もう理由なんかなくていいの

毒親との暮らし。離れるまでと離れてからのおはなし。

「いじめないで」だと?はぁ?

最近クソ腹立つことがあったので書きます。

 

母は、現在の自分の至らない点をとにかく「病気なんだから」「歳取っているんだから」と年末に患った病と加齢を言い訳に擁護するような言動が最近多く見受けられ、それがどうも気に入りません。

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元々、自分が世界で一番不幸で苦労していて辛い思いをしている!って思いたいタイプの母が、病気になんかなったら…それはそれはもう大げさで、世界で一番かわいそうな人ぶって話してくるのでうっとうしいにも程があります。

 

幼い頃は気がつかなかったけれど、母は子どもでもできそうな簡単なことも1人ではろくにできない、精神的にも未熟な…正直言って本当に「しょーもない人間」でした。

別にそんなお母さんはどこにでもいるでしょう。

 

しかし私も姉もどうしても悔しくて、心の整理がつかないのが、そんなしょーもない人間があれだけ偉そうにふんぞり返って独裁を貫いてきたこと、そしてわりといい歳になるまで、母を神のような存在だと、本気で信じきっていたことなんですよね。

 

そんな人間が、自分の性格ややり方がまずかったために娘から嫌われたことを、今度は潔く認めず「でもでもだって」で言い訳するのがまた腹立つんです。

 

こないだもLINEのやり取りで、1日中家で何してんの?という話から

母が「暑くて外には出れない」と言うので『じゃあせめて家の中のいらないもの捨てたら?』と言ってやりました。

母は貧乏性なので何でも取っておく癖があるし(要る書類も要らない書類も、仕分けができないで全部「とりあえず、置いておく」です)

そのせいで、実家は物が溢れており、私からしたらすごく汚いです。

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私が住んでいた頃は強制的にチラシやダイレクトメールなんかも『今やらないと溜まる一方やから』と一緒に整理していましたが(これも母はパソコンの勉強同様、何だかんだと言い訳をして、やらないで居ようとしていましたが)

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いざ母が1人で住んだら何でも溜め込む一方。

学生時代の私には、口うるさく「出した物は仕舞え」だの「床に物を置くな」だの、いちいち小言を言ってきたくせに。

 

すると開き直って

母「片付け、嫌いやねん(笑)」

た『人には散々、片付けろとか言うといてね』

た『それに、洗面所も少しは掃除したら?』

(前に行って、汚さにドン引き。⇩の記事にも書いています)

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母「私も洗面所(汚れてるの)気になってる」

じゃあやれよ。

た『ね。私ってよくできてたよな(笑)』⇦(笑)って入れてるけど相当腹立ってる

た『母さんの評価はいつもボロクソだったけどね』

た『まぁいいんじゃない?自分が気にならなければ』

母「そうかな?もういじめないで」

はぁ?いじめないで?何それ。

言い返せなくなったら、私がいじめてる扱いですか?

悪いけど…このセリフ、死ぬほど腹立つわ。

「いじめる」なんて言葉のチョイスが卑怯。

た『別にいじめてるつもりはないけど(笑)』

母「昔とは母さん別人だから(別人に生まれ変わったという意味)」

いやいや、関係ないし

もうできてしまった歴史はそう簡単に変えられないからね~~~😂

大体、母のやってきたことだって本人にその気がなくたっていじめに等しいくらい酷いですよ。

 

た『しっかり自分と向き合ってしっかり生きてください』(真面目に話するだけあほらしいので、強制終了)

母「しっかりは無理かもな。時間はかかるな」⇦ 適当に「はい!頑張る」とでも言やいいのに、すぐこうやって言い訳するんです。

自分のハードルだけはしっかりちゃっかり下げるんですよね。

 

病気になったら大目に見てもらえるのだろうか。

歳を取ったら目をつぶってもらえるのかな。

 

私は、心が壊れる寸前まで(いや、もう壊れてたかな)母を助けないと、と思って生きてきました。

それでも、労われたり礼を言われることもなく「これくらいできて当然」と言われ、大目に見てもらえるどころか、むしろダメ出しまでされてきました。

 

あんなに右も左もわからないような幼い頃から、少しの失敗も許されず、人格を否定するほどになじられてきました。

幼い為にわかるはずのないことも「幼い」「未熟」を理由に目をつぶってはくれませんでした。

 

そんな母が「病気なんだから」「歳取っているんだから」

それを武器に許しを乞うことに、応えたくないと思ったって

実際に応えなくたって、きっと罰は当たらないはずです。

これが母の田舎あるあるらしいです

前回からの続きです。

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これまで母の実家や実のきょうだいの話はいくつか書いてきましたが

田舎での風習とかしきたりがどんなものかも、私はよく知りません。

 

ただ、ひとつ、私が少し解釈を間違えていたのかなと感じたことは

母や母の実兄のDの、ひねくれた毒っぽい思考や言動について、私はずっと

『これだから、田舎者は!』と思っていました。

 

が、母の一族は様々なACや毒親をつくり上げる危険をはらんでいて

そんな一族がたまたま風習やしきたりを重んじる田舎にいたために

そう思ってしまっていただけかな?と、今回思った次第です。

 

田舎者=全て母やDみたいな思考なんだと思っていましたが、母の一族のようなひねくれた人間ばかりが田舎に集まっている訳ではないですよね。

なので、私の記事で表現する「田舎」はあくまでも母の生まれ育った町の話なだけなので先に言っておきます。

 

そもそも、母が娘を産んでから、勝手に「婿をもらって跡を継がせる」と決めつけて生きてきたことも

母が「そうしなければならない」と勝手に思っていただけのことで

それには母の田舎育ちも大きく関わっていると感じています。

 

私は、都会だから良いとか田舎だからだめとかいう気は毛頭ないですが

好きか嫌いかで言うと田舎にありがちな風習とか、独特のノリは嫌いです。

幼い頃から母の実家に行く機会がわりとあったのですが、全く理解ができずただただしんどい印象しかありませんでした。

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それで、前回田舎での「家を継ぐ」話から

子どもが「家を継ぐ」ことが決まれば、それまで偉そうにふんぞり返っていた親も途端におとなしくなる、それは本当の話だと母が大真面目に答えたので

その会話を書いてみようと思います(今回は長いので、標準語に変換しています)

 

たり『じゃあ、もう今は(母の兄の)Dさんは息子くんに全て受け継がせたんだよね?あのクソ偉そうなDさんが、今は静かにおとなしくなっているとでも?』

母「うん。それは、冗談とかじゃなくて、おとなしくなってると思う。最後に会った時がもう既に息子くんに継がせようという頃だったから、既にちょっとおとなしくなってた」(母はある時から実兄のDとは、縁を切っています)

た『私はDさんが、一生ああやってふんぞり返って過ごしてると思ってたよ。だから、母さんもそうなんだと思ってた』

母「とんでもない!それは本当に誤解してる」

ちなみに、母は単細胞で、こういう話をしている時に相手を騙してやろうとか、自分を有利にするためにごまかしてやろうとか、そういう知恵はないので、言ってることはおそらく本当です。

 

姉もここで『それはにわかに信じがたいなぁ』というニュアンスで、意見しましたが

母「田舎の家では当たり前のこと。ここから、という所で線を引いて子どもが跡を継いだら、その後に親が口出ししたり調子乗ったり、そんなことは本当にしないよ。中にはするやつもいるかも知れないけど、少なくともアニキ(D)や、私の性格ではそこでまだ、我が!我が!としゃしゃり出ることは、しない」

た『本当かよ…(苦笑)じゃあさ、〇月〇日から老いては子に従え始めます!と宣言したら、本当にやるの?笑』(半分バカにして言いましたけど)

母「そうだよ!それは例えば結婚とか何らかの区切りであったり、親が70歳になったら…とか。だからアニキは70って言ってたんじゃないかな。だからもう今はおとなしくなってるはず」

た『この日までが親の権利100、子の権利ゼロから、その日を境にまったく逆になるの?(笑)そんなさぁ、辞令じゃあるまいし(笑)』

母「そうだよ!辞令といっしょ」(辞令もバカにして例に出したんですけどね)

た『じゃあ、やっぱり〇月〇日付で子に従います!なんだ?…そんなこと信じる訳ないよね。本日付で社長を退いたとして、平社員に戻る訳でもなし、どうせ今度はワシは会長じゃ!って威張るとしか思えないけど?今さら平社員に頭下げて、謙虚に生きようなんて思わないでしょ。少なくとも母さんのこれまでの態度で、そんなこと絶対思えない』

ここまで切り込んで言ってやりましたが

母は真剣に、本当にそうするつもりだった。だから、それまでたりが我慢したら良かったのにと思った、と。

何なら少しバカにして例に出した「辞令」の話でも

母「だから、私たちの年代の人もそうだよ。〇日付で肩書が無くなったら謙虚になってるでしょ?」

た『昨日までは俺が部長じゃー!で、威張りたおして、その後も嘱託とかで残ったらそこからは謙虚に生まれ変わるんだ(笑)悪いけど、それは年代の差かもね』(もちろん、その年代の方皆が皆そうでないことはわかっています)

た『とにかく、私からしたら考えられないな。部下だろうが平だろうが、学ぶところがあるし、自分の課長だの部長だのの単なる " 肩書 " だけで偉そうにするって言うそういう思想が理解できない』

 

結局、古い会社にありがちな、仕事ができるできないに関わらず長く勤めて「肩書」があれば、自分は偉いと勘違いしているおっさんがはびこっているのと同じで

「親が偉い」と思っている証拠ですよね。少なくとも、子に家を継がせるまでは。

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まぁそう思ったら、あれだけ傲慢だった母の態度も、説明がつきますけどね。

 

もし、読んで下さっている方の中で、私の母の実家と似たような境遇の方がいたら、この件は参考になるかも知れません。

お金その他諸々何かの目的があって、親との立場が逆転する日まで(老いては子に従えの辞令が下る日までw)毒親との暮らしを我慢することだって、ひとつの選択肢だとは思います。

(私はこのブログで、別に親と決別することを推奨している訳ではないからです)

 

ただ、私の場合、母と一緒に暮らす未来は、私が家を出ることで断ち切られたので

ともに生きていく中で、母が本当に謙虚になっていたかは、知る術はありません。

口では何とでも言えますし、結局母は死ぬまで威張りたおしていたかも知れません。

 

それを念頭に置いて、参考になることがあれば幸いです。

 

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掘り下げてみたら案外単純な話だったんじゃないかな

前の記事の最後からの続きです。

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思い描いた未来とは180度違った老後を過ごすことになって、母なりにこの数年「何が間違えていたのか?」色々と考え 

私に『母さんは傲慢や』と言われたことがどうしても腑に落ちず、ずっとその意味を考えてきたらしいです。

 

そもそも、私は母の生き方も私の生き方も、どちらも間違いでもないし、どちらが正解でもないと何度も言いました。ただ『合わない』だけだと。

 

しかし母は、私が苦痛にしか感じない独裁的なやり方と、老いては子に従うと言いながら退く気配もなくいつまでも自分が中心で偉そうで

それが「正しい」、合わせられないたりが「間違いだ」と言い放ち

そこを絶対に譲ることはありませんでした。

それが私にしたら「傲慢」だったわけです。

 

『いつまでもそんな母さんを見てて、いつか母さんが温厚になる!子に従う!なんて言われて、ふーん、そうか。ならそれまで我慢してみようか!なんて思うと思う?』という話をしました。

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要はこの記事の内容をそっくりそのまま母に伝えたって感じです。

(ちなみに姉もいましたが、同じことを言っていました。『あんなに威勢のいい母さんが、娘の言うこと素直に聞くようになるなんて、思うと思う?オオカミ少年と同じやで』と)

 

すると、母は本当にそうする(ある一定の時から、ピシーッと「老いては子に従え」をやる)つもりだったらしいです。

『はいはい、嘘だろw』と思いましたが

母から話を聞いていたら、そういうことは田舎ではよくある話で

いわば子どもが「家を継ぐ」ということをすると

(財産等も全て明け渡すかわりに、決定権等もなくなる)

偉そうな爺さん婆さんが大人しくなるのは、本当の話で

母も嘘はついていない様子でした。(このことはまた詳しく書きます)

母は田舎の農家の生まれでしたから、本当にそれが世間での常識だと信じて疑わなかったそうです。

 

私は返しました。

『そんなん、私はそんな田舎で育ってないからしきたりなんかわかる訳ないやん。それやったら母さんもあんなに一方的にゴリ押しするんじゃなくて、ちゃんと説明すれば良かったのに』

 

すると「田舎ではそんなことをいちいち、これはね、こうするのだよ。なんて教えない。教える側の者(うちで言う母)が手本を見せて、継ぐ方(私)は背中を見て覚えるんや」

らしいです。

もしかしたら、田舎で暮らしていて経験のある方が読めば「たりはそんなことも知らないのかー」と、思うかも知れませんね。

でも、私にはそんなことわかる訳がないし、元々何の知識もないことを訳のわからんまま詰め込まれたって、納得できる訳がないでしょう。

それを「話のわからん奴だ」「できない奴だ」なんて、いくら娘でも言われる筋合いありません。

 

母が田舎育ちで当たり前に目にしてきた親子の関係が、それが「当たり前だと信じて、疑わなかった」と言われればそれはもうその部分においては『仕方ないな』と思うしかありません。

 

これを例え話にして考えてみました。

例えば、日本人が『ご飯はお箸で食べる』と、当たり前に思っているのと同じで

母にとっては娘にそうやって家を継がせる為には傲慢な態度で取り仕切ることが

「ご飯はお箸で食べる」と同じくらいの「当たり前」だったという訳。

しかし、娘は反発し家まで出て行ってしまって

母にとって私は「ご飯を手で食べる」くらい、理解に苦しむ娘だったのでしょう。

たったそれだけのことだったのです。

 

けれども、じゃあ「ご飯を手で食べる」ことが、全世界で全くの間違いか?と考えれば

よその国には、ご飯を手で食べる人種だってあります。

「そういうことをする人種もある」ことすら知らなければ

「ご飯はお箸で食べる」のを常識と思っている人が目の当たりにした時驚くのは当たり前で

要はその先なんだと思います。

 

ん?もしかして「ご飯はお箸で食べる」って当たり前に思ってたけど、そうじゃない人もいるのかもしれない!と、少しでもそういう心が持てれば分かり合える道が開けていたかもとも、思うのです。

 

母は自分の田舎での風習を信じすぎたあまり「ご飯はお箸で食べるもの!ご飯を手で食べるなんて最低。間違い。何で箸を使えないの?」という見方しかできなかったから

言われた方も『そこまで言うなら一緒には、過ごせないよね』という選択をしたまで。

もちろん、箸で食べる努力(=母に合わせる努力)もしましたがね。

 

「私は、お箸でご飯を食べるけど、何で手で食べるの?」と、相手を知ろうともしないわ(=私に、なぜ反発するのか、反発することを怒るのではなく理由を聞いてほしかった)

「私はこういう理由があって、お箸で食べるの」(=自分はそうやって育ってきたから、たりに今そうしている。田舎育ちの考えはこうなのときちんと説明をする)

そんなに難しいことでもないと思いますが、脳みそ筋肉のガチガチの決めつけ思考の母に…できる訳ないか。

掘り下げてみたらこんなに単純な話だったみたい。あほらし。

 

 

お箸で食べたって、手で食べたってどちらが正解でも間違いでもなければ

どちらが良いでも悪いでもない。

たったほんの少し「そういう考えもあるんだね」という、視野を大きく広げる知恵が母にもあればこんなことにはならなかったんじゃないかなと思うのです。

 

今回のことで、少し母の考えていたことがわかって、良かったです。

 

やっぱり、母の視野の狭さと、表現方法の乏しさに関しては、ちょっと頭弱いなと思わざるを得ませんが

 

ちなみに、田舎の代々続く風習については、私も目から鱗だったから

田舎育ちの毒親を持っている人には参考になるかもしれないので、また書こうと思います。

 

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