もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

毒親あるある◆自意識過剰

母はとにかく人からどう思われるかをやたらと気にする人でしたが、その基準が大体「母が勝手に思っているだけ」なので、そこはそんなに気にするけどここには無頓着なんだと不思議になることが多々ありました。

  

母が自分のことで気にするのは、どんな家に住んでいるか、どんな車に乗っているか

自分がどれだけ料理を手抜きしていないか、節約ができるか

旦那と歳が離れていること、娘が自分の思い通りの人生を進むか(それを自慢の材料にする)

これらを他人からどう思われるかを常に気にしていました。

 

かたや、そこは気にしないんだ?と思うのは、言葉遣いや食事マナー、他者への気遣い、どこでもすぐに機嫌を損ねて場の空気をぶち壊すところ、服のセンス、家の片付け など。

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母はいつも自分の身を、やつす(関西弁で「おめかしとか化粧する」という意)ことは考えてない(質素に生きる私、偉いでしょ)と、自慢げでしたがただ単に母が洋服やコスメに無頓着・無関心だっただけの話で、本当はきれいな服を着たいけど我慢してる…という訳でもなかったのですが、母としては「良き妻・良き母」と自分で思っていたようです(昔から、そういう言動が多々あった)

 

そういう風に、母は自分が容易にできること(料理もそうです)に関しては、やたらと自分の評価を高く見積もり、自信満々に良妻・良母アピールをするようなところがありました。

 

私からすれば、汚い言葉遣い(私も時々このブログでムカついたら言葉悪いですけど)や食事マナー、差別発言、自分の機嫌を自分でコントロールできないところ、片付けができないところなんかをもうちょい気にしたら?と思うんですが…母的には、そこは人からどう思われたって平気だから、改善する気もないというスタンスなんだと思います。

 

職場に行けば、平和な話よりも不幸な話が大好物。

近所の人や職場の人の車が変われば「グレードが~」と騒ぎ

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自分が退職せざるを得なくなれば「くたばったと思われる。バカにするな。」と1人で憤慨し

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母の話を聞いていると『よくそんなに他人の話に興味あるよね?』『安い車に乗ってたらそんなに貶しの対象?』『他人が退職しても、ふーんで終わるよ?』なんですけど。

 

自分基準の幸せを達成していたるだけなのに、それを他人からも幸せなんだと思われる・羨ましがられるに違いないという勘違いをずっとしていたのだと思います(不幸については、全くその逆なんだと思います)

 

ただ、母が今自分の買える中で最高の車を買っただけの話なのに「どうだ!みんな、羨ましいだろう」とでも言わんばかりの自信(それよりお高い車乗ってる人なんて、町内にも職場にもごまんといますけど)

人の不幸には聞き耳を立てて「ざまぁ見ろ」と言わんばかりにマウンティングの対象に。

 

母って「私がこんなことしてたら〇〇やと思われるかなぁ」とか「私のこときっと噂してるわ」みたいな、え?自意識過剰すぎwwwみたいなことをすぐ言うんですよね。

(これって、毒親あるあるですか?)

 

ある日姉が『母さん、自意識過剰やな』『みんな人の事そこまで興味ないけど、そんなふうに思うってことは母さんは他人のことそうやって思うの?』と聞いたそうです。

自分もそう思うから、他人にも思われてると思う!と母は言っていたそうです。

 

誰もあなたのこと、そこまで気にしていないし見てないよと思うのですが、母自身は他人がそこまで気になって仕方ないし、見ているのでしょうね。

だから他人もそうなんだと思う⇒笑われないようにしないと!の繰り返し。

 

なぜその「自分基準」だけで、世の中の全てを決めつけるのかな。

それが自分を苦しめることにもなるのに。

まぁ、娘にこりゃだめだと愛想つかされるくらいなので、それほど毒親の脳みそはがちがちに錆びついているのだと思います。

もう、どうしようもないとこまで来ているんだろうなというのが正直なところですがね。

まぁ、それにあてはめれば「家族が心底嫌いになるなんてことはない」と自分が思うから『娘が自分を嫌うはずがない』とも、あそこまで自信満々で思えたのでしょう。

ある意味平和な脳みそでもあります。

 

そりゃ実家にいた時にあれだけ私が色々言ったって伝わらない訳です。

またひとつ、合点がいきました。

 

年老いた母を見て、もっと敬いたい・もっと大切にしたいと思えるような母ならどんなに良かったか…と、とにかく残念に思います。

 

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