、それに対してKちゃんが返信をしていたのです。

 

Kちゃんは「ご家族、無事でよかった」とは書いてはいたのですが、その後が問題で

「ただ、私の親も今癌で闘病中。私には慰めてくれる人もいません(Kちゃんは独身)ツイッターは誰が見るかわからないから私も発言には気をつけています」みたいなことを書いていました。

これは「実際親が癌で悲しい思いしている私の見るところに、何でそんなこと書くの?無神経!」と、Kちゃんは言いたかったようで、言われた人が不快に思ってブロックしたようです。

そりゃブロックされてもおかしくないのでは…

 

ツイッターなんて個人の勝手な独り言だし、皆誰が見るかわからないのを前提に呟いているものです。

逆に見られて困ることは書いていないはず。

その癌のことを呟いた子のフォロワーはもちろんKちゃんだけじゃないです。

なのに、Kちゃんは「自分が不快に感じたから」「自分の親だって闘病中だから」「自分には慰めてくれる人もいないから」と、その子に自分の価値観だけで「発言を慎め」と、一方的に注意をしていたのです。

 

何で「自分が " 主 " 」なのだろう…。こわ…

 

この原理で言うと

結婚したいのにできない人が「結婚式の呟きするな」、就職が決まらない人が「仕事の話呟くな」と噛み付きに行くのと同じじゃないですか?

何も発信できませんよね😂でも最近こういう人多いですね。

嫌なら次から見ない。こんな世の中なので「嫌なものを排除せよ」と躍起になるより、自衛手段を身に付けることが先ではないでしょうか。

 

余談ですが

じゃあ言わせてもらうと…例の先日のチケットの件

tari97.hatenablog.com

Kちゃんの私への思いやりゼロの暴走で、私が行けなかった関西公演はつい先日終わったのですが、それはそれは楽しそうにKちゃんはそのことをツイートしまくっています。

正直、めちゃくちゃ不快。

 

『行けなかった私も見ているのに(⇦しかもKちゃんの勝手な行動のせいで)楽しかった!と無神経に呟くな』ってKちゃんに言っていいの?って話になりません?

 

他人がいい思いするのは許せず、自分だけがいい思いするのはOKなんですね🤔!

Kちゃんってここまで「自分が」「自分が」の人だったのか~と驚きです。

(まさかこんな連続でKちゃんネタになるとは思わなかったのですが、単なる偶然です)

 

まぁこういう人なので、チケットの件も『十分ありえる話だったのだな』と逆に納得いったけどね。

自分さえよければ、他人の気持ちなんて知ったこっちゃない というところは母にそっくりです。

だから最近冷めてきたのだとある意味納得ですけど。

「イレギュラー」「非日常」は危険

毒親は、日々生きるだけでもいっぱいいっぱいだったのだと思います。

前にも「イレギュラー」なことが相当嫌だったのだろうという事は書きましたが

tari97.hatenablog.com

「イレギュラー」「非日常」になると、余計キャパが少なくなって、普段より「不機嫌」が早いタイミングで、発動するんだと思います。

 

そのいい例のひとつに「旅行」もあるのではないでしょうか。

 

 

子どもの頃、旅行にも時々連れて行ってもらっていました。

楽しいのは確かだったんだけど、毎回帰る度に『やっぱり家が一番』ってなって、ぐったりしていました。

旅行は大好きで楽しかったのに、何でこんなに疲れるんだろう?と不思議でした。

友達と話してても「(家族旅行をしたら)もっと居たい!って思う」って言うし、自分は体力がないのかな?家が好きなだけかな?とかずっと思っていました。

 

けれど20代になったある時、親以外と旅行をした時に自然と『あと何泊かした~い』『帰りたくな~い』という言葉を発している自分に気がつきました(まぁ、当時は物理的に母のいる家に帰りたくないのもありましたが)

友人や姉となら気兼ねせず、純粋に旅行を楽しめていたのですね。

 

子どもの頃の家族旅行は、母親の機嫌の良し悪しで楽しさが100にもゼロにも(いや、ゼロ以下かも)なるので、顔色をうかがうだけで疲れていたのかも?と分析しています。

家でも顔色をうかがうのは常にありましたが、自分の部屋とか「逃げ場」がありますし。

 

家族旅行で『こんなことあったな』ということを、少し紹介すると

 

フェリー乗り場がすごく混んで、大渋滞したことがありました。

普通、退屈した子どもが先にぐずぐず言いそうなイメージですが、真っ先にキレたのはほかでもない母です。

混んで動かないものどうにもできないし、途中から抜けることもできないし、待ってりゃそのうち動きます ⇦ こんなこと、子どもの私たちでもわかるので、おとなしくしていましたけどね…

言っても仕方ない文句を母は言い続けていて、車内の雰囲気は最悪でした。

 

またある時は、父が手配した民宿が、思ってたよりボロく、泊まるのを断固拒否した母。

もうチェックインの時間になろうとしているのに「泊まりたくない!」「絶対にここは嫌!」とダダをコネ続け、別の旅館に急きょ変更したことも。

ネットも携帯電話もない時代のお話です。父もよく対応したよなぁ(苦笑)

 

前にも書いたこの件も、楽しいはずの旅行中のお話でしたね。

tari97.hatenablog.com

 

フェリーの件も民宿の件も、今パッと思い出した中のほんの一部でまだまだあります。

また、思い出したら書きます。